THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

爆裂XR250改inGW坂内

2008-05-06 19:38:38 | XR250

今年のゴールデンウイークは暦どおりの休日だとすると連休が少ない。
仕事のスケジュール上、6日に少々仕事をしなければならなくなったので、俺の連休は3日・4日・5日。

3日は家族と地元某テーマパークへ。4~5日に泊まりで坂内バイクランドに練習走行となった。
過去の経験上、朝7時を回るとスイッチを入れたかのように道路が混みだす気がするのだが、ガソリンの値上げが影響しているのであろうか、思いのほか通行量は少なめである。
道中にある田中麗震愚指定・世界の代表T中氏イチオシのスーパーで買出しを済ませて、朝九時半頃現地着。
すると、ナンと駐車場が満車!! 以前はレースでもない日にこれだけの人が集まる事などなかったのに、1~2年くらい前から坂内バイクランドはブレークしてしまったかのようだ。

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最近坂内の影の管理人と化しているJAYBIRDさんの指定席の横に割り込ませてもらい、そそくさと走行準備をする。
今日はこの後、ツワモノのT田さんとME06さんが来る事になっているので、後ろから捲くられても敵わんと思い、彼らが到着前に集中して走りこもうという魂胆(笑)。

NEWミャフリャーの爆音を響かせつつ走行開始。前回の坂内はキッチンアルミテープのお陰でマトモに走る事ができず、今年に入って本格的に走るのは今日が初めて。直ぐに腕アガリを起こす。
そしてやはり燃調が薄い。直ぐに走行を止めたら練習にならないと思い、踏ん張って走る。2時間走ろうと思ったのだが、結局1時間で早々に精魂尽き果ててしまった。

クルマに戻るとT田さんとME06さんが来ていた。
談笑しつつメインジェットを2ステップ上げる。ちょっと濃すぎる気もするが、現状ではこんな物かな・・・。
T田さんはME08とXR400を所有するXRフリークで、今回はXR400を持ち込んだ。

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このXR400は社外パーツにこそ換装されていないものの、このシーズンオフの間に鈴鹿の某有名チューナーの手によってファインチューンを施したんだそうな(ME06さんの紹介)。パワーチェックも行ったようで、パワーチェックしたショップが保有していたノーマルXR400のデータ、27ps(?・・・細かくは失念、スミマセン)に対し、T田さんのファインチューンXR400は31ps(後軸)を記録している。

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ノーマルパーツ・・・しかも全くの中古エンジンの見直しと組み直しだけでこの差を叩き出すとは、流石にプロフェッショナルだ。
ちょっと借りて乗ってみた。このXR400に乗るのは二回目で、一回目はチューニングしてない状態であった。今回は前回と明らかにフィーリングが異なる。XR250のつもりで低速でラフに開けると、いきなりフロントが上がってしまうほど。シート高が高いため圧迫感はあるが、車重に関しては俺のXR250改280馬邪よりも軽く感じる。若干キャブのセッティングが決まっていないらしくて体感的にはレブが低く、回転域が狭く感じるが、回さなくても充分速い。

ところが、それと同時に驚愕の事実が判明。
ナンと!! 俺のXR250改280馬邪の方がパワーがあるのだ。これは嬉しい誤算。低回転域こそ敵わないが、半分以上回せば体感的にそのパワーははファインチューンXR400の2割増し近い。
XR400のノーマルスペックって40馬力(実際にはそこまで出てないとのウワサ)だったよなあ・・・。俺の280馬邪、一体どのくらいパワーが出ているのだろう? パワーチェックしたくなってきたぞ。
ただし280馬邪は、その名の通り「暴れ馬」である。スロットル一捻りでブリンカー(遮眼革)をつけた競走馬の如く突進し、ギャップや石を打ち砕かんばかりの勢いで坂内の直線を駆け抜ける。登りのコーナーでは轍に沿ってトコトコ走ろうとしても右手を大きく捻る様に強要されるかのようで、かと言ってスロットルを開ければ勝手にフロントが上がってしまう。2stのようにポイントを定めて一気にパワーを掛けて方向転換するような走りが向いているのかもしれない。
元々ノーマルXR250(MD30)はフロントの接地感が強い印象があり、坂内でもフカフカの砂利の上ではフロントが潜り込むようなカンジで転倒することが良くあったが(俺ァヘタクソだ)、この280馬邪ではそれが全く無い。低速トルクもあるので硬い路面のヒルクライムなどでは効果を発揮するものの、非常に硬質なエンジンフィールのためにドロドロな路面には不向きと思われる。またアイドリング付近は全く使い物にならない。
そのためライディングにはかなりの体力を必要とされる。音が極端に煩いのも体力消耗の一因となっているであろう。5ヶ月も練習をサボった今の俺には連続走行5周が限度。
ミャフリャーを絞るなどして、もう少しニュル~ンとしたフィールにしたいものである。

