東千田公園を訪れる（後編）

　公園を美しく
　犬のフンのあと始末を！
　放し飼いはやめよう！
　　　　　　　　　　広島市

被爆建物「旧理学部１号館」脇に立つ標識。警告を一瞥して顔をしかめた。県外の人は不思議に思うだろうが、書かれた通りの恥ずべき行為を繰り返す「とうじん（≒田分け）」がたくさんいるのである。幸いこの日はとんでもなく暑かったので公園内にイヌを解き放ち手を叩いて喜ぶサルはいなかった。元広島市民としてあえて言いにくいことを記す。

東千田公園は一部の特定の人間（及びペット）のみに開放されているのではない。ペットがひねり出した汚物を飼い主が持ち帰ればいいだけの話だ。広島市のモラル低下を食い止めるために（極左暴力集団というレッテルを貼られた）過激派が原点に立ち戻って良識ある市民と共に「通称：イヌグソ公園」の清掃・美化に取り組んで欲しいと思う。


「イタリアン・カフェトマトジュニア」が建つ辺りに古めかしい総合科学部の校舎があったことを思い浮かべるのは今後益々困難になるだろう。私は「森戸（辰男）道路」を正門に向かって歩きクソまみれの母校跡地から一旦外に出た。



にほんブログ村

東千田公園を訪れる（前編）

過激派の居城「前進社」の跡地（現在は駐車場）を感慨深げに眺めて東門から「東千田公園」に入った。私が学んだ総合科学部の校舎が取り壊されて随分月日が経過した。


南門へ向かう道がよくわからないほど雑草が生い茂っている。南門を出て右に曲がり少し行った所が学生御用達の「松浦商店（お好み焼き屋）」だった。


昔図書館があった辺りにトイレが出来ている。分譲マンション「広島ガーデンガーデン」ノースタワー（元テニスコート）とサウスタワー（元学生集会所など）が完成して大学跡地の再開発はかなり進んだと言ってよい。

私は次第に不快な思いを感じ始めていた。それは決して酷暑の所為だけではなかった。


にほんブログ村