山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

初めてゴボウを収穫したが…

2016-11-10 20:34:28 | 農作業・野菜
 初めてゴボウを栽培してそろそろ収穫の時期が来たようだ。
 葉を見ると勢いがあり、葉の長さと根の長さが同じらしい。
 さっそくツルハシとスコップで掘り起こしてみる。

                           
 すると何ということか、真直ぐのイメージだったゴボウが自由奔放に根を伸ばしていた。
 どうやら、土壌や肥料が固いと多根になってしまうらしい。
 そういえば、掘っているときすでに石がごろごろだった。

                            
 わが畑はまだまだゴボウ・大根・ニンジンは「又根」が少なくない。
 石拾いを続け深耕もやりながら土づくりをより丁寧にしていかなくてはね。
 再チャレンジで「またね」ということだ。

          
 さっそく、和宮様じきじきの手になるキンピラをいただく。
 掘り上げたときも根は柔らかかったが、食感も柔らかい。
 元気な葉は食べられるのではないかと思ったが、レシピはあるようだ。
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キンモクセイの一部を伐採する

2016-11-09 19:17:11 | 屋外作業
 トタン屋根のペンキ塗りはズルズル延びているが、今度は木材倉庫の屋根がキンモクセイの枯葉が溜まっているうえにサビもひどいことがわかった。
 また、キンモクセイの枝の一部を伐採しないと作業もできないので、伸びすぎたキンモクセイの枝を伐ることにした。

                
 キンモクセイの枝は縦横に伸びてしまうのでふだんから剪定をしておかなくてはならない。
 しかしそれがなかなか手が出ないので負の影響がでてしまうといういつもの結果だ。
 意を決して大木になりつつあるキンモクセイに登る。

                              
 キンモクセイの材はけっこう硬いので鋸で伐るのも手がかかる。
 枝によっては左手で伐らなければならない箇所もあり、どうしても手間取ってしまうこともあった。
 かなり伐採したので来年の花はあまり期待できない。

 きょう、アメリカ大統領選挙でトランプが勝利するという番狂わせ。
 どちらにせよ、超大国のアメリカの神通力に陰りができてきたのは間違いない。
 従来の軍事力と金による支配の限界が明らかになり、国内的には金融資本による金持ちと労働者との格差が激化している。
 そういう後向きになってきているアメリカは変われるのだろうか。
 それ以上に、アメリカに尻尾を振り続ける日本は今までとは違う方向舵を打ち出せるのだろうか。
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キウイを収穫したが少ないなりに大きいぞ

2016-11-08 18:29:56 | 農作業・野菜
 昨年、強剪定したキウイフルーツはやはり収穫量は少なかった。
 和宮様が結局一人ですべてを収穫した。
 いつもだと一日がかりで収穫するのに数時間で済んだ。
 だけど、それぞれの実の大きさは商品になるほどの大きさだ。

                          
 先週、ススキを刈り取ってキウイの棚の下に敷き詰めたばかりだった。
 先月に大きくなった雑草を刈りこんで追肥しておいたから、ススキマルチは作業もやりやすかったと思う。

               
 最近のキウイは甘かったり、赤や黄色がしていたり、いろいろな品種改良がされてきている。
 わが家のはオーソドックスな「ヘイワード」という品種のようだ。
 霜が降りる前に収穫できたのがよしよし。
 追熟の手間がかかるが、朝の野菜ジュースの常連になるキウイでもある。
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走り回る自動耕運機出没!?

2016-11-07 20:39:41 | できごと・事件
 朝起きてまもなく畑とそのまわりを歩くのが日課となっている。
 それがそれがなんということか、果樹園が、いやススキ雑草解放区にイノシシが侵入した痕跡があった。
 侵入前に必ず下見らしき痕跡がある。
 入り口から数メートルを掘ってミミズを食べるのだ。

                         
 その後変化がなければ本格侵入となる。
 ハンターに話すと、「今までは居場所が予想できたが最近のイノシシは所在が分からなくなった」という。
 だから、捕れるのはシカが多くなっているとのことだ。

                         
 久しぶりにわが自称果樹園にイノシシの本格侵入となった。
 さいわい、果樹や野菜には被害はなかったが、歩くのが大変なくらい凸凹ができてしまった。
 おそらく、土壌中の大量のミミズを捕獲してしまったに違いない。

                         
 草刈りをした後はそのままだから栄養があるうえに無農薬なので、ミミズが多いことは間違いない。
 近くの人の農地は農薬を使っているせいか雑草も生えない代わりにイノシシも侵入したためしがないほどだ。
 まあ、野菜に手をいや口を出さなかったことを良しとしよう。
 紳士的なイノシシというか、破天荒な耕運機と言おうか、これ以上のやり過ぎはいけませんぜ。
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森林公園は生きた植物図鑑

