THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

MD22Immortal6

2008-05-11 00:57:16 | XLR250

記事名はジョークです、ダシにしちゃって申し訳ない。
何の事かわからない人はコチラをご覧下さい。
それにしてもダシが良く出るよ、この男は。

諸々の事情でバラされたまま放置する事となってしまった(スミマセン)XLRのエンジンは、実は既に3月にバラされたままオーナーの元へと返っていた。
バラしたままとはいえ、一応今回のトラブルの原因であったバルブガイドのクリアランスに関しては対策済み。
オーナー自らエンジンを組んで、先日ロード(モタード)の走行会に出たらしいのだが、エンジンから異音を発生したため走行を断念。
某有名モタードレース出場の為に、ミャフリャーの音を絞って欲しいということで、サイレンサー加工するついでにエンジンも診て欲しいとImmortalなXLRが再び俺の前に現れた。。

Img_0373

エンジンを掛けると、なるほど。確かに聞いた事無い音がヘッドから漏れている。排気音と同じくらいの音量だ。
レンチでクランクを回すと、若干抵抗を感じる・・・。

バラしてみてビックリ。ロッカーアームフェイスがあ!!

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当然カム山もヤッている。

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原因を考える。
最初に気づいたのは、カムシャフトベアリングを左右間違えている事。 ※俺が油圧の掛からない左側のみ抵抗の少ないZZを使っておいた。
油圧が充分に掛からなくてカム山が焼きついたのか?・・・イヤ、俺の記憶が確かであればMD17E(エンジン形式)の最初期であるFTRは左右ともZZだったはず。コレだけですぐに焼きつくとは考えにくい。

考えた、考えた、考えた。

原因はコレかなあ。
以下、俺の280馬邪を使用してタペット調整の手順を交えつつ。 ※単なる能書きをタレるだけなので知ってる人は読み飛ばして下さい
①タイミングホールキャップと、クランクシャフトホールキャップを取り外す。
SMには指示が無いが、タペットキャップ(バルブホールキャップ)も取り外す。
やはりSMには指示が無いが、プラグも外した方が楽。
②クランクホールキャップから17mmのボックスレンチでクランクシャフトを反時計回りに回す。

Img_0385

俺の280馬邪はオートカムデコンプは付いてないが、各部のラッシュやクリアランスによる差を考慮して、必ず反時計回りのみに回している。手でクランキングさせると何となくエンジンの調子も想像できる(ホントか?)という理由もある。
MD30のオートカムデコンプは、いわばワンウェイベアリング(スタータークラッチと同じ)であり、クランクが正規方向に回転する場合は空転する仕掛け。
③ロッカーアームの動きを見ながら圧縮上死点を出す。
タイミングホールキャップの穴の奥に、フライホイールに刻まれたマークが見える。
マークは3つ。1つ目は二本線。これはアドバンスマークで、点火進角後の点火タイミング位置。2つ目が「F」マーク。LLじゃないのよ。ファイヤーです。進角前の点火タイミング。
その直後に「T」マーク。トップですな。単純にTマークに合わせりゃイイという訳ではなく、Tマークは2回に1回は排気上死点、もう1回が圧縮上死点。必ず圧縮上死点を出すべし。
④メガネレンチとマイナスドライバーでアジャストスクリューを緩め、シックネスゲージで計測しつつクリアランスを調整。ロックナットを締めるとアジャストスクリューも共回りして締まってしまい、クリアランスが変わるので注意。

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タペットクリアランスの調整とは、バルブを正確かつ確実に開閉するために、カムとバルブのスキマを調整する事。車種によって計測場所は異なり、XLR・XR系(MD17Eエンジン)の場合はロッカーアームとサブロッカーアームの間で計測する。
クリアランスが極端に小さいとかゼロの場合はバルブが閉じきらないので圧縮漏れなどの弊害があり、逆に大きいとバルブがなかなか開かないのでパワーダウンや打音発生の原因になりますな(音が出ると言う事は部品を傷めるという事)。
クリアランス値は部品の熱膨張を見越した数値がサービスマニュアルで指示されているので、必ずエンジンが冷えた状態でやらなければ意味が無い。
それとMD17Eエンジンはロッカーアームがヘッドカバー側についているので、ヘッドカバーを外した場合は必ずタペット調整が必要になる。ヘッドカバーの締め付け具合でクリアランスが変化してしまう為である。

