私が日本酒をよく飲んだ時期は20代の前半である。当時はビールと日本酒の二本立てだった。転機は関東への移住(この年に発泡酒の販売が始まった)だった。晩飯を自分で作るようになりワイン、ウォッカ、ジンなどの外国の酒を試し始めて日本酒の出番は段々減っていた。
バブル崩壊後、日本酒の品質は相当に上がったのに消費量の減少に歯止めはかからなかった。皮肉なものである。小規模の酒造メーカーが生き残りをかけて輸出に活路を見い出そうとするのも無理はない。日本酒のブランド化によって国内消費も押し上げることができるかどうか、ある意味見ものだ。
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