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寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

割烹で食した珍味(前編)

2008年09月16日 | 外食

独特の発酵臭と爽やかな酸味が特徴の「鮒寿司」。微生物の作用と作り手の愛情によって深い味わいが生まれる。1切れで生ビールが1杯飲めるほど。我が国における寿司の歴史を研究する上では外すことができない食品だ。

続いて鯨の「尾の身」。霜降りだが、決して脂っぽくはない。和牛刺しを軽く凌駕する上品な旨みがウリだ。貴重な部位をゆっくりと噛み締めて目を細めた。本当に美味しいものはたまに食べるからこそ感動が大きいのである。

極上の尾の身に舌鼓を打つ

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割烹での悪口雑言

2008年09月16日 | 外食
ラフな格好で現れたHさんは私を見つけると片手を挙げて「おぅ」と言った。顔を合わすのは今年の冬以来だ。私達は駅前の割烹に入り、座敷に上がった。

汗をかき過ぎて喉はカラカラである。つまみを注文して生ビールで乾杯した。「うまいっ!」2人の口から同じ言葉が飛び出した。私が持参したレア物を手渡すとにやっとしての北京オリンピックの話題を振ってきた。

「閉会式にはあのジミー・ペイジが出たらしいな。お前見たんか?」

「ええ。まあ一応」

「で、どうやった?」

「‥‥‥。そうそう、佐田からも同じ質問を受けましたよ。ベッカムの面はとても良かったですが、ペイジは大根役者でしたね。腹のぷっくり出たクラプトンと同様に見っともなくて哀れでした。その点ジェフ・ベックは違います。別格というか。年々渋くなる名優のようで。決して守りに入らず攻めの姿勢を貫く、孤高のギタリスト」

「そやな。ベックはめっちゃ格好ええと思う。ペイジはやっぱりあかんか」

「はい。全然あきまへん。既に終わった人ですよ。それを無理して褒めるのはかすみ目のヅラオヤジくらいでしょう。現在がないのは非常に辛いw」

「あははは。ほんまボロクソやの」

「また扱き下ろしてしまったわ。でも本当のことですからねぇw」

その後も宮川大助・花子の漫才のような会話が延々と続いたのである。店の人はさぞかし苦笑していたことだろう。

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