MD17EエンジンはRFVCというホンダ独自の形状の燃焼室形状で、バルブが放射状に配置さているのが特徴。(普通は吸気バルブ同士、排気バルブ同士は平行に並んでいる)
つまりRFVCのバルブはカムシャフトに対して直角の位置関係ではないので、動作方向を変えるためにわざわざロッカーアームが二重仕掛けにされている。
まあサブロッカーアームの方はいわば「円弧運動をするリフター」の様な物だが・・・。

以前アップした事のあるカムタイミング図。

Photo_13_2

これはMD30ノーマルと、280馬邪で使用しているHOTCAMの比較。俗に「藤沢式バルブタイミング図」というヤツ。
4ストロークの1行程を、クランクシャフトの2回転720°としてイメージ的に表した物。
圧縮上死点、図の外周0°ではIN、EXともバルブは閉じている。まあコリャ当たり前ですな、開いてたら圧縮できません。
対して排気上死点。内周の0°では、IN、EXとも開いてます。両方とも開いた状態を「オーバーラップ」と言うのだが、なんでこんな状態があるのかと言うと、排気の動きを利用して吸気の効率を高めるため。
間違って排気上死点でタペットクリアランスを調整してしまうと、本来ロッカーアームがバルブを押し下げるハズのところを、バルブが閉じたままになってしまう。
まあこれだけで済めば良いのだが、この時にカム山がロッカーアームフェイスにどのように当たるのかというと・・・
下図は正規の動き。

Cam1_2

コッチは排気上死点でタペット調整をした場合。

Cam2

真ん中近くなってからカム山がロッカーアームフェイスに当たり、一瞬の間に鋭角的に押し上げようとする。

・・・
・・・
・・・
ダシにして申し訳ない。

このスペシャル加工されたロッカーアームとカムシャフトを採用したMD22は、どうなってしまうのか?

さて、本来の目的であったミャフリャー消音、試しにXR250のノーマルミャフリャーをつけてみたら、激しくデカかった。

Img_0376

自己嫌悪に苛まれながら、出口に座金を溶接。コレでいいの?

Img_0377_2

11日晩か12日には、こちらでスペシャルXLRの運命が発表される。

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爆裂XR250改inGW坂内

2008-05-06 19:38:38 | XR250

今年のゴールデンウイークは暦どおりの休日だとすると連休が少ない。
仕事のスケジュール上、6日に少々仕事をしなければならなくなったので、俺の連休は3日・4日・5日。

3日は家族と地元某テーマパークへ。4~5日に泊まりで坂内バイクランドに練習走行となった。
過去の経験上、朝7時を回るとスイッチを入れたかのように道路が混みだす気がするのだが、ガソリンの値上げが影響しているのであろうか、思いのほか通行量は少なめである。
道中にある田中麗震愚指定・世界の代表T中氏イチオシのスーパーで買出しを済ませて、朝九時半頃現地着。
すると、ナンと駐車場が満車!! 以前はレースでもない日にこれだけの人が集まる事などなかったのに、1~2年くらい前から坂内バイクランドはブレークしてしまったかのようだ。

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最近坂内の影の管理人と化しているJAYBIRDさんの指定席の横に割り込ませてもらい、そそくさと走行準備をする。
今日はこの後、ツワモノのT田さんとME06さんが来る事になっているので、後ろから捲くられても敵わんと思い、彼らが到着前に集中して走りこもうという魂胆(笑)。

NEWミャフリャーの爆音を響かせつつ走行開始。前回の坂内はキッチンアルミテープのお陰でマトモに走る事ができず、今年に入って本格的に走るのは今日が初めて。直ぐに腕アガリを起こす。
そしてやはり燃調が薄い。直ぐに走行を止めたら練習にならないと思い、踏ん張って走る。2時間走ろうと思ったのだが、結局1時間で早々に精魂尽き果ててしまった。

クルマに戻るとT田さんとME06さんが来ていた。
談笑しつつメインジェットを2ステップ上げる。ちょっと濃すぎる気もするが、現状ではこんな物かな・・・。
T田さんはME08とXR400を所有するXRフリークで、今回はXR400を持ち込んだ。

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このXR400は社外パーツにこそ換装されていないものの、このシーズンオフの間に鈴鹿の某有名チューナーの手によってファインチューンを施したんだそうな(ME06さんの紹介)。パワーチェックも行ったようで、パワーチェックしたショップが保有していたノーマルXR400のデータ、27ps(?・・・細かくは失念、スミマセン)に対し、T田さんのファインチューンXR400は31ps(後軸)を記録している。

