トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

補植する

2010-10-24 | 今日は真面目に

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 冬を前にして、この夏に枯れ死した苗の補植をする。枯れたのはコナラだが今春に発芽した苗を移植するわけにもいかず、仮植えしていた苗木を転用したから雑多になってしまった。

 結果的には、単一樹種で単純化ということにならずに済むのだが、掘り上げて植え込み、水決めで落ち着かせるのは、けっこう汗ばむ作業だ。苗床から補植地まで100m、水場まで100mで、水決めするのにバケツ2杯の水が必要だったから、午前で6本の増・補植を済ませて気分は「お帰りモード」だ。

 植えたのはサルスベリ、山萩、シモツケだから、どちらかと言えば昆虫様の食料みたいなものだ。植えつけた一帯は草原として維持している部分で、今は背丈が膝上くらいまで伸びて、花や種子をつけているので刈り払うのに迷う。枯れ伏す草がほとんどだけど、幼樹の周りは刈り込む必要がある。残りは小鳥の餌に立春の頃までそのままだにしたいが、若草の萌える障害になるなら刈ってしまいたいし、悩ましい。

 トンボはめっきり減ったけど、ヒョウモンチョウ、タテハチョウ、シジミチョウの類は溢れんばかりに飛び交っている。今日は気温が低かったせいか、日光浴している個体が目立ち接近しても逃げないのが多かった。


ジョロウグモ

2010-10-24 | 小父のお隣さん

Photo_7  この時期になるといたるところに蜘蛛の巣だらけだ。避けて通りたいと思っても大きな巣は2mは糸を張っている事も多いので、結果的には払って通ってしまう。

 くもの巣は壊さないとするのが山里の仁義とする向きもあるけど、蜘蛛もいわゆる害虫だけ捕らえている訳でもなく、花の周りではミツバチなど多く絡まっている。故に小生的には「まっ、いいか」なのである。

 朝、払って通り抜けた所でも、午後には復活している時も多く、この時期はスズメバチと同じくらい悩ましい生物なのだ。

 今朝もトレイルの正面に巣を張って顔の高さにお姐さんが鎮座ましましていたから、じっくりとウインクを送ってやった。ご本人は盛んに後ろ足で糸を紡ぎだして作業をやっていたらしいのだが、急に作業を止めて退避してしまった。失礼この上ない。

 巣のどこかに小さなオスが居るなら「失礼も許せる」と、探してみたが見つからなかった。しかしお召し物は本当にキンキラキンである。