2016-11-06 20:05:16 | 植物
 森林コーディネーターの有志が創った「森の案内人の会」主催の研修会を静岡県立森林公園で行う。
 とても一日では回りきれない広さと魅力に満ちている。
 早めに会場に着いたので歩いてみたら、途中でホトトギスの群生を発見。

                                  
 ビジターセンターに行ってみると、そのホトトギスは、「タイワンホトトギス」のようだ。
 ホトトギスは花が茎に直接つくが、タイワンホトトギスは茎から枝分かれした頂部に咲く、という。
 ついつい、花だけしか見ていない自分の思い込みに気づく。

       
 園内には赤い実が多く見られるが、「サルトリイバラ」がところどころでチョイ見せしてくれる。
 それに、赤い実ができていると「サンキライだ!」と叫ぶのはムードメーカーでリーダーの「野番人」さん。
 毒消しのために「山」に行き、実を食べて「帰」って「来」たというネーミングが有名。

                           
 園内で圧倒的に見られた赤い実は「コバノガマズミ」。
 いわゆるガマズミの葉より小さいが、天竜区の自然でもコバノガマズミの個体のほうが多い気がする。
 ミヤマガマズミというのもあるが、ひょっとするとそれかもしれない。

                         逆になかなか見つからなかった赤い実として、「ゴンズイ」の実を発見。
 赤い実が割れて中の黒い種が見られてそのコントラストが美しい。
 ゴンズイを山野で発見できるのはやっとだが、わかってくると意外に見つけられる。

      
 針葉の葉が硬いのでネズミの通り道に置いておくとネズミ除けになるという「ネズミサシ」。
 ヒマラヤシーダーにも似ているが、赤松林に混じっていることも多く、マツタケもできるらしい。

 花の少ない秋でもまだまだ魅力的なゾーンや植物・きのこも豊富だ。
 日曜のせいか利用者がけっこう多かったのが安心。
 ボランティアとともにどう管理運営していくかが見ものだ。


                          
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生コンで集落の道路づくり

2016-11-05 19:39:36 | 出会い・近隣
 昨年に引き続き集落の水道施設までの道を生コン舗装をする。
 水道施設は集落の水道組合で管理しているので、使用量にかかわりなく毎月一律1000円だ。
 行政から現物支給の生コンをもらい集落総員で道路舗装をするというわけだ。

                         
 仕上がりは粗いがこれで予算はかなり軽減される。
 施設が山の上にあるので道幅が狭く、ミキサー車が入れるのはギリギリ。
 手慣れたものでそれぞれ手際よく粛々と作業が進行する。

                          
 生コンをならす「鋤簾」はほとんどの人が持参していく。
 作業が終了したらすぐに水で洗わないと鋤簾に生コンが固まってしまう。
 長靴も洗わないとなかなかとれなくなる。     
 
      
 途中からミキサー車が入れなくなったので小型のブルドーザーで生コンを運搬する。
 集落のメンバーのなかには大工さんや建設関係者もいるので、指導者もいるし重機も自前で出動だ。
 中山間地の過疎地であっても、安いコストと知恵と住民参画で地域づくりが当たり前のようにすすめられている。

 オリンピックや復興事業が膨大な予算がはじきだされているが、このことは住民と専門家が参画すればかなりスリムな予算で実行される証左にもなる。
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屋根を掘り出す!??

2016-11-04 19:17:48 | 屋外作業
 さわやかな秋の空が倉庫の屋根を照らす。
 道草山に隣接するこの倉庫は、農機具がそろう重要な建物だ。
 山に隣接しているので枯葉や土砂が積もっている。

                        
 それどころか、屋根の一部が土砂に埋まっていたのでツルハシとスコップを使って掘り出す。
 もう1m、山から離れていれば良かったが、急峻な山からの土砂の流出や枯葉を考慮しなかったのだろう。
 トタンは案の定サビがひどくなっている。

                       
 支える木材も腐っていた。
 この修理をしている余裕がないが応急処置が必要だ。
 日陰にあるため、お昼近くでも屋根は朝露が払拭できていない。
 これではペンキも塗れない。

        
 とりあえず、中央部分のサビをとり、釘が浮いている部分を新たに補強する。
 樋に溜まった枯葉や泥を取り除く。
 来週半ばにはペンキ塗りを始めたいが、朝の天候次第で作業が決まる。
 中古民家を入手するときは、修理費用をよく考慮しないと高い買い物になってしまう。
                               