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ノーマルパーツ・・・しかも全くの中古エンジンの見直しと組み直しだけでこの差を叩き出すとは、流石にプロフェッショナルだ。
ちょっと借りて乗ってみた。このXR400に乗るのは二回目で、一回目はチューニングしてない状態であった。今回は前回と明らかにフィーリングが異なる。XR250のつもりで低速でラフに開けると、いきなりフロントが上がってしまうほど。シート高が高いため圧迫感はあるが、車重に関しては俺のXR250改280馬邪よりも軽く感じる。若干キャブのセッティングが決まっていないらしくて体感的にはレブが低く、回転域が狭く感じるが、回さなくても充分速い。

ところが、それと同時に驚愕の事実が判明。
ナンと!! 俺のXR250改280馬邪の方がパワーがあるのだ。これは嬉しい誤算。低回転域こそ敵わないが、半分以上回せば体感的にそのパワーははファインチューンXR400の2割増し近い。
XR400のノーマルスペックって40馬力(実際にはそこまで出てないとのウワサ)だったよなあ・・・。俺の280馬邪、一体どのくらいパワーが出ているのだろう? パワーチェックしたくなってきたぞ。
ただし280馬邪は、その名の通り「暴れ馬」である。スロットル一捻りでブリンカー(遮眼革)をつけた競走馬の如く突進し、ギャップや石を打ち砕かんばかりの勢いで坂内の直線を駆け抜ける。登りのコーナーでは轍に沿ってトコトコ走ろうとしても右手を大きく捻る様に強要されるかのようで、かと言ってスロットルを開ければ勝手にフロントが上がってしまう。2stのようにポイントを定めて一気にパワーを掛けて方向転換するような走りが向いているのかもしれない。
元々ノーマルXR250(MD30)はフロントの接地感が強い印象があり、坂内でもフカフカの砂利の上ではフロントが潜り込むようなカンジで転倒することが良くあったが(俺ァヘタクソだ)、この280馬邪ではそれが全く無い。低速トルクもあるので硬い路面のヒルクライムなどでは効果を発揮するものの、非常に硬質なエンジンフィールのためにドロドロな路面には不向きと思われる。またアイドリング付近は全く使い物にならない。
そのためライディングにはかなりの体力を必要とされる。音が極端に煩いのも体力消耗の一因となっているであろう。5ヶ月も練習をサボった今の俺には連続走行5周が限度。
ミャフリャーを絞るなどして、もう少しニュル~ンとしたフィールにしたいものである。

今回は280馬邪だけでなく、KSRⅠ(50cc)も持ち込んだ。

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ナニを隠そう、今回KSRを持ち込んだのは他でもない、鬼教官(ME06さん)プロデュース・スラローム競技のリベンジの為である。280馬邪はかなり硬質な回り方をする。しかもアイドリング近辺がほとんど使えないのでスラロームでは不利だと考えて、やさしい回り方をするKSRを持ってきたのだ。だが、駐車場はクルマで埋め尽くされており、今日はオアズケ。いずれにしても俺は280馬邪のライディングに疲れてしまったので、暫しKSRでヒルクライムとコース走行を楽しむ。
かなり前にこのKSRⅠでもここ坂内でのレースに出た事があるが、小径ホイールのせいで非常に苦労したのを覚えている。KSRⅠは、同時に所有するKSRⅡ(80cc)と比べても低速トルクが薄く、半分以下は使い物にならない。スピードが乗っていればオフロードでもそれなりに楽しめるのだが、ギャップや大き目の石などの障害物に阻まれて減速すると、その先に待っている坂が登れなくなってしまう。ヒルクライムでは初速命。一旦止まってしまったら下るしか選択肢は無い。

それにしてもT田さん、エラく気合を入れて周回を重ねている。本来ME06さんと共に4日・5日と(泊まらずに)通う話をしていた筈なのだが、走行を終えたT田さんはテンションがかなり下がっているようだ(笑)。オマケにデジカメを忘れて帰っていってしまった。

JAYBIRDさん夫妻と共に道の駅藤橋内にある「藤橋の湯」へと向かう。坂内バイクランドに宿泊時には便利だが、バイクランドからはちょっと遠い。夕暮れ時に疲れた体で、たった一人で往復するのはちょっとキビシイですな。まあバイクランドに泊まりで来る人のために作ったわけではないと思うので仕方ないか・・・。

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入浴料は¥500と、とてもリーズナブル。奇しくも5月5日は話題の徳山ダムの本格稼動開始する日。活用方法に様々な問題を残しつつも、観光場所としては期待をされているのだそうな。

