台北の食が世界のトップクラスであることは言うまでもない。2度目の訪台で再度食べ歩いて(高級店から庶民が利用する店まで)それをはっきりと確信した。
初めての旅で特に印象に残っているのが青菜のシンプルな炒め物である。味付けは塩、にんにく、コショウと旨味調味料少々だが、野菜のおいしさが前面に出ていた。
私が野菜炒めを作る時には台北で食した味を常にイメージしている。旨味調味料を使わずに醤油に少しオイスターソースを足したものを調味液とする。
小松菜の軸のみサラダ油と塩を加えたお湯でさっとゆでてから豚肉、玉ねぎと炒め塩などで軽く味付けする。葉を投入して調味液を回しかけて完成。強火で手早く加熱することを心がければうまくいくはずだ。
中華料理店に行かずとも家庭で台北の屋台の味を再現することは可能だ。