山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

山里の瑞雲院山門の見事さ

2018-01-21 21:47:55 | 歴史・文化財

 浜松市春野町に入ってすぐに天野氏が創建した瑞雲院がある。家康が二回目(1回目は敗北)に犬居城を攻略するために本陣とした場所でもある。戦が終わり、1750年(寛延3)に再建した寺が現在の場所にある。きょうは犬居城を制覇してから瑞雲院の山門を見る。

 

      

 山門にはモダンな模様や木組みが見事だ。ベンガラ色も鮮やかながら引き締まっている。これほどの建築様式としては北遠の曹洞宗楼門型式としては珍しいらしい。

         

 屋根のシャチだろうか、かっこいい。防火祈念の意味がある。尻尾を出している下は水面で火事にあわない意味があるという。

 

           

 山門の天井は植物の絵が描いてあった。19歳の若き画家が描いたらしい。2014年に山門の保存修理をしたらしいが、外に丸出しの山門は傷みが激しくなる。

 毎月の森林散策会はきょうで卒業。快い刺激と感動の機会をいただいて仲間に感謝あるのみ。今後はからだの調子をみながらマイペースの自然観察は続けていく。            

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いよいよ現実のロボット

2018-01-20 21:13:02 | できごと・事件

 先日、久しぶりに回転寿司に入る。すると、いつも受付するスタッフがいなかった。かわりに、「いらっしゃいませ」と若い女性の声が聞こえた。振り向くと、いまはやりのロボットではないか。

 ついにここまでやってきたんだと感嘆とさびしさとの複雑が心をかき混ぜる。同時に、ロボットの明るい声とテキパキ的確に対応する姿は頼もしい風景となっていた。

  与えられた番号札の席に行くと、そこの両サイドは空いていてそんな配慮ができるロボットであることにさらに感心する。

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まだまだあるトヨタ・エンブレム

2018-01-19 21:49:01 | 自動車・エンブレム

 あまり見かけないトヨタのエンブレム「アルテッツア」を発見。イタリア語で「高貴」を意味するらしくデザインがかっこいい。そのスポーティさと安全ボディの洗練されたスタイルで「日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞する。販売は1998~2005年だったので生産終了。後継車は「レクサス」。

 

    

 「MARK」とは…「記号・しるし」の意味で、このトヨタ「MARK Ⅱ」は、高級車「コロナ」の第2号というほどの意味。「コロナ」のロゴは似ているが「C」の中に米印があるがまだ出会っていない。「MARK Ⅱ」は1968~2007年の高級車ブームの中心的存在だった。

 吉田拓郎の歌をいまだ聴いているがその中に「マークⅡ」という歌がある。歌詞には車の「マークⅡ」は全く出てこない。拓郎によれば、彼女に振られて喫茶店にいたら、窓外で金持ちそうな男性が「マークⅡ」から出てきて、なんと彼女がそれに乗っていった、という逸話がある。その拓郎の心情が歌詞に沁み出ていてメロディーもしっとり迫ってくる名曲だ。

 

         

 トヨタ「ラクティス」は、「Run」の「R」、「activity」の「acti」、「space」の「s」の造語。女性向けの「ファンカーゴ」を男性向けにした後継車としている。

 遠くから見えるこのロゴはわかりにくいし、走っているとさらにわかりにくい。「エスティマ」のロゴの字体と似ているので、すれ違うとき瞬間的にどっちかなと迷ってしまう。やはり、ロゴはわかりやすいほうがいい。

 

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<ちばてつや>『紫電改のタカ』の願い

2018-01-18 20:56:17 | 読書

 「紫電改」とは、旧海軍が従来の「紫電」戦闘機を改良し最後に開発した迎撃戦闘機だ。「零戦」より命中精度・火力が優れていることで、米軍はかなり警戒した戦闘機だった。その搭乗員の主人公・滝城太郎は奇想天外な行動で難局を乗り切る。

 

 実在していた<源田実>司令(真珠湾攻撃を立案、アクロバット飛行でも有名。戦後は航空自衛隊育ての親であり国会議員ともなる。)が登場するのが意外だった。ストーリーは小学生でも楽しめるマンガチックなものだが、ちばてつやの優しさが溢れてくる。

 

 