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近年坂内バイクランドに人が良く来るのは、国道303号が整備されて関西からのアクセス性が向上している事も理由になっていると思う。
揖斐川町は非常に良い所だが、観光名所としては確かに決定打に欠ける。現在横山ダム上に建設中の観光バスをすれ違いさせるための橋、「星のふるさと」を謳い文句にした旧藤橋村、若干の空回り感は否めない気がする。個人的にはそれよりも、303号の工事が一段落したら、坂内バイクランドで携帯が使えるようにして欲しい・・・というのはワガママか(笑)。

晩メシは定番の一人焼肉。

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七輪ではまどろっこしくて、結局ペール缶を使用。鉄板は工場に転がっていた鉄骨用のベースプレート。

朝5時過ぎに目を覚ます。雨が降ってやがる・・・。

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昨日の盛況ぶりとは打って変わって、駐車場はガラガラ。

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やる事もないので焼酎のお湯割り投入(爆)。そして二度寝。
しばらくしてまた起き上がり、朝から焼肉(爆)。

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降ったり止んだりで誰も走る人がいない。このまま全く走らないのもナンなので、昼近くなって走行開始。筋肉痛なのでヒミツのライン開発に傾倒する。
レースで人が使わないラインを使って度肝を抜くのは、速さとはまた別の快感である。草の中にキケンなギャップや岩が隠されていないか入念にチェック。ヒミツのラインはあくまでヒミツであるので、この場では当然の如くヒミツ。
だがコースの各所で写真を撮ってきたので、後日まとめてアップします。題して「オフィシャルサイトのコースマップよりも使えるコースマップ」。・・・関係者方々スミマセン(爆)。

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3時過ぎにクルマに戻ると、ME06さんが来ていた。さすがにバイクを持ってくるのは止めたのだそうだ。
現在困っている登りコーナーのライディングについて話を振ると、サスガに速い人の言う事は意味不明。「登りは開けていくだけなので困らない」のだそうだが、凡人の俺にゃ参考にもなりません(笑)。

土砂降りの雨の中で片付けをする。最悪だ…。

Img_0286

さてさて、恒例の坂内4時間が迫っている。このままでは恥ずかしい思いをするだけだが、ディフェンディング・チャンプ(笑)としては出ないのも男らしくない。そこで・・・
①仮装して、280馬邪で出場。
②仮装して、280馬邪も仮装(架装)して出場。
③KSRⅠで出場。
④マーシャルに立候補。
さて、どれにしよう。

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地デジ・アンテナ工事(日曜大工)

2008-05-04 06:48:15 | 工作

引っ越しのときには土地や建物本体ばかり気にしていて気が回らなかったのだが、テレビを接続しようと思ったら我が家にゃテレビのアンテナが無いって事に気が付いた。
ご近所さんは6割程度が屋根にアンテナを載せている。その他はケーブルだということだ。

我が家のテレビはすでに結構な古さ。これをそのまま使用するためには地上アナログのアンテナを建てるか、地デジチューナーを購入するか、ケーブルテレビに加入するかといったところ。
俺は全くテレビや電波、アンテナなどに関しては全く知識がなかったので軽く調べてみると、地上デジタルは従来の電波・・・つまりVHF・UHFの内、UHFに相当するらしい。
なので現在地上アナログをアンテナで受信している人はVHFのアンテナが余分になるだけで、原則として新しいアンテナを購入する必要はないようだ。
ただし少なくとも我が家の地区の場合は基地局がアナログとデジタルでは方向が異なるので、地デジに乗り換える場合はアンテナの向きを変えてやる必要があるとのこと。

同じ町内に友人がおり、聞いてみたらケーブルテレビなのだそうだ。「絶対にケーブルの方がいいぞ」。
うーむ、そりゃイイのはわかるのだが、所詮はテレビに最低でも月額¥3500程度も支払うのはイヤだなあ。あんまりテレビを見ないんだよ、俺は。他にも光パーフェクTVだともっと安いプラン(¥1000台)があるが、残念ながら我が家の地域はサービス区域外なのであった。

