寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

月とスッポン

2010年07月21日 | 日記
ローカルテレビ局制作の旅番組(録画)を見て失笑した。田舎町出身の垢抜けないレポーターが奇抜な格好をして県内のマイナースポットを毎週巡るという企画で、今回は地元の北部(最近合併して市の一部になった)でロケをしていた。旧市街で生まれ育った者としては辺境の一例から第二の都市を語られても甚だ迷惑だと思ったのである。

この番組は数ヶ月後~数年後に再び同じ地域にやって来て訪問場所を適当に変えてお茶を濁すようなマンネリに陥っている。そもそも視野の狭い(広島)県人が地元を何年も巡るということ自体が問題であろう。二~三年をめどにレポーターを替えるとか、県外出身者(関東など)の目から見た広島という風に転換を図る時期に来ていると思う。また店側の言い分を丸飲みにするのでは「ナーナー」の関係を疑われても仕方がない。

スタジオで解説する芋レポーターを見て髪型と服装が秋元優里さんのパクリであることに気づいて更に呆れた。美しい秋元さんがこの姿を見たら絶句することだろう。

「月とスッポン」いやいや「天使と泥河童」ほどの開きがある。広島県西部(安芸国)のクオリティの低さを嘆いている者は数多い(笑)

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自家製スルメイカの塩辛

2010年07月21日 | 食材

旬のスルメイカは安くて肝まで美味である。墨袋を取り除いた肝にベタ塩をして2~3時間放置し脱水する。これを裏漉しして天塩と日本酒で味を調える。数日間で食べ切るので塩の添加量は控えめだ。

新鮮な造りを混ぜ込む時もあれば、廃物(トンビ、エンペラなど)で代用することもある。肝の旨みをまとったイカの肉は冷や酒のアテとしては優れものだ。包丁捌きに自信のある方には市販品(ビン詰)とは一味違う自家製塩辛にぜひ挑戦してもらいたい。

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熱の島

2010年07月20日 | 日記
日本各地が灼熱地獄になっている。私が暮らす地域も最高気温が33℃前後でかなり暑い。気温だけなら大したことはないのだが、湿度が高いために不快になるのである。

テレビが盛んに報じる熱中症の対策として水分及び塩分補給は重要である。塩を少しつけたキュウリを丸かじりして美味しいと感じる時期が来た。

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セミの抜け殻

2010年07月20日 | 日記

強い日差しに目を細めた私はブロック塀に茶色い変なものがくっ付いているのに気づいた。近づいてみるとセミの抜け殻であった。

梅雨明けからセミが力強く鳴き始めると昔の人は語っていたが、本当にその通りである。セミの大合唱とラジオ体操は夏の風物詩。以前と変わった点は子どもの数より老人の方が多いということだ。

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冷やかけおろしそば

2010年07月19日 | 家飯

関東で暮らしていた頃は日本そば一辺倒だった。冬でも「もり」を食べていたほどだ。今はなきKという庶民的な店には面白いメニューがあった。田舎そばというと通常は色の黒いものを指すことが多いが、ここは「もり」に大根の棒切りをたっぷりと混ぜていた。そのさっぱり感が私の好みに合い、夏場にはよく注文したものである。

さて今回は冷やかけおろしそばについて話をしたい。冷たいかけそばに大根おろしをのせたものだ。辛みの強い大根を使用するとより美味しくなる。北関東の乾麺を使い、西日本のだし汁を合わせている。冷えただしが喉を通る時、うだるような暑さから一時的に開放される。

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蚊取り線香の煙

2010年07月18日 | 日記
金曜日から蚊取り線香の使用を始めた。刺激臭を伴う煙の効果で蚊の動きが鈍くなる。だから刺されにくくなるのは間違いないが、人間の方もむせたり目がチカチカするのが難である。換気には十分気をつけながら睡眠時間の確保に努めたいと思う。

