MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

沖縄という“他国”

2009-12-05 00:33:25 | Weblog

神戸市の抗議に激怒=普天間移設で-橋下大阪知事(時事通信) - goo ニュース

橋下大阪府知事が米軍普天間基地移転問題で神戸空港を米軍訓練の受け入れ

先とした発言に対して神戸市の後藤範三空港事業室長が「他の自治体が管理運営

する空港について基地の移転先として例示するなどもってのほか」と府空港戦略室

に電話で厳重抗議したらしい。これだけ長い間、沖縄の米軍基地が問題視されて

いるにもかかわらず、敢えて同国内の沖縄の問題を分かち合おうと声を上げただけ

でこの叩かれようは酷いと思うが、間違いなく残念なことに他の都市の首長も同じ

ような態度に出ると思う。60年以上沖縄県にあることを前提としてきた米軍基地を

今から他県へ移動させることは無理がある。社民党は沖縄県外の移設を偉そうに

主張していても今日まで移設先を他県に交渉していた様子はなく、ただ何の代案も

ないままに主張しているだけなのは毎度の事ながら呆れてしまう。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『母なる証明』 100点

2009-12-05 00:17:12 | goo映画レビュー

母なる証明

2009年/韓国

ネタバレ

「Dance Me to the End of Love」

総合★★★★★ 100

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 私にはそのような習慣がないのでよく分からないのだが、人がダンスをしたくなるのはどのような心境の時なのか想像してみると恐らくとても嬉しい時で心が弾み、心の弾みだけではおさまらないから体が動きだしてダンスになるような気がする。しかしこの作品の冒頭の母親のダンスは全く楽しさが感じられない。その理由は後になって分かるのだが、むしろ母親は無理にダンスをすることで沈んでいる心を鼓舞しているように感じる。
 ではラストシーンでの母親のダンスはどうだろうか? 勿論ダンスをする前に母親は自ら太ももの内側にあると言われている‘悪いことを忘れられるツボ’に針を打つことで嫌な思い出は既に忘れてしまっているはずだから、楽しくダンスをしているはずなのだが、母親の顔は逆光の上にその他のバスの乗客たちに紛れ込んで確認できない。
 いずれにしてもこの作品に登場する人物は‘棒立ち’でいることが禁止されているように見える。冒頭で息子のトジュンは‘棒立ち’だったために車に轢かれたのであり、‘棒立ち’だったために殺人事件に巻き込まれたはずなのだ。
 トジュンが母親が置き忘れていた針箱を見て何を思ったのかよく分からないし、今後、幼い頃に母親に殺されそうになった出来事を突然思い出すように自分の犯したことを思い出すのかどうかも分からない。私たちに分かることは記憶と対峙できるのはダンスだけであり、何度試みて失敗しようともダンスによる心の鼓舞だけが救いになるということだけである。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする