幼樹の刈り出しをしていて、見慣れない幼虫を見つけた。勿論、名前は知らなかったが、運よく物知りのS氏がフイールド観察に来てくれたので名前を尋ねると「シモフリスズメ」の幼虫とのことだった。
食べていたのがナンジャモンジャの木で当地の在来種でなかったから、その疑問をぶつけると食草の範囲は広い種類なのだそうだ。ゴマの葉を食べる幼虫も同類と説明してくれたのだが、小生の記憶のゴマ虫とはかけ離れた色彩だった。S氏は採集して、クサギの葉で養うとの事だった。
帰宅して図鑑と照合すると「色彩や文様は個体差が大きい」事が記載されていて、多様な色彩や文様の幼虫が写真で表示してあったから納得した次第だ。
季節は霜降になったばかりで「シモフリスズメ」に出会うなんてサインめいた気もするが、もう少し立つとフックラスズメがお目見えする。早いもので猛暑の頃は嘘の様な季節になった。