道沿いで伸び放題になっていた茶樹をトリマーで整枝する。1時間近くやっていると手がしびれてきたり、トリマーの重さで腕や腰の負担がかかっていくのがわかる。やり過ぎると筋肉痛になるぞとこの辺でやめる。プロや几帳面の人のようにはいかないのを前提にトラ刈りOKでスピード剪定でいく。
一年のうちで使用するのはやはり冬場となる。その時以外は倉庫に眠ることが多い。それでも、エンジンがかかるのが嬉しい。電動のものもあるようだがパワーが全然違う。ときどき歯の間に枝の断片が挟まって動かなくなってしまうこともある。しかしながら、剪定鋏でやっていくのも効率が悪い。
剪定して散らばったゴミをとりあえず集めておく。これらは茶畑跡の土留め付近にばらまく予定だ。抜根した跡地は霜が降りていて、歩くとぬかってしまう。裸地になるといろいろ問題も出てくる。
こうした剪定ごみを燃やしてしまったり、ゴミ収集に出すのはもったいない。これは資源なのだ。木材チップもどきとして裸地に活用していくのだ。いずれ肥料にもなる。
植え込みのなかに真ん中が剥げてしまっている状態の「ウバメカシ」があった。よく見たら、アケビなどのツル性植物が根元にごっそりあり、太陽を奪い取っていたことがわかった。急いで、鎌でそれらの根っ子を掘り出していく。こういう時間を確保するのがふだんではついつい後回しになってしまっていた。ここまで放置してきたことを反省する。こうして、畑の周りは少しはスッキリしてきた。農閑期でもやることが多過ぎるのが農業だ。