懐事情などの様々な問題により(笑)、一ヶ月間テレビ無しで生活した。なんだ、あまり困らないぞ。このまま一生テレビ無しってのも・・・イカンイカン。
嫁さんと協議の結果、地デジに乗り換えようということになった。
嫁さん曰く、「7~8万円くらいの物でいいじゃない」。現在テレビは買い替えブーム(?)の渦中にあるわけで、当然価格帯変動の真っ最中なのだが、今現在7~8万というと、27型。
色々調べると、最も主流なのは32型なのだそう。32型でも安いやつであれば8万~9万。
ところが近所のY電器で聞いてみると、「台数そのものは32型が一番売れているが、リビングに置いて、家庭のメインTVとして見るには今後37型が主流になるであろう」とのこと。
個人的には来客があった際に「テレビが小っちぇえ・・・」と思われるのも癪にさわるので(笑)、可能な限り大きなものにしたい。画質なんぞどーでもイイ。
結局37型の一番安いやつを選ぶ。

問題はアンテナだが、設置を電気屋さんに頼むと結構高いのですよ。俺は看板屋なので、高所への設置などはお手の物。自分でやればタダ。
ただし受信に対してのノウハウは一切持ち合わせていない。

UHFのアンテナは、俗に「八木式アンテナ」とかいうヤツで、ムカデみたいな形をした物が一般的。だが、アレはカッコ悪い。
最近はスタイリッシュで小型のアンテナもあるのでそちらをチョイスしたいのだが、その手のヤツはアンテナとしての性能は劣るらしい。
パッケージに素子数が表記されているが、この素子数が大きいほど性能は高いのだそうな。この「素子」ってのは簡単に言えばムカデの足の部分の本数を指しているようだ。
つまり性能の高いアンテナは足が増えて、大きくなってしまうのだ。

小型のスタイリッシュなアンテナで受信できれば言う事無いのだが、アンテナを買う前に受信可能な事を確認する方法がない・・・。
で、先人の実績を参考にするべく近所を徘徊すると・・・あった!! 小型のアンテナを取り付けた家を発見。

まあ映らなかったら、諦めてデカいアンテナに取り替えよう。それでも人に頼むよりははるかに安い。
聞く所によると地デジの場合は映るか映らないかのどちらかで、アナログのように「ボヤーッと映る」という状態は無いのだそうな。

俺としては地元企業であるマスプロの製品が欲しかったのだが(俺はいつも地元企業応援に拘っているので、可能な限り地元企業製品を使うようにしている)、何故か地元の電気屋に在庫が無い。思わずマスプロ本社に乗り込もうかとも思ったが、結局店頭在庫のデラックスアンテナの「デジカイト」というヤツを購入。¥4000程度だった。
ついでに同軸ケーブルも購入。何種類かあるみたいだが、どれにすれば良いのかワカラン。テキトーに10m購入。その他接続用の端子も購入。

Img_0145

アンテナのマスト(竿)と取付金具は自作するので、仕事のステンレスの端材の山の中から適当な物を探し出す。アッちゅー間に完成。マストの上下の樹脂キャップも在庫品。壁に取り付けるように考えた。ちなみに屋根をかわすのに35cm以上持ち出さなければならないが、その条件に合う金具は買いに行った店には無かった。

平日の朝7時半位から作業開始。梯子(アップスライダー)を掛けて登る。仕事では傾斜した屋根に載ることは殆ど無いので、ちょっと緊張が走る。
壁はALCの50厚。下穴を開けてエビモンゴプラグというプラスチックのプラグを挿入。ここへタッピングビスを揉み込めばプラグが膨らんで抜けてこなくなる。当然在庫品。
取り付け後はコーキングを施す。コレも在庫品。

配線して、近所の地デジアンテナを参考に向きを目視調整。購入した「デジカイト」はプラスチックのカバーの中には八木式アンテナが内蔵されているようだ。八木式アンテナは指向性アンテナとやらの一種のようで、電波が発せられている方向に向けてやる必要があるが、特性的にはBSのパラボラほどはシビアでは無いようだ。

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作業終了後、俺は仕事に向かう。

仕事している間に電気屋さんがテレビを持ってきた。ちゃんと映るかどうか気になったので嫁さんに電話すると「映らない番組がある」という。
一旦家に帰ってアンテナの向きを再調整するも、症状は変わらず。
設定画面の中に「受信レベル」という項目がある。これが80以上だと強電界域、60以上で中電界域なのだそうだが、39~40をウロウロしてやがる。

小さいアンテナではダメだったか・・・?と大きいアンテナを近所のホームセンターで物色中に気が付いた。どのアンテナもインピーダンス75Ωと書いてある。俺が買った物もそうだ。
だがブースターには75Ω以外の所に繋いであった記憶が・・・電気屋の人が間違えたか?
また嫁さんに電話して、確認してもらうとやはり間違っているようだ。正規の75Ωに結線するとちゃんと映ったそうだ。「受信レベル」も60以上出ているとのこと。

