2006(平成18)年11月1日第1版発行、秀和システム
日本料理の基本を簡潔に説明した良書である。嫌味な薀蓄を排除して理論的に分かりやすく語っている。見てくれ重視の薄っぺらい京都料理へは辛辣な意見を述べる、一本筋の通った男である。前書きからは素直な人間性が伺える。
家庭料理は、料理屋の料理ではありませんから、材料や盛りつけに凝るなど、細かいことにこだわる必要もありません。
ここでは目安としての分量を明記しましたが、参考程度に確認すればいいと思います。
料理はコツとなる基本をおさえてしまうと、応用もできるようになる。
一度は真似をし、自分なりに取捨選択しながら活用すればいいと思います。
あとは自由に、自分らしい料理を楽しんでください。
バランスの悪い外食を続け、命を自ら縮める、常に受身のおっさんにぜひ読んでいただきたい(笑)。家庭の食事を疎かにする男は得てして仕事もできないのだ。
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