トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

メスとオスの形

2010-10-28 | 小父のお隣さん

Photo  ようやくツーショットが撮れた。もちろんジョロウグモのオスとメスである。人間に当てはめればメスはアフリカゾウ位になるのだろう。考えなくてもゾーとする小生である。

 メスの周りをウロウロしていたが、恐怖心一杯なのか闘争心に燃えているのか知る良しも無いが、蟷螂と同じように食べられてしまう運命のオスとは、なんとも同情に値する。人事ではない蜘蛛事だけど、かの小説「くもの糸」の主人公は人間でなく「オスの蜘蛛」だったりして…。

 機会があったら作者に尋ねてみなければなるまい。しかし、アタックするたびに攻撃されて逃げながらも、再三再四アタックをかけるオス蜘蛛のなんと健気なことか…。虫の世界も「男はつらいよ」なんだなあ。


とんぼ池を設える 1

2010-10-28 | 水辺環境の保全

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 フイールドは水辺環境が貧しいから、食草園の東側に「トンボ池」を設えることにした。ここも棚田跡だが、葦草とノイバラで覆われた藪になっている。ちょうど棚田一枚分の段を刈り払って集草し、本日の作業は終了とした。

 刈り払いは動力だから大鎌より楽と言えば楽だけれど、背丈を越え勝手に伸び放題のノイバラと葦の原は、刈払機を縦横無尽に振り回さざるを得ないから、草刈り場のような往復作業とはいかない。

 若い頃に見た吉永小百合と浜田光夫 の「草を刈る娘」を思い出しながらの作業だったが、青春ならぬ老秋の今日、冷えた空気が心地よいだけで、胸躍る歌垣もない一人作業の身だ。それにしても16歳の吉永小百合の歌う「刈り干し切り歌」は良かった。

 吉永小百合との草刈り作業ではないが、池の形や水の取り入れ口、排水路などイメージとしては浮かぶから、まあ、これが慕情といえば慕情である。ここは水生生物のゆりかごにする心算だから浅水池であるが、今までの溜池より面積を大きくとるので、掘り上げる土の量は結構な量になる。

 掘り上げた土は全て堤の材料だ。堤の地固めでは「よいとまけ」が待っている。そういえば三輪明宏氏の歌う「よいとまけの歌」は過去の歌の様でも、極めて現代的の歌の様にも思えるのは小生だけか…。