前回はハブ茶の原料の「エビスグサ」を脱穀したが、今回は「エゴマ」の脱穀だった。収穫した長さはどちらも120cmくらい。短いのは「千場扱き」を利用すればよかったかもしれないが、量が少ないので手で扱いでいく。エゴマの種は2mmくらいなので足踏み機を強力に回していくと遠くに飛び散ってしまう。足の微妙な踏み方が必要だがそれがいい。
次に、簡易「篩」で小さな枝やゴミを除去していく。商品にするわけではないのでこんな感じでもいいかもしれないが、次の過程で「唐箕」にかけて終了とする。今回は野生化しているエゴマの葉をジュースにしたり、炒めたり、佃煮にしたりしたので、けっこう種の収穫量は少なくなってしまった。したがって、エゴマ油はあまり期待できないかもしれない。すり鉢で擦ったり、炒ったりして調理することになりそうだ。
東京都がコロナ感染者が1300人を越え、いよいよ緊急事態宣言が検討される。対応の遅さは相変わらずだから、都会に住む人よ、「便利さを捨て、ムラに行こう」と言いたい。人間の過度な効率・便利さのグローバルな欲望が裏目に出ているわけで、これからの時代は経済も人間もスローに生きることを良しとする生き方を選択するということではないか。