雨が少ないので地元の水道組合から節水の連絡があった。そう言えば、国道沿いでいつも満々としている湧き水もほぼ止まっていた。そこで、近くの川を見に行く。川筋はいつもの三分の一以下の水量だった。
ここで採れる鮎は他の川で採れる鮎よりもうまいと地元の関係者は胸を張る。それは川にできている苔がいいのだという。むかしはわんさと鮎が採れていたが今はさすがに減っているという。きょうは水が澄んでいるが、ときには土砂が流されて濁っていることもある。
むかしはキャンプ場としてにぎわったときもあったようだが、今は釣り人も数えるくらい閑散としている。そこで、地元の有志が竹を刈ったり、雑木を伐ったりして整備が始まっている。
鬱蒼としていた河原がだんだんと明るくなってきた。魅力ある河原にするためにひとりボランティアをやっているチェンソーや草刈機の音がこだまする。薪ストーブ用の柴や薪が所々に山積みされていた。「必要なら持ってっていいよ」と言うので、さっそく、連絡してお礼を述べるとともに伐ってくれた丸太をダルマストーブに投入する。ありがたい。それに勇気をいただいてオイラもひとりボランティアとして国道側の植栽整備を始めることとなった。