時折、昆虫採集に来るお二方からアゲハの終齢幼虫を教えてもらった。二体とも植樹したカラスザンショウの葉にいた。この木は折に触れてチェックしていたが、他の木も含め終齢幼虫は見たことがなかった。
大きくなれば鳥などの捕食者に発見され易くなるから居なくなる、と思っていただけに嬉しかった。終齢はカラスアゲハの幼虫で、一回り小振りなのはナミアゲハとのことだ。二体を比較すれば異なる種類と察しがつくけど、アゲハの幼虫は似た者同士で、それとはっきり判るのは人参やセリ、三つ葉を食べるキアゲハの幼虫だけだ。黒いアゲハ類はちんぷんかんぷんである。
しかし終齢幼虫となるとさすがに大きくて貫禄がある。5~6cmはあったろう。