今回も台風21号の被害は軽微だった。以前、土砂すべりして全国のトップニュースになった現場を見る。復興工事はまだ完全に終わってはいないが被害はなかったようだ。
雨水を逃す側溝はふだんはチョロチョロだったものがさすがきょうは滝になっていた。雨水が注がれた「杉川」も大きな音を立てて泥流になっていた。自然の脅威をあらためて実感する。むかしだったら、祟りがあったとして自らの行為や不正を正すきっかけになったに違いない。そのことで、自然への畏敬を強めたことだろう。
わが畑も秋採りトウモロコシは倒されてしまったが、ナスやオクラなどは支柱を補強したことで大きな被害はなかった。例年だと隣接する私道が川になってしまったものだが、今回は一部流れている程度で収まった。
そのかわり、茶畑の石垣からは湧き水のように雨水がどくどくと終日流れ出しているのには地下水脈網の不可思議を再認識する。それはまた、今回以上の大雨の場合はどんな結果をもたらすかの不安を同時にもたらすものだった。