THE FOURTH PARTY

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猫屋敷

2006-07-12 19:46:12 | チョイ毒エッセイのようなもの

Epsn0330

我社には、10匹近いネコが出入している。他界した母親の影響で、俺は超ウルトラスーパーネコクレイジー。エサをあげている内に居ついてしまったのだ。

3年程前、事務所でPCに向かっていると、気が付くと横にネコが座っていた。見た感じ5~7歳位のオバちゃんネコ。特別に人懐っこい訳でもないが、多分元々飼い猫だったのだろう、驚かさないように気を付ければ触る事もできる。その時持っていたクリームパンか何かをあげたら、その後ちょくちょく来るようになった。「カルプ」と名付けよう。この時から俺はキャットフードを買ってくる様になった。この子は今でも定期的に遊びに来る。

時を同じくして、隣の会社のおっさんが、別の猫の親子2匹にエサをあげていた。時々壁の隙間から我社に侵入して別荘にしていた様だ。コイツらは完全なノラで、指一本触れることが出来ない。おっさんもそう言っていた。親は「ベニヤ」、子供の方は「アクリ」と名付けた。ある日アクリが2匹の子供を産んだ。トラ猫のオスは「トタン」、ライトグレーのメスは「アルポリ」と名付けた。トタンとアルポリは我社にいる事が多く、俺としては何とか慣れさせようと努力するも、アクリの見張りが厳しくて難航。ある時トタンの方を捕獲しかけたのに逃げられてしまい、以後トタンは全く俺に近寄らなくなってしまった。

季節が過ぎて今度はアルポリが子供を産んだ。どうも兄弟のトタンとの子供らしい。4匹。我社内にある棚を住処にしてしまった。ところが子供達がスレート蕗の壁の隙間から落ちてしまったりして、2匹に減ってしまう。残った2匹をそれぞれ「木(もく)」と「鉄(てつ)」と名付けた。
ある日何処からか子猫が「ニャーニャー」言ってるのが聞こえた。どうやらモクが壁の隙間から底の方に転落したらしい。アルポリが随分困っている。仕方ないので救出作業を開始した。どうも途轍もなく下の方に落ちている様で手が届かない。スレートや内壁を外したりしてもダメ。最後の手段、酸素アセチレンバーナーでH鋼を切断し、6時間掛けて救出した。このモクは俺の母親の所に連れて行ったのだが、その後メスである事が判明して名前は「もっこ」に換えられた。残ったテツの方は突然行方不明…。

またアルポリが我社の同じ場所で子供を産んだ。4匹。毛の模様からするとまたトタンとの子供と思われる。が、コイツらは何故か忽然と姿を消してしまった。

またまたアルポリが子供を産んだ。2匹。トラと三毛。名前は「シンナー」と「ペンキ」。今度はトタンとの子供では無い様だ。実は暫く前から茶色のトラ猫が出入する様になっており、どうもコイツとの子供と思われる。茶色のトラ猫、最初の内は気付かず、やたら大食いだと思っていたら、どうもソックリさんの3匹が入れ替わり来てる様子だ。ネーミングが苦しくなってきたが、「サンソ」と「アセチレン」、「タンサン」だ。サンソとアセチレンは触る事ができる。写真はサンソ(♂)。シンナーは非常に顔つきが良いので何とか仲良くなろうとしたのだが、トタンと全く同じ運命を辿る事となってしまった。

不可解なのはこの猫ちゃんたちの関係。この他にも「悪役商会」、通称アクちゃんという悪役ヅラの猫もいるのだが、それぞれ仲が良かったり悪かったり。最近仲の良さが非常に目に付くのが、ペンキとサンソ。ペンキはまだ子供なので親になる歳では無いと思うが、このまま行くと確実に我社で子供を産むぞ…。子供の世代がまた子供を産むと、親は遠慮するのかいつの間にかいなくなってしまう。コイツらの世界にも色々あるんでしょうな。

コメント
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