エクリプス/トワイライト・サーガ
2010年/アメリカ
‘結婚’という制度について
総合
90点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
『トワイライト~初恋~』、『ニュームーン/トワイライト・サーガ』と続き、『The Twilight Saga : Breaking Dawn』2部作前の、とりあえず3部作の最後となる本作『エクリプス/トワイライト・サーガ』をどのように終わらせるのか多少の不安を抱えて観にいったのであるが、3部作の中では最も出来が良くて期待以上のものだった。
主人公のベラ・スワンが宿命のようにヴァンパイアのエドワード・カレンに惹かれてしまう。その危険な関係を熟知しているエドワードは彼女に別れを告げて姿を隠してしまう。ベラと幼なじみのジェイコブは落ち込んでいるベラを励まし、ベラに対する熱い想いを伝えるのであるが、結局ベラはエドワードを救出して、ヴァンパイアになることを約束して婚約することになる。
まさかヴァンパイアやオオカミ族が出てくるような作品を‘リアリズム’として観るような人はいないと思うが、言うまでもなくこの作品は17歳の少女の揺れ動く恋心の‘寓話’である。
ベラの父親のチャーリーはエドワードよりもジェイコブがベラの恋人として相応しいと思っているが、実はベラ自身も雪山で凍死しかかった時やラストの抗争の際に重傷を負ってでも自分の体を張ってベラを救おうとしたジェイコブを恋人として選んだ方が幸せな人生が送れることが分かっている。しかしそれでもベラがエドワードを恋人に選んだ理由は、ただエドワードの方が好きだったというような単純な話ではなく、確かな幸福を得るより、敢えて‘故郷’の安穏さを放棄してでも未知の世界に踏み込んで危険に身を曝すことが生きている実感を得られ、人生のあらゆる可能性を限りなく広げられることが分かったからである。この時、結婚という制度がベラの強い決意を示す、まさに‘血判状’として機能するのである。
作品の途中で多用されたハンディカメラによるぶれた映像の演出意図がよく分からなかった。いずれにしても‘おじさんたち’には理解できない作品ではあろうが思春期の女の子たちには是非見てもらいたいと思う。
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それにしてもイライラするテレビ中継だった。もちろん日本シリーズ史上最長試合
だったとか挙句の果てに引き分けで勝負がつかなかったということではなくて、
ゲスト解説の野茂英雄の声が籠っている上に小声であるためよく聞き取れなかった
からである。元は偉大なメジャーリーガーであるために同じゲスト解説の古田敦也
も解説の田尾安志も注意できなかったようだが、清原和博ならば野茂に対して
「もっと声をはれ」と言いながら彼をしばくことができたのかもしれない。その後の
場の空気がどのようになるのか分からないが、私のイライラは解消したはずである。