MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『イントゥ・ザ・ウッズ』

2015-05-03 00:37:42 | goo映画レビュー

原題:『Into the Woods』
監督:ロブ・マーシャル
脚本:ジェームズ・ラパイン
撮影:ディオン・ビーブ
出演:ジェームズ・コーデン/エミリー・ブラント/アナ・ケンドリク/マッケンジー・マウジー
2014年/アメリカ

また呪われるかもしれない問題の解決方法について

 そのシンデレラも登場する本作は、「事件は森で起きている」ということをコンセプトに『シンデレラ』、『赤ずきん』、『ジャックと豆の木』、『ラプンツェル』の4つのグリム童話を組み合わせたものである。一度はそれぞれのキャラクターの望みが叶い収束に向かおうとした物語は空から落ちてきた2つ目の豆を見逃してしまったことから再び混沌とし始める。森に対してはみんなで力を合わせて暮らしていくことが一番だという結末になるそのストーリーそのものは悪くはないのであるが、感動があるかどうかとなると微妙である。事の発端が不妊であり、問題の解決が巨人の妻の死であることからその結末が素直に良いとは受け取れないのである。


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