山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

尾上ガーデンの夏2016

2016-06-19 20:55:26 | 植物
 「オープンガーデン」をやっている「尾上ガーデン」の夏はにぎやかだ。
 入り口すぐにキキョウ状の花が満載の「ハタザオキキョウ」が迎えてくれた。
 「ソバナ」にそっくりだが、葉柄が極めて短いのがハタザオキキョウだそうだ。
 ヨーロッパ原産の園芸植物だ。

                          
 秋の七草のナデシコといえば、本来この「カワラナデシコ」だ。
 最近は河原の環境変化で絶滅危惧種になってしまった。
 「カワラ」がつく多くの動植物は絶滅危惧種になってしまったという。
 その意味では、この庭に存在すること自体が貴重だ。

        
 ときどきよその庭で見られる「ミヤコワスレ」は、佐渡に流された順徳天皇がこの花を見ると都への想いが忘れるほどだったという話による。
 花の色も多様に開発されているようだ。

 
 暗い湿地に咲いていた「カキラン」を発見。
 名前の通り「柿色」の蘭ということで分かりやすい。
 エビネの仲間。

                            
 庭内のグリーンカラーのなかでひときわ目立ったのが、「マツモトセンノウ」の朱色の花。
 「センノウ」とは、京都嵯峨の仙翁寺にあったためらしい。

 まだまだいっぱい花が咲き乱れているので、いまが散策するチャンスでもある。
 同時に、これだけの庭を管理・創造していく尾上さんの志の高さに学ぶチャンスでもある。
                       
コメント
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