伐る音を飲み込みうねる竹の海
明けに鳴くヒグラシ遠き山黒く
ウマオイは消えてコオロギ満つ白露
今日の空すでにつばくろ居らざりき
周辺で一番大きく姿の良い山萩が満開になった。高さは3m近くもあるだろう。しばし見とれて立ち尽くしていたら、クマバチがきて花渡りをしていた。クマバチもマルハナバチも数を見かけなくなった蜂である。
株元には実生の子苗が数本出ている。殆どは下草刈りで刈り払われてしまうのだろうが、この数本は、竹を集積した際で芽生えたから助かったようだ。
他の山萩の樹冠のしたにも芽生えがあったから、掘り上げて育成植樹してみようというすけべ心が湧いてきた。山萩の咲き乱れる一角など、なかなか良いではないか…