めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

冬の薬膳

2007-11-08 | 薬膳&食療(その他)
今日から冬です

街では既にクリスマスの飾り付けがされているので既に冬を感じている方も多いと思いますが、今日からは本当に冬が始まります。

昨日は“立冬”について書きましたが、今日は冬全般について。


冬の薬膳の大原則は鹹味を少なく、苦味を多く


冬は腎の気が盛んな時。鹹味は腎に通じ、苦味は心に通じます。五行説の考え方では“腎が心を抑制している”と言う関係にあるので、鹹味の物を多く食べると本来やや盛んであった腎が益々盛んになり、心を抑制しすぎてしまう事になるのです。

だから、盛んな腎に対抗する為に苦味の物を多めに摂るよう心がけるのです。

それぞれどんな食材があるのかというと、、、


鹹味…味噌、食塩、粟、大麦、海草、くらげ、昆布、蟹、なまこ、タニシ、豚肉、豚の骨髄、豚腎、豚心、豚足、ハム等

苦味…苦瓜、キャベツ、タンポポ、ラッキョウ、酒、酢、茶、杏仁、百合根、銀杏、豚肝等


百合根や銀杏はこれからの季節に食べる“短い旬の食材”です。本当はさらに柑橘系の果物が2種類ほどあるのですが、日本にあるかどうかがわからず これからの季節に大活躍の“ゆず”に相当するのでは??と思うのですが・・・・

季節の食材を食べていればそれで なんですね。



夜が長くて温かいお茶が美味しい季節

こんな茶漉し&茶漉し置きでゆっくりお茶を楽しむのもいいですね


コメント
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