昨年、玄関先の庭に勝手に侵出したイチゴパワーによって、イチゴの実を摘み取ることができた。欲望は限りというものがないものだ。その味をもっとたんまりと味わいたいと欲をむき出して、畑で栽培することにした。
倉庫にあった「畔波(アゼナミ)」を活用して、ちょいと高設の畝を作ってみた。ネコ車で落花生のあった畑の土を十数回往復して土を確保する。汗をびっしょりかいたが秋の風が気持ちいい。支柱も紐もリサイクルしながら利用したのでみたくれは悪い。しかも、その場での思い付きなので計画的ではない。
経費0円ですべて古材を使って二日間で完成。ほんとうは黒マルチをやっておいたほうが雑草対策には良かったがついつい手を抜いてしまった。さてさて、欲望の拡大はいつも失敗してきたのがイチゴ栽培であるのを忘れていた。これからはもう少し冷静になってきめ細かな対応が必要だと秋の青空に向かって思い直すのだった。まずは三日間だけでも水やり・防寒・整枝から始めよう。