 個人の国政介入疑惑で揺れる韓国。
 怪しい人物が芋蔓のように次々出てくる。
 そういえば、オイラの髪の毛が邪魔でしょうがないころ、『韓国からの通信』という岩波新書を読んでいたのを思い出す。
 軍事政権下からの命がけの情報だっただけに迫力があった。

 詩人とクリスチャンが民主化運動の希望の星だった。
 そのころ若者だったのが現韓国大統領だ。
 民主主義が歴史に定着するのはいつになるのだろうか。
 いえいえ、日本のことです。
 
 
 
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あわててトマトハウスを解体

2016-11-03 20:09:24 | 農作業・野菜
 天気が良かったので午前中主屋の屋根のサビ落としを始める。
 やりながら、倉庫の屋根のほうが重症なので明日以降はそちらのサビ落としを優先するつもり。
 午後の住まいは早くも陽が当たらなくなっていた。
 しかも、風がかなり強くなってきたため、片づけを怠っていたトマトハウスが壊れそうだった。

                          
 あわててトマトハウスのパッカーなどの小道具をはずし、飛ばされそうだったビニールを剥がす。
 これでひとまず安心。
 今年は台風のコースが外れてくれたおかげでトマトハウスの直撃は免れた。

                          
 ひと通りポールや竹の支柱をやっと取り外すとなんとなく寂しい思いもこみ上げる。
 今年は雨が多く例年以上にカビの伝染がひどかった。
 それでもコンスタントにトマトを供給してくれた。

        
 ポールもずいぶんくたびれてきた。
 最初に塗ってあった白いペンキもほとんど残っていない。
 何本かは曲がってしまって処分したり、新しいポールも補充した。

          
 ハウスの内外に打ち込んだ竹の支柱を掘り出したが、今年は竹の支柱が足りなくなった。
 近くの竹林の勢いがなくなってきたようなのだ。
 ひょっとすると、竹の伐り過ぎだったかもしれない。

 これで夏は終わった。
 春からずっと走り続けてきた気がしてならない。
 人生は、一日は、長いようで極めて短い、ということを痛感する年齢になってしまった。
 
 
 
 
 
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寒さに耐えるモンキチョウ発見

2016-11-02 21:21:41 | 生き物
 2mを越えるススキと格闘した一日だった。
 そのため草刈機のナイロンコードを久しぶりに鋼刃に変える。
 石の上で小休憩をとって腰を下ろしたところ、足元に「モンキチョウ」がいた。

                     
 畑にくる黄色い蝶といえば、ほとんど「キチョウ」ばかりだった。
 つまり、紋がない黄色い蝶がほとんどだった。
 そのうえ、じっとしていないことが多いので、キチョウをじっくり見ることがなかった。
 あらためて、「モンキチョウ」の模様にしばし見とれる。

                          
 寒さのせいだろうか、じっと動かない「モンキチョウ」を見るのは初めてだった。
 手でつまんで近くのシモクレンの葉っぱの上に乗せると、こんどは翅を閉じたままだった。
 この白い紋が名前の由来だ。
 
 荒涼としたススキの野で「モンキチョウ」の美しさがよけいに輝く。
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明治のレンガ積みトンネルの謎

2016-11-01 20:36:29 | 歴史・文化財
 一昨日歩いた天竜・二俣の景観・史跡は魅力がある。
 名主の田代家から歩いてまもなく、国道だった旧道の明治32(1899)年開通した「鳥羽山洞門」を通る。
 入り口上に名前のプレートがあったがはっきり読み取れない。
 トンネルの入口と出口はしっかり補強されていた。

                            
 トンネルの真ん中を見上げるとレンガ造りだったことがわかる。
 日本最古のレンガ造りの道路トンネルは、明治16(1833)年兵庫県鐘ガ坂トンネルという。
 しかし、そこはイベントのときだけしか開放しないらしいから、現役のトンネルとしては鳥羽山洞門は貴重な遺産ではないかと思われる。

                 
 鳥羽山の並びにある近くの国道にはよく利用している「鳥羽山隧道」がある。
 そこは東海道本線のバイパス線の旧「二俣線」(現天浜線)とぶつからないよう配慮されて、昭和17(1942)年に開通したもので踏切を横断しない。
 こちらのトンネルは静岡県の歴史的土木遺産として認定されている。

 素人感覚では「鳥羽山洞門」のほうこそ、「レガシー」として認定されてもいいのではないかと思うのだが。
 ちなみに、トンネルができていない明治2年に、北海道の名付け親・探検家の松浦武四郎がこの鳥羽山の峠を歩いている。
 まだまだ発掘されていない史跡が埋もれている天竜の要衝・二俣地域の魅力は尽きない。
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