 それは表紙のイラストにも表れていて魅力的だ(2巻は表紙なし)。戦闘シーンも迫力ある描画であるのも見逃せない。『あしたのジョー』に出てくる<力石徹>のような登場人物も出てくるのも<ちばてつや>らしい。

 

     

 最終巻には今まで触れてこなかった作者のいちばん言いたいことを台詞にしている。「数知れないほど多くの人間がこの戦争のために命をすてていった」と、平和への切実な希求を直截に訴えている。

 そして戦後の滝城太郎は、教師となって「戦争というものがいかにおそろしいものか、二度と繰り返さないよう、教えてやるんだ」と結ぶ。

                 

 ちばてつやの人間を信じる心のルーツは、満州から引き揚げるときの出来事だ。父の同僚の中国人が屋根裏部屋に匿ってくれたおかげでいのちからがら日本に戻れたのだ。そうした想い入れが結実となったのが『あしたのジョー』なのだと理解した。

      

 

 

 

 

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追悼!早坂暁「夢千代日記」を観る

2018-01-17 21:00:56 | アート・文化

 (画像はDrillspinより)

 朝から終日雨となり、近くの県道が通行止めとなる。これ幸いと早坂暁のドラマ「夢千代日記」5話を一気に観る。早坂暁は先月88歳で亡くなったが、彼の市井の優しいまなざしがいつも感動を呼ぶ。

                         

 

 ドラマは原爆後遺症に悩む主人公夢千代に吉永小百合、訳あり芸者の秋吉久美子・樹木希林、刑事の林隆三・中条静夫などそうそうたる配役。ケーシー高峰のニセ医者も泣かせる。

                        

  雪と寒風、日本海の荒波を背景とした温泉町に寄り添う訳ありの人生。それぞれの境涯を知っていくにつれ、涙腺が緩んでいく。早坂暁の共感力は、爆心地広島の死の地獄を見たこととそこに赤ん坊の泣き声という生命の誕生を聴いたことにある。

 

         

 エンターテインメント重視のドラマが横行する現在のドラマのなかで、ひたひたと人間のもの哀しさとおかしさを奏でる早坂流ドラマツルギーはブラウン管?からすっかり喪失してしまった。

 演出した深町幸雄が手掛けるドラマもそうした人間の葛藤と共感とを共有させる深さがある。彼もすでに他界してしまい、彼を引き継ぐ演出家がいなくなってしまったのは、時代なのだろうか。

     

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のんびり隣の道路清掃だどー

2018-01-16 20:34:45 | 屋外作業

 わが家の隣の道を通る人はほとんどいない。ときどき害獣駆除でハンターが車で通るくらいになってしまった。この先には空き家しかない。

 といっても、大雨が降れば土砂や枯葉も流れてくる。そんなわけで道の両側にはいつのまにか自然ゴミがたまってしまった。

 

             

 二日かけて自然ゴミを集めながらネコ(一輪車)で10回以上は運んだと思う。それを畑の周りに撒いて肥料にしていく。

 ついでに、周りの樹木の枝剪定も行う。それはまた、焚き火の薪となり、灰になっていずれ畑に戻される。こうして、道の掃除は結果的に環境保全型の農作業となる。 

 

 こうして夏から懸案だった道路の清掃が終了する。最近は両脇の石垣から小石が流れてくることが多くなった。つまり、石垣も隙間が多くなり、石垣の上の土砂も溜まってきたという時間の経緯が蓄積してきたことでもある。

 昨日は、山のフリマイベントである「山の楽市」の打合せを行う。従来はやや個人的な取り組みだったが今回は集団的な取り組みに発展してきたことが大きい。さらには、30代~40代の若手が動いてきていることも特筆してよい。課題はあまたある過疎の中山間地だが、よりベターな一歩があることで期待値が高まっていることが心強い。     

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今年初めての焚き火で焼き芋だ

2018-01-15 18:22:25 | 野外活動

 本当は年末にやるべきはずの焚き火だったが、年越ししてしまった。

 というのも、年末は強風・突風が続きなかなか焚き火ができなかったわけだ。畑から次々出てくる古い支柱や剪定した枝がたまりにたまっていたので、ホッとする。

 

             