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アコウ(キジハタ)そうめん

2010年07月17日 | 家飯

アコウ(キジハタ)の骨蒸しのスープを薄口醤油と極少量のみりんで味を調えかけつゆとする。そうめんを茹でて冷水にとりよくもみ洗いして滑りと油分を取り除く。

水切りしたそうめんを器に盛り、温かいつゆを張る。冷やしそうめんと温麺(にゅうめん)の中間の「ぬるめん」である。薬味はあえてごちゃごちゃ入れない。アコウのだしを適度に吸ったそうめんがツルツルと喉を通り胃袋に流れ込む。

夏にはよく冷えたそうめんが無条件に旨いと思いがちだが、その日の体調と天気によってだしと麺の温度くらいは自分で調整したいものだ。冷やし過ぎは胃腸に悪いことを忘れてはなるまい。定石を否定することから新たな光が差し込む場合もある(笑)

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アコウ(キジハタ)の骨蒸し

2010年07月16日 | 食材

アコウを捌いて頭を梨割りする。薄塩をあて20分ほど置き霜降りして冷水にとる。鱗と血の塊を取り除きタオルで水分をふき取る。皿に頭を移し昆布だしを酒でのばしたものを回しかけ12分(※大きさによって蒸し時間は前後する)蒸す。

身をほじくっては無言でしゃぶり尽くす。味についてウダウダと語る必要はないだろう。アコウの骨(酒)蒸しを料理屋で食べるとそれなりの金額を払わなければならないが、家で作れば3分の1以下の出費で済む(笑)

スープに自家製橙ポン酢を数滴垂らしてググッと飲み干すのがいつものパターンだが、今回は我慢して前に触れた簡単な料理を作ることにしたのである。

アコウ骨蒸し

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アコウ(キジハタ)の造り

2010年07月16日 | 食材

活魚をしめて涼しげに洗いにしたものは風流だが、ある程度寝かせて旨みの増した造りの方が私は好きだ。弾力のある身は上品で噛むほどにあっさりした甘みを感じる。鱧以上の評価をつける人が多いのも頷ける。真夏に一度は食べておきたい魚だ。

愛媛県今治市ではアコウのことをアコと呼ぶ。私はその地の割烹でアコのシンプルな料理(洗いを始めとして)を何度も食べた。潮煮(通常の甘辛い煮付けとは異なる)をさり気なく出していたのは流石だと思った。

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夏のアコウ(キジハタ)

2010年07月15日 | 食材

夏が旬の魚介類は数こそ減るが、穴子、鮎、鮑、鰹、鱸、太刀魚、鱧など魅力的なものがある。しかし、私が最も食べたいと思う魚はアコウ(キジハタ)だ。熱帯魚のような斑点を一度見ると頭から離れない。

中華料理で蒸し物に使われるように白身としては上位にランクする。一時は幻の魚と言われた時期もあったが、稚魚放流などの効果が出て手に入りやすくなったことは喜ばしい。

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イカの昆布じめ

2010年07月15日 | 食材

イカを刺身にした際にでる耳(エンペラ)や口ばし(トンビ)などは塩辛の材料に向いているが、たまに昆布じめにすることがある。所謂始末料理の1つだ。

板昆布を濡れ布巾で拭いて薄塩を振り粗みじん切りにしたイカの身を挟む(輪ゴムを使うと便利)。冷蔵庫に2時間ほど置いて旨みをのせる。

腹の足しには全然ならないが、気取らない酒肴は舌の肥えた来客を喜ばせる。

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発達障害が疑われる大人たちによる政(まつりごと)

2010年07月14日 | 日記
本日の産経新聞に岡崎久彦さん(元駐タイ大使)の文章が載っていた。「二大政党を自覚し超党派政治で」というタイトルでかなり皮肉が込められている。

