トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

やっと三種類目

2010-10-10 | 小父のお隣さん

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 沢の段差工の具合を確認に行った折、足元から蛇が走り出た。体長50cmたらずの小蛇だが、直ぐに停止したから撮影ができた。マムシ、ヤマカガシについで今年の三種類目の撮影だ。シマヘビに似ているがシマヘビとは断定できなかった。小蛇の頃は判断が難しい場合が多い。

 アオダイショウ、シマヘビなどは1メートルをゆうに越える個体に遭遇できるのだが、写真を撮影できるほど静かにしていない。大抵が、お互いビックリの出会いであるからだ。ケータイを取り出す暇もなく姿を消してしまうのが常である。

 小蛇の場合は、珍しい種類にも出合っていると思うのだが、写真撮影が出来ないと記憶だけでの図鑑との照合は無理がある。

 それにしても越冬中のシロマダラ3匹の撮影が出来なかったのは未だに悔やまれる。翌日にカメラを持って撮影しようと思ったのだが、再度、越冬場所の覆いを剥がすのは「痛ましい」と思い中止したのだ。翌冬は利用していなかったから、もう出会う機会は全くないだろう。

 棄ててあった肥料袋を片付けようと地表から剥がしたら、その間にいたのだ。動くこともしなかったから採集して、動物園の爬虫類館に持ち込もうと思ってみたのだが…元通りにして「お終い」だった。

 


*寒露

2010-10-10 | 感じるままの回り道

      明けぬ空冷気は胸をひたしけり

      朝の沢湿りて重き冷気かな

      沢水も肌に冷たき初もみじ

      蜂の巣を突かず里山穏やかに

      朝露の葉に厚き原寒露なり