寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

ネブト(中編)

2007年05月29日 | 食材

ではネブト天(ぷら)の話をしよう。ネブトは小骨の多い魚であるから、出刃包丁でコンコン叩いて細かくする。

擂り鉢に移し、塩・山椒少々・卵白を加えて、擂り粉木で丁寧にあたる。プルプルの状態にしてから、ごぼうのささがきも追加。

両手にサラダ油をつけて円板状に整形する。冷蔵庫に入れてしばらく寝かせておく。

揚げる前のネブト天

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ネブト(前編)

2007年05月29日 | 食材

瀬戸内の小魚。地方によって様々な呼び名がある。淡路でも同じ言い方だ。頭に石があるので、これは捨てる。頭とワタを除くと歩留まり50%くらいだろうか。

軽く粉をつけてから揚げにしたものはこれからの時期、最も人気がある。このから揚げを三杯酢につけて保存食にすることも多い。

私は気分がのると、摘み入れ(つみれ)や天ぷらに加工する。手間をかけて美味しいものを食べるのだ。小料理屋でも出すところは少ない、粗利の取れない隠れメニューでもある。

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野崎洋光が教える初めての料理

2007年05月29日 | 書籍

2006(平成18)年11月1日第1版発行、秀和システム

日本料理の基本を簡潔に説明した良書である。嫌味な薀蓄を排除して理論的に分かりやすく語っている。見てくれ重視の薄っぺらい京都料理へは辛辣な意見を述べる、一本筋の通った男である。前書きからは素直な人間性が伺える。

家庭料理は、料理屋の料理ではありませんから、材料や盛りつけに凝るなど、細かいことにこだわる必要もありません。
ここでは目安としての分量を明記しましたが、参考程度に確認すればいいと思います。

料理はコツとなる基本をおさえてしまうと、応用もできるようになる。
一度は真似をし、自分なりに取捨選択しながら活用すればいいと思います。
あとは自由に、自分らしい料理を楽しんでください。

バランスの悪い外食を続け、命を自ら縮める、常に受身のおっさんにぜひ読んでいただきたい(笑)。家庭の食事を疎かにする男は得てして仕事もできないのだ。

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