久しぶりに書店をのぞく。するとあっというまに時間が過ぎてしまうが行くたびに発見が少なくない。今回の目玉は『イモムシ・ケムシ/チョウ・ガの幼虫図鑑』(小学館、2018.6)だった。小学生向けだが、やっと待望の幼虫図鑑が発行された。これがもっと早く発行されていればずいぶん助かったのに。写真もさすが小学館だけにベストショットの画像が満載で、DVDもついている。大人向きの図鑑だと1万円を越えてしまう。
サトイモによくやってくる「セスジスズメ」(スズメガ科)がコンニャクの葉にいた。眼状紋を体に並べてまわりを威嚇するが、本人はきっとおとなしそうだ。体が大きい割にはアーティストのように派手なファッションをしている。緑・黒・褐色等多様な色をしているのでいつも戸惑う。
畑のクウシンサイにいたイモムシをこの幼虫図鑑で調べたが似たもの多く、なかなかわからない。尺取虫であるのは違いないが、シャクガの仲間だろう。図鑑にそれぞれの違いの記述があれば助かるのだが。
サツマイモの畑で発見した「エビガラスズメ」の蛹。尻尾のようなものは筒の長い花の蜜を吸うための口吻だそうだ。成虫の模様が海老柄なのでこの名前がついた。このイモムシも緑型・褐色型がある。大きいスズメガの幼虫は放っておくとあっというまに葉を食べてしまう大食漢なので注意が必要だ。