冬を前にして、この夏に枯れ死した苗の補植をする。枯れたのはコナラだが今春に発芽した苗を移植するわけにもいかず、仮植えしていた苗木を転用したから雑多になってしまった。
結果的には、単一樹種で単純化ということにならずに済むのだが、掘り上げて植え込み、水決めで落ち着かせるのは、けっこう汗ばむ作業だ。苗床から補植地まで100m、水場まで100mで、水決めするのにバケツ2杯の水が必要だったから、午前で6本の増・補植を済ませて気分は「お帰りモード」だ。
植えたのはサルスベリ、山萩、シモツケだから、どちらかと言えば昆虫様の食料みたいなものだ。植えつけた一帯は草原として維持している部分で、今は背丈が膝上くらいまで伸びて、花や種子をつけているので刈り払うのに迷う。枯れ伏す草がほとんどだけど、幼樹の周りは刈り込む必要がある。残りは小鳥の餌に立春の頃までそのままだにしたいが、若草の萌える障害になるなら刈ってしまいたいし、悩ましい。
トンボはめっきり減ったけど、ヒョウモンチョウ、タテハチョウ、シジミチョウの類は溢れんばかりに飛び交っている。今日は気温が低かったせいか、日光浴している個体が目立ち接近しても逃げないのが多かった。