めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

→小雪→大雪

2007-11-29 | 二十四節気
最近所用でバタバタとしておりまして

「立冬」の次の節気である「小雪」に入ったことにふれるのをすっかり忘れておりました。

11月23日からは「小雪」になっています。日本でも既に雪が降っている地方がありますね~

もうすっかり「冬」って感じの寒さです。空も“どんより”としているし、日が暮れるのは早いし、、、、この時期「鬱病の人の病状が悪化する」と言われるのもわかる気がします。

鬱病でなくてもなんだか気分まで“どんより”しがちになると思いますが、大昔の医者が「花を見て胸のつまりを解き、音楽を聴いて哀愁を消すのが薬を飲むよりもずっと効果が高い」とおっしゃるように、自分なりに工夫して気分を盛り上げて楽しく過ごせるようにしたいですね



この時期オススメの薬膳には、ウサギの黒ゴマ煮、豚足の霊芝煮込み、若鶏のレモン煮、なた豆と豚マメ(腎臓)炒め、三種の鴨の煮込み、白木耳とクコの目にいいお粥、レタスと大根・豆腐のスープ、百合根とナツメ入り亀スープ、羊肝とホウレン草のスープ等があります

「若鶏のレモン煮」くらいでしょうかね、手軽に作れそうなのは。レモンのさわやかな香りで“どんより”気分をふき飛ばしてくれそうですね


中国ではこの「小雪」の時期から保存用の肉を加工するのに良い時期になると言われており、「立春」までの間に各家々で作っていたようです。

作り方は、肉を調味料(塩、花椒、八角、桂皮、丁字等のスパイス)で漬け込み、15日後に取り出し干して乾燥させてから、柏の枝、砂糖キビの皮、椿の木の皮、または柴草でゆっくり燻す

と記載してあります。「燻製肉」ですね。

香りがよくて味がいいのはモチロンの事、栄養豊富で食欲増進効果や寒さを追い払ったり、消化促進の効果もあるそうです。

消化促進効果があるのは、たぶん“よく噛む”からでしょうね。


我が家の大黒柱サマの様にスルメや鮭とば、燻製肉を“クッキー”を食べるのと同じような速さでもぐもぐ食べちゃう人は即トイレ行き(下痢)となりますのでご注意を

“よく噛む”事で唾液をはじめ消化液が分泌され、消化を促進してくれるし、「堅くて消化に悪いからいつもよりもよく噛まないと~」

ってアドバイスするのですが、いつも「噛んでるよっ」と言うだけですごい勢いで次から次へと食べていくのです。そしてトイレとお友達 の繰り返し

困った人




2週間ほど前に宅配で届いた“会津のみしらず柿”を追熟させておいたのがいい感じに熟して軟らかくなってきました

一般に出回っていない地方の独特の品種を買えるのも宅配のいい所 この柿はカタログの説明を読んだ時に「中国のトロトロ柿だ!」と思って注文したもの

同じように“じゅくじゅく”になってきて、蔕を下にして置かないと自分の重みで潰れてしまいそうになってきています。

これを凍らせて食べるとシャーベットのようになって美味しいそうなので、1個くらいは試してみようかな~



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする