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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

アケビチャンプルー

2010-10-14 | 何よりの楽しみ

Photo  アケビを食べて種は野鳥用に、皮はいつもは棄てるところだが厚みのあるのを選んでチャンプルー仕立てにしてみた。

 野生のアケビだから栽培種と異なり、果実の表皮が滑らかではない。未熟果の頃、虫に表皮を舐められて鮫肌のようにざらつき硬くなっているものが多いのだ。

 短冊に切って豚肉と炒めたのだが、仕上がりは一見、玉葱のように見える。口に入れると歯ごたえもなく崩れて、長芋を短冊に切って軟らかく煮たような触感だった。

 アケビの皮だから当然苦味があり、ゴーヤより口に残る感じがする。軟らかさと苦味のバランスがなんとも初体験で、再度は「無し」だろうなあ。山形県あたりでは「肉づめ」「天婦羅」など多様な食べ方をしているようだが、秋の美味しい苦味なら「食用菊」を筆頭に上げる。


ここまで進出

2010-10-14 | 小父のお隣さん

Photo_6  拠点から山域に通じる道が猪に掘り返されて惨憺たる状況になった。今までの踏み跡添いに不連続に掘り返してくれたから、通りにくい事甚だしい。

 深いところは一尺も掘ってしまった。例年、多少の痕跡は残していたが、ここまで顕わに図々しく荒らしまわるのは始めてである。

 春の開花期の遅霜、結実期の長雨、夏の高温旱魃と山野の実りを妨げる要因が多かった事も理由の一つにはなっているのだろう。里の稲田にもそれと明確な被害が出ている。

 被害が身近で顕著になっている事に符号するのかどうか、すぐ近くに「有害鳥獣駆除」としての「括り罠」が設置された。糞溜まりの近くだし、獣道に沿って仕掛けてあるから、ハンターも良く観察をして選定している。

 うまくいけば罠にかかった猪を見物できるかもしれない。しかし、最終的には銃で仕留めなければならないから、生きている姿で見物するのは千歳一隅の機会だろう。