トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

残り物

2010-10-04 | 何よりの楽しみ

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 今年の栗は早くから茶色く枯れて収穫期の前に多くが落下した。中身は勿論シイナばかりで取るに足りない物ばかりだが、その中でも大き目のイガは剥き割られていることが多い。

 人が行うだけでなく猪も行うのだろうけど、食用になる大半は「お猪様ご用達」である。栗の木の周囲は茶色の毬に混じって、栗の皮が散乱している。器用に皮だけを吐き出してある。良く見れば大き目の栗だけで、落ちている栗よりも数が多いのだ。人間のテリトリーではないことを実感する時でもある。

 それでも、ついでに立ち寄って両ポケット一杯の栗を拾えた。今日はようやく「初物」を頂けるが、湯がいて半割りにしスプーンでかき取る、という非芸術的な食べ方になるだろう。オーブンで焼き栗にしたり、栗ご飯やカチグリに加工調理することなど想いもしなくなった。「万事休す」だ!

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また巣が見つかる

2010-10-04 | 小父のお隣さん

Photo_2  またオオスズメバチの巣が見つかった。今度は遊歩道脇2m弱の至近距離だ。巣の入り口は写真中央の黒い部分で、ここも竹を集積した中に巣食っていた。

 観察していると盛んに出入りがある。実は、この場所は2週間前に幼樹の周囲の草刈りを施した場所だ。集積した上はヤブカラシやノササゲで覆われているのだが、入り口の部分は空洞になっている。蜂が蔓を処理して空間を作っていたのだろうが気がつかなかった。

 竹の支柱の見える右手の幼樹は巣から1.5メートルほど、左手の幼樹は60cmほどの所にある。幸運な事に、至近の幼樹は立ち枯れていて、根元を刈らなかった。これが幸いだった。

 幼樹の周りを1メートルほど、巣の入り口至近まで刈り取ったのだが、短時間だったために襲われずに済んだのだろうと推測した。しかし、これから散策者も多くなる季節だから、連休前には処理したい。

 とりあえず、コーンと竹で「通せんぼ」をしたが、表示までは出来なかったから「県民の場所を私物化して通行止めとは!」とクレームを行政に言う輩が出る可能性もある。まあ、大抵は同じ人物なんだけど…。

 今日はオオスズメバチの当たり日だった。山域に入ったとたん、立て続けにオオスズメバチが襟元に止まって来たのだ。越冬場所を探すためだろうと思っているが「来た!」と思う間もなく襟元で這い回られるのは「万事窮す」で、脱力瞑目して感覚総動員、念仏するだけである。