今回は280馬邪だけでなく、KSRⅠ(50cc)も持ち込んだ。

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ナニを隠そう、今回KSRを持ち込んだのは他でもない、鬼教官(ME06さん)プロデュース・スラローム競技のリベンジの為である。280馬邪はかなり硬質な回り方をする。しかもアイドリング近辺がほとんど使えないのでスラロームでは不利だと考えて、やさしい回り方をするKSRを持ってきたのだ。だが、駐車場はクルマで埋め尽くされており、今日はオアズケ。いずれにしても俺は280馬邪のライディングに疲れてしまったので、暫しKSRでヒルクライムとコース走行を楽しむ。
かなり前にこのKSRⅠでもここ坂内でのレースに出た事があるが、小径ホイールのせいで非常に苦労したのを覚えている。KSRⅠは、同時に所有するKSRⅡ(80cc)と比べても低速トルクが薄く、半分以下は使い物にならない。スピードが乗っていればオフロードでもそれなりに楽しめるのだが、ギャップや大き目の石などの障害物に阻まれて減速すると、その先に待っている坂が登れなくなってしまう。ヒルクライムでは初速命。一旦止まってしまったら下るしか選択肢は無い。

それにしてもT田さん、エラく気合を入れて周回を重ねている。本来ME06さんと共に4日・5日と(泊まらずに)通う話をしていた筈なのだが、走行を終えたT田さんはテンションがかなり下がっているようだ(笑)。オマケにデジカメを忘れて帰っていってしまった。

JAYBIRDさん夫妻と共に道の駅藤橋内にある「藤橋の湯」へと向かう。坂内バイクランドに宿泊時には便利だが、バイクランドからはちょっと遠い。夕暮れ時に疲れた体で、たった一人で往復するのはちょっとキビシイですな。まあバイクランドに泊まりで来る人のために作ったわけではないと思うので仕方ないか・・・。

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入浴料は¥500と、とてもリーズナブル。奇しくも5月5日は話題の徳山ダムの本格稼動開始する日。活用方法に様々な問題を残しつつも、観光場所としては期待をされているのだそうな。

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近年坂内バイクランドに人が良く来るのは、国道303号が整備されて関西からのアクセス性が向上している事も理由になっていると思う。
揖斐川町は非常に良い所だが、観光名所としては確かに決定打に欠ける。現在横山ダム上に建設中の観光バスをすれ違いさせるための橋、「星のふるさと」を謳い文句にした旧藤橋村、若干の空回り感は否めない気がする。個人的にはそれよりも、303号の工事が一段落したら、坂内バイクランドで携帯が使えるようにして欲しい・・・というのはワガママか(笑)。

晩メシは定番の一人焼肉。

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七輪ではまどろっこしくて、結局ペール缶を使用。鉄板は工場に転がっていた鉄骨用のベースプレート。

朝5時過ぎに目を覚ます。雨が降ってやがる・・・。

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昨日の盛況ぶりとは打って変わって、駐車場はガラガラ。

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やる事もないので焼酎のお湯割り投入(爆)。そして二度寝。
しばらくしてまた起き上がり、朝から焼肉(爆)。

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降ったり止んだりで誰も走る人がいない。このまま全く走らないのもナンなので、昼近くなって走行開始。筋肉痛なのでヒミツのライン開発に傾倒する。
レースで人が使わないラインを使って度肝を抜くのは、速さとはまた別の快感である。草の中にキケンなギャップや岩が隠されていないか入念にチェック。ヒミツのラインはあくまでヒミツであるので、この場では当然の如くヒミツ。
だがコースの各所で写真を撮ってきたので、後日まとめてアップします。題して「オフィシャルサイトのコースマップよりも使えるコースマップ」。・・・関係者方々スミマセン(爆)。

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3時過ぎにクルマに戻ると、ME06さんが来ていた。さすがにバイクを持ってくるのは止めたのだそうだ。
現在困っている登りコーナーのライディングについて話を振ると、サスガに速い人の言う事は意味不明。「登りは開けていくだけなので困らない」のだそうだが、凡人の俺にゃ参考にもなりません(笑)。

土砂降りの雨の中で片付けをする。最悪だ…。

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さてさて、恒例の坂内4時間が迫っている。このままでは恥ずかしい思いをするだけだが、ディフェンディング・チャンプ(笑)としては出ないのも男らしくない。そこで・・・
①仮装して、280馬邪で出場。
②仮装して、280馬邪も仮装(架装)して出場。
③KSRⅠで出場。
④マーシャルに立候補。
さて、どれにしよう。

コメント (8)
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