三日目のラブファーマーズカンファレンス。最終日にもかかわらず夕方までたっぷり講義や技能講習がある。体育館の片隅ではかご職人の梅沢さんが高校生につきっきりでかご作りの指導をしている。そばにいる母親もわが子のその集中ぶりに驚きを隠さない。
後半には竹鉄炮づくりのワークショップが行われる。親子の参加を梅沢さんはそばから支援をする。障害をかかえる梅沢さんの真摯な存在はすっかり有名となった。梅沢さんに次々と挨拶がある。その真っ直ぐな生き方にまわりは共感するのだ。
外も子どもの世界は非日常の魅力に満ち満ちている。「帰りたくない」と叫ぶ子どもがいる。昨日の縁日の盛り上がりは駐車している車の数の多さでわかるし、二日酔いで胃が重いともらす人も少なくなかった。
宿泊棟では講座が開かれ、外の広場ではオーガニックな売店やプレイパークが作られ、休憩所では楽器の演奏交流が行われている。学びと交流とで農的暮らしを中心とした「小さな暮し」の潤いを奏でるというわけだ。それにしてもまだまだ集会の担い手不足・準備不足が目立つ。地元の協働センターや農協とのつながりもあるようだが、まだ協力関係にはなっていない。そこを持続的に「編む」人材が要請される。