左翼内閣への一縷の希望は
 実は菅内閣成立の報を聞いたときは、日本の保守派の背筋に戦慄が走った。日本で最初の左翼内閣ができると思ったからである。
 (前略)総理、官房長官、幹事長いずれも過去の言動をたどれば筋金入りの左翼である。
 日本には、半世紀以上の日教組教育、左翼系マスコミが培ってきたマグマがたまっている。(中略)それがいよいよ政府の政策として一挙に噴出してくるのではないかという危機感であった。
 それに対して一縷の希望もあった。菅内閣は、外交安保政策についてリベラル反米的言動を恣にした鳩山内閣が挫折した後の内閣であり、左翼小児病的な「はしか」はもう卒業しているのではないか、という希望である。
 (中略)
愛国心を養う教育政策を
 超党派政策のために、次政権にどうしてもしてほしいことがもう1つある。それは教育政策である。
 (中略)
 戦争中の日本は愛国心過剰であったが、戦後は過少となり求心力が失われている。これを直すには教育しかない。安倍内閣の際の教育基本法と教育三法の改正ですでに道は開かれている。後は、その実施、充実だけとなっている。
 英国も一時は教育が荒廃し、ひどい自虐史観が跋扈したがサッチャー元首相がこれを改革し、後継の労働党内閣はその路線を継承している。二大政党の政治体制は、こういう形で、初めて機能するのだと思う。
 民主党政権の大化けを期待したい。もういつまでも全共闘時代の卵のカラをお尻につけたままでいるわけにはいかないだろう。
 そして自民党は国益だけを念頭において、度量の広い是々非々の態度を採ることを期待したい。

与党の大化けについては直ちには困難だと思うが、連立の組み替え次第では僅かながら可能性はある。与党代表が「(都合が悪くなると)すぐキレる」「(他人の)話を聞けない」といった症状を克服できるかどうか、私もしばらくは様子を見守りたい。「発達障害に気づかない大人たち / 星野仁彦(祥伝社新書) 」を読んでその思いを強くしたのである(笑)

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ズッキーニとフレッシュトマトのスパゲッティ

2010年07月14日 | 家飯

ズッキーニは2ミリの厚さの輪切りにする。トマトは皮をむいて横に包丁を入れて種を取る。これを細かい乱切りにして塩を振りしばらく放置して脱水する。

フライパンにガーリックオイルとタカノツメを入れて加熱。ズッキーニを投入しじっくり火を通す(塩で軽く味付け)。トマトを追加して手早く混ぜ合わせて火を消す。茹で上がったパスタを上記のソースと和えて完成。加熱によってズッキーニの甘さが増し、トマトの酸味が和らぎ濃厚なコクが生まれる。

ナポリではボンゴレに合わせる野菜はトマトかズッキーニというが、その脇役を前面に配したパスタは塩気と酸味と旨味のバランスが実に良く飽きがこないのである。

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形がキュウリに似ているズッキーニ

2010年07月13日 | 食材

イタリアの野菜・ズッキーニは日本料理でも使われるようになった。初めてこの食材を見た時にはキュウリの親戚かと思ったが、実はペポカボチャの一種である。

生でかじった感じはナスの風味に近くキュウリの青臭さのようなものもある。淡白な味ゆえに生で食べてもそれほど美味しい野菜とは思わない。火を入れて味がはっきりする点は海老と同じだ。

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梅雨の被害(松山市の愚陀仏庵)

2010年07月13日 | 日記

昨日の朝、松山市に豪雨が降り愚陀仏庵が全壊した。裏山の土砂崩れが原因である。重要な建物(復元)が無くなってしまったことは非常に残念だ。

数年前の話になるが、松山市に立ち寄った際に愚陀仏庵を見学した。たまたま居合わせた大工の棟梁は暇だったのか、構造の特徴を説明してくれた。趣のある建物をあらゆる方向から眺めてプロと素人がしばらく語り合った。その日撮った写真を久しぶりに見た私は苦虫を噛み潰したような表情になった。

在りし日の愚陀仏庵

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