グリーン・ゾーン
2010年/アメリカ
‘正当性’の勇み足
総合
60点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
確かにいまさらこのテーマで映画を撮る意義があるのかどうか疑問が生じてしまうことはやむを得ないかもしれないが、それでもキャスリン・ビグロー監督の『ハート・ロッカー』と見比べてみたくなる理由は、戦争映画であるという共通点以上に両作品ともにバリー・アクロイドによって撮影されているからである。
『ハート・ロッカー』が誰だか分からない敵と戦わなければならない兵士の姿を描いているとするならば、『グリーン・ゾーン』は味方が誰だか分からないまま戦わなければならない兵士の姿を描くことを意図しているように思われる。しかし残念なことに早い段階で敵味方ははっきりと分かってしまい、予期せぬどんでん返しもないために『ボーン・スプレマシー』や『ボーン・アルティメイタム』のようなスリリングさが欠けてしまっている。‘告発’にこだわり過ぎたために映画が本来醸し出すはずの面白さを犠牲にしてしまった印象が残る。
「農水相が外遊先でゴルフ」報道 根拠ないとTBS謝罪(朝日新聞) - goo ニュース
それにしてもTBSはなかなか懲りない。いつものように「発言に対する裏付け取材
が不十分だった。おわびいたします」と謝罪しているが、赤松広隆農林水産相が
口蹄疫の発症後、外遊先でゴルフをしていたと“複数”の民主党幹部が証言したと
いうのならば、裏付け取材をしていたということである。それにもかかわらず農水省
から訂正を求められ、確認したところ、取材に応じた民主党幹部が「情報は伝聞
だった」と話したというのならば、その“複数”の民主党幹部全員が伝聞だったという
ことなのだろうか? 裏付け取材の仕方も知らないような報道局に存在意義がある
とは思えない。