寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

納得価格で物を買う福山人気質

2015年01月20日 | 日記
余所者からよく「福山人はシブチンだ」と決めつけられるのは心外である。確かに備後国の中枢では高すぎる物は敬遠されるフシがある。私などは高い上に無駄に長い能書きを聞かされると「要らねえや」と思う。尾道価格で商売したところでここではそっぽを向く人間が多いのだ。

エブリイ

事実魚に関していうとスーパーは隣接する岡山県(備中)からかなりの数を仕入れてお手頃価格で販売している。一本釣りの魚が旨いのは認めるが、庶民が果してそのレベルまで求めるか、という話なのである。味と価格のバランスに福山の(中心部の)人間はとりわけシビアだ。

人口46万ちょいの中核都市・福山では各スーパーが知恵を絞りしのぎを削っている。圧倒的な品揃えとクオリティの高さを誇るイトーヨーカドー、地元野菜や鮮魚の特売が人気のエブリイ、揚げ物や惣菜の安いオンリーワンなど、市民は懐具合に応じてチャッカリ店を使い分けている。選択の幅が広いのは暮らしやすい街の証拠である。

オンリーワン

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福山市大黒町の大黒神社・さすり大黒

2015年01月20日 | 郷土史
福山とんどの練り歩きのスタート地点となった大黒町には小さな大黒神社が祀られている。元々福山の一等地にあった神社は昭和20年8月8日の空襲で焼失した。

大黒神社の由緒

北吉津町の艮神社の境内社(宇受賣神社)に併祀されていたのを後に現在地に移したと由緒には書かれている。『聞書き 東学区物語 増補版』の大黒町内会の項(※238頁 六、周囲の状況変化)に参考となる記述を見つけた。

昭和五四年六月……アーケード撤去
昭和五四年一〇月…大黒神社遷座
昭和五六年四月……市営大黒立体駐車場オープン
昭和五九年一〇月…さすり大黒安置
昭和六〇年一〇月…赤レンガ通り完成

艮神社随神門

艮神社由緒


艮神社御由緒
御祭神 須佐之男命 伊邪那岐命
鎮座地 福山市北吉津町一丁目五番二十四号
沿革 当神社は平安時代、福山が藤原家の荘園として栄えていた当時(天永年間西暦一一〇〇年頃)須佐之男命を祀る「午頭天王社として今の木之庄に建立されており、(午頭とは須佐之男命の呼称)建武元年(西暦一三三四年)今の地に伊邪那岐命を併祀の上、遷座し当時の集落の中心地吉津、木之庄、本庄、奈良津、千田各郷一帯の産土神「秋津州神社」と改称された旧福山最古の神社であります。降って、水野勝成公福山築城(元和五年西暦一六一九年)に際しては城郭の鬼門・艮の方位(東と北の間)を鎮める守護神「秋津艮大明神」と称えられ天和三年(西暦一六八三年)水野勝種公の諸社殿の寄進を始め、度々造営修復がなされ、御社頭益々賑盛を極め、明治以後は現在の御社名「艮神社」となり、北吉津町を始め三十八カ町約五〇〇〇戸の氏神、又広く福山地方一円の鬼門守護神、厄除神として崇敬されております。 

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