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あとテレビ台を製作しなければならない。現在は古いままのテレビ台で、見た目からして不安定。ステンレスで製作予定。
自転車置き場も建てなきゃイカン。
当分楽しめそうだぞ、コリャ。

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β版ミャフリャー完成

2008-05-03 00:38:12 | XR250

明日から連休。波動砲を発射してしまうミャフリャーを何とかせねば・・・。
後ろから迫ってくるライバルに向かって発射して走行を妨害できるのは都合が良いのだが(爆)、ペチャンコに踏み潰されては困るので対策を施します。

まずリヤフレームに固定する部分を製作。

Img_0152

適当なサイズのステンレス丸パイプと、それに適合するサイズのステンレス丸座金(特殊なサイズ)、ステンレスのM8ナット(コレは別に特殊ではない)・・・全て在庫があった。
偉そうな事を言わせてもらえば、こういった端材を所有しているのはプロフェッショナルならではの事。バイクに乗り始めた頃はネジ一本紛失しても一大事だったが、今じゃホームセンターでアルミアングルや小さな金属板を買っている人を見掛けると、ついつい「俺に言ってくれりゃタダであげるのに・・・」とか思っちゃう(笑)。

本来は、今回のミャフリャー製作に対してはもう少し異なるビジョンがあったのだが、拘りすぎてゴールデンウィーク中に走れなくなるのもどうかと思うので、問題なく走れる事(波動砲を発射しない事)を前提に仮設的な作業となった。いずれ作り直す事が前提だが、使ってみて問題なけりゃずっとこのままなんだろうなあ。

Img_0153

7N01で製作したサイレンサーステーは、当初はフレーム補強を兼ねるものとしては強度不足かと思ったが、本体をボルトで固定してみれば、なかなかシッカリしている。
そしてカーボンパイプとミッドパイプ、エンドピースをリベットで固定する為に下穴を開ける。60°の間隔で留める。最初に一箇所穴を開けたら、次の穴を開けるときにズレないように仮留め。ここでは最終的に使用するステンレスリベットよりも径が細い、アルミのリベットを使用した。そして対角も同様に留めてから全てを穴加工。仮留めリベットはドリルで揉んで取り外す。

穴位置を正確に出すには、紙を巻いてやるのが手っ取り早い。それでも手作業だけに、工業製品的な精度を出すのは困難なので、合わせマークを書いて、組み立て時はそれに合わせてやる。

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中身に使用する消音材は、俺の得意技である断熱材。

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詰め込んだら、先ほど穴あけしたジョイント部分をステンレスリベットでカシメて終了。

さて、とにかく軽さに拘った(つもり)のNEWミャフリャー、一体何グラムなのか?

この記事では無理だと言いつつも1.2kgを目標にしている。旧自作ミャフリャーを1.8kgと書いているが、Tanitaの料理用の秤にかけたら1947g。※この時は体重計で量っている

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さて、新作は・・・?
ナンと1302g。645gの軽量化。

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当初の目標(1200g)は達成できなかったが、1800g-1200g=600gの軽量化が目標であったところ、1947g-1302g=645gの軽量化であるのでまずまずの結果と言える。
確かに前回の坂内走行では、明らかにリヤ周りが軽くなった印象があった。キャブセッティングを出し切れてないと思うので、もう少し詰めればXR用ミャフリャーとしては再強かあ???

このNEWミャフリャー最大の問題は、何度も書いているが極端にヤカマシイ事である。コレが一般公道であればセル一発でオマワリサンが本庁から飛んでくる激しい音量だ。
俺はとにかく昔からイジり癖があるものの、本当はある程度静かな排気音が好み。だがイジっているウチにパワーが欲しくなり、手を入れるたびに音量が上がっていってしまう。
直管Vmaxもカミナリが落ちたかのような爆裂な音だし(このブログに度々登場するVmaxはノーマルミャフリャー改造なので、それほどの音量ではない)、チャンバー&サイレンサーを交換して圧縮を上げたKSRⅡは、ギャンギャンと小僧な音を出す。過去に乗ったクルマもミャフリャーを交換したら煩くなってしまい、普段の足にするには気が重くなる事があった。
日頃の行いが良い為か幸いな事にオマワリサンにミャフリャーが原因でとっ捕まった事はないのだが、これらの苦い経験から、俺は少なくとも四つ輪に関してはミャフリャーカッターでガマンするというウラワザを編み出したのだ。
280馬邪の爆音は、過去の車やバイクの比ではない。かなりの高圧縮である事が原因かと思うが、それにしてもノーマルエンジンのXRでもミャフリャー交換すると他のバイクに比べて煩く感じるのは気のせいだろうか?

