8月末、今年もカブトムシのメスがわが家にやってきた。カブトムシがおしっこするとき片足をあげるという。それも、左足をあげる傾向があるという。それを見てしまおうとしばらく待っていたが残念ながら相手はメスだったせいか見せてくれなかった。どういうわけか、オスは飛んでこない。角が邪魔して侵入できないのかもしれない。
わが家の入口に「イチイ」の樹がある。そこにアブラゼミのメスの抜け殻が残っていた。いつの間にか、セミの鳴き声が終わり今ではもっぱらバッタたちの声に代わった。夏から秋へ昆虫も選手交代だ。寒さが急にやってきたこの頃だ。
もちろん、コオロギは徘徊していて夜になると合唱隊となる。常連の「セスジツユムシ」は人なつっこくて逃げないのだ。いっしょにテレビを見たりパソコンをいじったり好奇心が強い。
そんなとき、突然障子に体当たりしてやってきたのがカマキリだ。「こんばんは」と顔を斜めにしてあいさつしてくれた。わが家に許可なく居候しているバッタ・クモ・蛾を狙っているようだ。