裏山の道草山の雑草の森を草刈機で切り拓く。するとすでに一週間前からイノシシがやってきて草むらに落ちた栗を食べていることがわかった。草刈りしていないと人間は落ちた栗を見つけられないが、イノシシは背の高い雑草があっても嗅覚で栗を発見できるのだ。
今では二けたの栗を収穫できるようになったが、一週間前は一桁だった。昔は背負子篭がずっしり重いくらい収穫できたが今は100個いけば万々歳だ。栗も老齢になったのだろうか元気がない。
道草山の栗レストランにはイノシシはほぼ毎日出勤しているし、畑もなんらかの様子を見ながらときには一気に行動に出る。畑の一部にはぬた場の様なベッドができたり、ミミズをあちこち食べていく痕跡を残したり、とにかく毎日チェックや痕跡が入るのだ。
そんな様子を見かねていただいた「害獣除け木タール」をあちこち撒いてみる。木酢液そのものの強力な匂いだ。自然素材から作られているのでほぼ環境に優しそうだ。1kgくらいではとても足らないが、明日以降の効果が見ものだ。とはいうものの、わが農園もついにイノシシの管理下におかれたのは間違いない。