地元の方から「肥料をいっぱい入手したから採りにおいでよ」との連絡が入った。さっそく大きな袋を持って車で採りに行く。木材チップを熟成したものだという。見るからに栄養がありそうな肥料だった。びっしょり汗を流しながら袋いっぱいにいただいてきた。
後日、本人がやって来て、「まだ肥料がいっぱいあるので遠慮しないでもっと採りに来なよ」と催促に来た。いやー、ありがたいね。しかも、甘柿をどっさり持参してきてくれた。「今年のうちの柿は数えるほどしか成ってないので良かったー」と喜んでいると、「最近は高齢者が多くなって柿を採るのも大変な時代になってしまったから、柿はまわりにいくらでもあるよ」とほほ笑む。
肥料は後日、採りに行くことを約束する。こうして地元からいただきものが多くなってきたことがありがたい。大都会からこの中山間地に飛び込んで10年を過ぎたいま、その手ごたえを感じ入る昨今であるのが率直にうれしい。