春に植え込んだユズの木は何度か坊主になりながら葉を広げてくれている。久しぶりの立ち寄ったらアゲハの幼虫が三匹いた。
黒いのは3センチくらいで鳥のウンコそっくりだが、緑の個体は4cmくらいになっている。脱皮の回数が異なるだけで同種かどうか知る良しも無いけど、緑の個体の頭部を見て感心した。
「おしゃれ!」なのである。バンダナを巻いて「頑張る!」風情なのだ。文様が民族衣装を彷彿とさせるところがなんとも心憎いばかりだ。これらの個体はサナギで越冬するのか、成虫になるのか知らないけれど、食草を丸坊主にしながらも今年何回目の世代になるのだろうか…。
下草のレンゲも花を付けた株もあって、食草園らしくなってきたのは嬉しい限りだ。大型のチョウはモンキアゲハくらいしか見かけなくなったが、そういえばアサギマダラは秋になったのに、まだ見ていない。昆虫に詳しいフイールド利用者によれば「今年は少ない」のだそうだ。道理で…。