ブリのあらの下処理 2010年01月05日 | 家飯 開口一番「ブリのあら、ある?」と聞く客に対して「他は何にしましょうか?」とすすめる魚屋の店主。傍から見ればコントのようであるが、概して客が欲しい物と店が売りたい物とは一致しないのだ(笑) 骨の周りについた肉(スペアリブや手羽など)が美味しいように魚のあらも下処理をちゃんと行うと同様の味が生まれる。あらに強塩をして1時間ほど置く。脱水によって臭み成分を抜き下味をつけるのが目的だ。続いてあらに熱湯をまわしかけて霜降りし水洗いする。鱗、汚れ、余計な脂を落とした上で料理にとりかかる。
豊岡市の名菓(播磨屋本店) 2010年01月05日 | 食材 出石の話のついでに豊岡市の有名なお菓子についても触れておこう。私は草加煎餅の類が好きである。あのボリボリという音がこめかみに響くのは一種の快感だ。 友人から貰った「播磨屋本店」の詰め合わせはお世辞抜きで素晴らしかった。私が最も感動したのは薄味ごのみ(かきもち四種)。非常に素朴な味付けでもち米の美味しさを最大限に引き出した傑作であろう。 おかき皇や御やきもちをほお張り茶を飲む時には笑みがこぼれるほど。「日本一おかき処」の実力は柚子せんべい(上方風江戸堅焼)にもよく出ていた。