もう少しくらいは静かになって欲しいのだが、連休中の走行に間に合わせて静音化するには時間が足りない。
もしもどこかで見掛けても文句は言わないで下さい。文句言われたらリベット外して波動砲を・・・(爆)。
ホントにスミマセン。

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似て非なるもの

2008-05-02 09:19:26 | これはグルメなのか

ご存知の方も多いと思われるが、日清食品のカップヌードルには廉価版のスープヌードルというものが存在する。

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カップヌードルが俺の近所のディスカウントショップでの実売価格で¥120前後なのに対して、スープヌードルは¥88ナリ。(※時々チラシ商品としてカップヌードルを¥100とかで売っているときもある。カップヌードルは¥155[2008.1まで]→現在¥170。スープヌードルはメーカーの定価というものはないようで、オープン価格となっているそうだ)
日ごろよりジャンクフードにお世話になっている俺としては、この二品の間に如何なる違いがあるのか気になるところである。
もちろん両品とも食した事がある。それどころかカップヌードルは遥か昔から定番として慣れ親しんでいるし、スープヌードルもいつも行くディスカウントショップに並べられているので、当然の如く結構な数を消化してきているのである。

だが、味覚オンチな俺にゃ味の違いがワカランのよ。

日清食品のカップヌードルは1971年に発売された。
初めてカップヌードルを口にした時の感動は、今でも記憶に新しい。
30歳以下の方々にはご理解いただけないかもしれないが、我々以上の世代にとってはカップヌードルの味は正に未知の世界。カップヌードルを口にするのは天空に昇る思いであったのだ。
一緒に遊ぶ友達が「昼ごはんがカップヌードルだった」となど言おう物ならば、俺の嫉妬心は限りなく高まり、彼の所有するスーパーカー消しゴムは強引に俺の手中に来なければならなかった。

対するスープヌードルシリーズは2006年3月20日に「バリューカップシリーズ」として、後述のスープヌードル3種と、「ほんうどんきつね」、「天ぷらそば」、「焼そばカップ・ソース焼そば」とともに発売された。
メーカー曰く、「カップヌードルシリーズの味をより多くの皆様に楽しんでいただくためにカテゴリーボーダレスな新価値提案商品として、めん・具材をライトに仕上げたスープ感覚の新ヌードル、スープヌードルシリーズを開発」・・・とあるが、簡単に言えば価格設定を低くして底辺を広げようという事のようだ。100円ショップの商品となり得るという見込みもあったのかもしれない。カップヌードルシリーズは今年(2008年)の1月に17年ぶりの値上げをして話題に上ったが、値上げによって空白となる低い価格帯のものを補填するつもりだったのかについては不明。まあ2年近く時期がズレているので因果関係は無いだろう。
メーカーの説明によると麺とスープは、基本的に同じ物なのだそうだ。ただし麺はカップヌードルの65gに対して50g(発売当初のメーカー資料には55gとあるが、現在売られている物は50gと表記がある)と、量が少ない。そして具も少ない。逆に、スープヌードルシリーズにある「100%植物油フライ」の文字はカップヌードルシリーズには無い。単なる廉価版じゃないぞってトコロだろうか。

ちなみに日清食品はカップヌードルに代表される縦長のテーパーカップの即席めんを「タテ型ジャンル」と呼んでいるようだ。
ドンブリ形状のカップよりも「タテ型」のカップのものは、仮にうら若き魅力的な独身女性が食べている場面を目の当たりにしても、幻滅するレベルはドンブリ型の物と比べてかなり低いと言える。確かにスタイリッシュなカップラーメンとして区別をするべきかもしれない。
昔からCMには力を入れていて、社会に問題提起するかのような話題性の高い作品もあり、すでにCMという枠を超えていると感じる。
商品もたゆまぬ進化を続けている。40年近い歴史を持ちながら時代に合わせて攻め続けるその姿勢には脱帽物である。
特にカップヌードル・リフィル(詰め替え式)などは斬新なアイデア。カップ麺ならではの手軽さは薄れてしまうが、カップ麺で地球環境を救おうとするその姿勢は、走行中のクルマの窓から吸殻を捨てるアホに爪の垢を煎じて飲ませたいものだ。