 ダッチオーブンでほっくら焼けたサツマイモは、見たくれは悪いが味はバッチリ。なんといっても、わが畑で育ったベニハルカちゃんだ。蓋を開け閉めしたとき灰が混じってしまったのだ。久しぶりの焼き芋・うどんは昼食として小さな胃を苦しめてしまった。

 グミの枝も強剪定したので、次回の焚き火の自然エネルギーは確保済み。そう言えば、小泉元総理は原発ゼロ法案を提出するという。連合からブレーキのかかってもたもたした野党のなまくら刀はいまだ磨きがかかっていない。

 元総理は間違った政策を導入してしまったことを反省して今法案を提出する意味が深いが、マスコミは事実報道だけの泡沫ニュースだ。自然エネルギーを一部導入して暮らしている人はオイラだけではないぞ。   

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狐が咥えている物とは

2018-01-14 21:03:55 | 歴史・文化財

 来週行われる「散策会」の下見を地元の杉山さん(「熊の親子」会長)案内を得ながら6人で行う。いつもの山城「犬居城」を歩き、終点は「駒形稲荷神社」を訪問する。

 「稲荷」神社とは、「稲」を「荷」なって(担って)神に捧げる神社という。つまり、五穀豊穣を祈願する神社ということらしい。さらにまた、「駒形」とは名前の通り「馬と蚕の守護神」だという。近くの南中学校では馬を飼育する場所だったということだ。納得だ。

 

                 

 来週の散策会のため宮司さんが片づける予定を延ばして赤い幟を残してくれているという。地元杉山さんならではの配慮をしてくれていた。鳥居の朱色は、生命の躍動、災厄を防ぐ色だという。

 また、2月の最初の「午」の日に行う「初午(ハツウマ)」は、馬の安全祈願、農耕開始の合図だという。

 

              

 向かって左の狐は、「玉」を咥えていた。この玉は、霊力を示すというが、そう言えば狛犬も咥えていたっけ。この狐像は石像ではなく金属製だ。よく見る稲荷社の狐は貧弱で壊れていることが多い。そのため、金網で覆われているのを多く目撃してきた。

 

               

 右側の狐は、「鍵」を咥えていた。この「鍵」は、御神体を納める本殿の扉の錠前の鍵だという。神の使者である狐がその霊力を引きだす鍵を咥えているということだという。

 狐は、山と里とを往還する習性があり、それが山の神と人間とをつなぐ使者役(眷属=ケンゾク)に選ばれたのではないかということらしい。

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顔を洗えなーい!?

2018-01-13 20:27:59 | できごと・事件

 いよいよ寒さが本格的になった。

 起きて間もなく顔を洗おうとしたら水が出ない。冬でも室内で水が凍ってしまうのは数えるほどなのに、このところ頻繁になってきた。午後には水が出ることもあるがきょうは夕方になってはじめて水が出た。

 

            

 おかげで顔を洗うのを忘れてしまった。外の水道は、水滴が凍っていた。こちらは終日凍ったままだ。

 寒さと運動不足のせいか、足がつってしまったので、あわてて運動をする。でも急にやると翌日に筋肉痛になるのでほどほどにして、毎日やることが大切だ。

             

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犯人はイタチかアナグマか?

2018-01-12 23:06:26 | できごと・事件

 年末年始に家を留守にしていたところ、台所の排水溝の脇を破った跡があった。

 はじめはネズミかなと思ったが、破損個所が大きいのでネズミ以外であるのは間違いない。穴熊が横行しているので犯人候補第1位だが破損の大きさを考えるとイタチ説が浮上した。しかも近くにイタチらしい糞が残っていたので、当局はイタチを真犯人と特定しつつある。

 

         

 さっそく、修理に入る。たまたま色付きボードがあったのでそれを利用することになる。手動の糸鋸で円を切ったがなかなかうまく切れない。丸型ヤスリでなんとかパイプの大きさに合わせながら削っていく。

 電動糸のこ盤が欲しいところだがふだんはなかなか使わないので二の足を踏む。

 

         

 寒いなかでの作業だったが、なんとか補修を完了する。

 さいわい、食べ物は近くに置いてなかったので被害はなかった。きっと、イタチ(又はアナグマ)も迷路に入り込んで慌てたような感じだ。当局も犯人を逮捕できず本件は迷宮入りとなった。

            

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