インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
2008年/アメリカ
タブー
総合
70点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
似たような作品を観慣れたためなのか、期待が大き過ぎたためなのか、正直あまり感動しなかった。確かにスピルバーグが監督しているだけのことはあり、例えば『ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記』のような粗い演出はなかったが、ただ無難にまとめてしまった感じもする。
最近でも『大いなる陰謀』『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』『ランボー』など戦争は描かれ続けているが、もしこの作品が‘戦争映画史’に名を残すとするならば、ハリウッド大作として(恐らく)初めて1957年の核爆発(実験ではあるが)の被害状況を詳細に描いたことにある。「クリスタル・スカル」に奥深い意味があるとするならば、X線に照射された人体の暗示だと思われる。もっともインディ・ジョーンズは冷蔵庫に入って放射能から逃れることが出来るし、被害者はほとんど人形であったことがハリウッド映画の限界なのであろう。‘ヒロシマ’‘ナガサキ’まではまだ遠い。
JUNO/ジュノ
2007年/アメリカ
ミュージカル
総合
80点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
16歳の少女が妊娠してしまうというストーリーは今となってはありふれたものになっているが、似たような他の作品と違う点は、エレン・ペイジの好演もさることながら、この作品は少女の妊娠を特異なものとして描いてはおらず少女の妊娠をきっかけとして恋人や家族の愛情のあり方が描かれているところにある。だからこのようなストーリーにありがちな重苦しい雰囲気は避けられている。
この作品の秀逸さは挿入歌の使い方にある。例えば主人公ジュノがいつまでも大人になりきれないマークに告白される時、Mott The Hoopleの「All The Young Dudes(すべての若き野郎ども)」が流れたり、ジュノと恋人のブリーカーが2人でいる時、The Velvet Undergroundの「I'm Sticking With You(私はあなたに離れないでいる)」が流れたり、ヴァネッサが生まれたばかりの養子として迎える男の子と初めて面会する時、「Sea Of Love(愛の海)」が流れる。歌詞の一節「I wanna tell you how much I love you(どれだけ私があなたのことを愛しているのか私はあなたに言いたい)」はまさにヴァネッサが言いたいことだろう。
このようにこの作品は挿入歌が物語にとても効果的に働いているのだが、英語が分からないとその良さが理解できないことが残念である。
新銀行東京、保証能力に疑問=債権全額をリスク資産に-都内信金(時事通信) - goo ニュース
そもそも新銀行東京は一般の大手銀行が出資しないような中小企業に対して
無担保融資を中心とした東京都が出資する普通銀行であったはずである。しかし
業績悪化のための都による400億円の追加融資後、1店舗になり店舗外設置の
ATMの全面撤去に加えて貸し渋りが目立ち始めた。つまり新銀行東京はすっかり
性格が変わってしまい大手銀行がすることと同じようなことをするようになってしまい
存在する意味がなくなってしまっているのである。それどころか中小企業を心配する
以前に自分自身のことで精一杯なのだ。400億は溝に捨てたと思って間違いない。