さて。俺は美食家と呼ぶには程遠く、腹が減っていれば何でも食い尽くす、節操のない男である。そんな俺が今更何を語ろうというのか・・・?
いや、味の違いが判らぬ男だからこそ、直接食べ比べてみようというのである。

カップは同時に封を切り、極力2品種にタイムラグ無きようにお湯を注ぐ。

カップヌードルとスープヌードル。

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見た目からして明らかに具の量が違う。カップヌードルには多く入っている肉は、スープヌードルのカップ内には極端に少ない(お湯を掛けると崩れてしまう様に感じる)。

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味はというと、ナンと結構違う事が判明。カップヌードルのスープのほうが濃厚で、肉の味が強い。かといってスープヌードルが物足りないというほどのものでもない。まあこの手の食品のキャラクターを考えるとスープヌードルで充分かなというところ。
フタに書かれている原材料を比べる限りではカップヌードルの「味付卵」に対してスープヌードルでは「卵」、「味付えび」に対して「えび」、カップヌードルにある「デキストリン」(澱粉の加水分解によって得られる食物繊維…なんのコッチャ)がスープヌードルには入っていないこと、逆に粉末メンマはスープヌードルのみに入っているようだ。
また原材料名の書かれた順番が異なる。これはJASの規定かナンかで使用した重量の多い順に書かなければならなかったと思うので、単純に味を薄くしたというわけではないという事だろう。具の原材料とは別に記載された麺の原材料についても、記入された順番が異なっている。もしかすると麺も微妙に異なるのかもしれない。

次はカップヌードル・カレーとスープヌードル・カレー

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やはり具の量は違う。カップヌードルと同じ手順で湯を注ぎ、3分後によくかきまぜる。カップの底でカレーが沈殿してしまうのは、カップヌードルジャンキーな方々であれば当然ご存知であろう。
二種類のカレーヌードル、ほぼ味に違いが無い。目隠しをしても判別が困難なほどだ。強いて言えばカップヌードル・カレーの方が肉っぽい味が微かに漂っている気がするが、俺には問題にならない。コレはカレーの風味によって、その他の味がかき消されているためと思われる。
金額も含めて評価するならば、間違いなくスープヌードル・カレーは「買い」である。
原材料名も記入された順番は異なる。(ちなみに麺はデフォルト・カップヌードルとも異なり、カレー専用の麺のようだ)
前出の怪しい名前の「デキストリン」とやらはやはりスープヌードル・カレーには入っていない。その他「酵母エキス」、「コーンパウダー」もそう。カップヌードル・カレーに書かれている「魚介エキス」はスープヌードル・カレーでは「カツオエキス」となり、スープヌードルカレーだけに入っているものとしては「チキンエキス」、「卵粉」、「フルーツペースト」。

最後にカップヌードル・シーフードとスープヌードル・シーフード

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今回食べ比べた3種類6品目の中で、最も両者の味が異なるのがこのシーフードである。正直、明らかにカップヌードル・シーフードのほうが旨く感じられる。具の量や種類から来る物なのであろうが、ここまで違うのは正直驚きである。とはいえ、直接食べ比べなどしなければスープヌードル・シーフードも空腹を満たすには充分な存在である。
味の違いとは裏腹に、カップヌードル・シーフードとスープヌードル・シーフードの原材料の違いは比較的少ない。
気になる存在の「デキストリン」とやらはやはりカップヌードルだけの物となっている。あとは「味付卵」に対しての「卵」、でん粉・酸味料の有無。逆にスープヌードル・シーフードに入っている「豚ゼラチン」はカップヌードル・シーフードには含まれていない。

最近になって「カップヌードルシリーズ」のみECOカップに切り替わった。従来のスチロール製ではなく、発泡ポリエチレン断熱皮膜加工の紙カップなのである。
今回、依然としてスチロールカップを採用しているスープヌードルと同時に食べ比べた事により、カップの差が出る事となった。
それは、紙カップはスチロールカップよりも保温性が劣っているという事である。スープが半分以下になると、スープの温度に差が出始める。食べ終わる頃にはそれがかなりの差となってしまうのであった。
既に20度を超える気温のなかでこの状態なので、冬場ともなると相当な差となりそうだ。出来上がりを待つ3分間の間にも温度が下がってしまうかもしれない。

ちなみにお湯を入れた後の重量はほとんど変わらない。

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一時的な空腹を満たすだけであればどちらも条件は変わらないという事である。

ウップ…

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