トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

終齢幼虫

2010-10-15 | 小父のお隣さん

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 時折、昆虫採集に来るお二方からアゲハの終齢幼虫を教えてもらった。二体とも植樹したカラスザンショウの葉にいた。この木は折に触れてチェックしていたが、他の木も含め終齢幼虫は見たことがなかった。

 大きくなれば鳥などの捕食者に発見され易くなるから居なくなる、と思っていただけに嬉しかった。終齢はカラスアゲハの幼虫で、一回り小振りなのはナミアゲハとのことだ。二体を比較すれば異なる種類と察しがつくけど、アゲハの幼虫は似た者同士で、それとはっきり判るのは人参やセリ、三つ葉を食べるキアゲハの幼虫だけだ。黒いアゲハ類はちんぷんかんぷんである。

 しかし終齢幼虫となるとさすがに大きくて貫禄がある。5~6cmはあったろう。


丸太巣箱

2010-10-15 | 今日は真面目に

Photo_2  ミツバチ不足が話題になったが、ミツバチを増殖させようと言う話題はとんと聞こえなかった。農薬や過剰採取、ダニや伝染病と多様な原因があろうが、食料となる蜜源植物の減少も無視できないだろう。

 戦後の蜜源植物として、その役割を担ってきたニセアカシヤなどは、「外来植物」として公共用地から伐採排除されるのが主流になっている。養蜂業者が困っている地域も出現した。

 蜜源や受粉するかしないかは農業生産だけでなく里山の恵みにも大きく影響を与える要素だけど、そんなことを大上段に振りかざす心算は毛頭無いが、処理した大径木の再利用に丸太巣箱を作って、ニホンミツバチに利用してもらう事にした。

 蜂蜜採集が狙いではないから一段の巣箱でよいのだが、「あわよくば」と卑しい気持ちもあり、最終的には低い二段目を載せ、二段式丸太巣箱にする予定だ。残った材の用途もないから二段にしたともいえるのだが、二段目は一段目の1/3程度の高さにする。遠慮と言えば遠慮だけど…。

 春までに設置すればいいので気が楽だが、丸太の芯をくり貫くのは思ったより大仕事だった。伐倒作業より危険性は少ないとは言え、両端から刃を押し込んで抜き取るのは伐採より疲れた。本日はドリンクのお出ましだ。