昨日の降雨の影響を知りたくてフイールドに出かけたら、曇天で直ぐにでも降り出しそうな空模様なのに幼児のグループが、間伐材で登り口を整備した高台で活動していた。
溜池と棚田を見回って、手入れを要する箇所を確認してきたのだが、その頃には時折、霧雨が顔に当たっていた。せっかくだから、近くのミツマタの花を教えてやったのだが、指導している方も「ミツマタ?」と見当がつかない様子だった。
「コウゾ・ミツマタ」なんてのはひとくくりで記憶されているものとばかり思っていたが間違いだったようだ。でも、野外活動を指導する立場の人間が「ミツマタ」を知らないとは、小生的には信じられない出来事だ。
「フタマタ」なら参加していた保護者も含め大人は全員理解しただろうに、和紙の原料になる伝統の有用植物なんてものは忘れられていくのが現実なのだろう。
3月2日は、2回目の「骨折記念日」となる予定だったが、2回目の骨折中では影も薄れる。肋骨を次々と「フタマタもどき」に成すなんて、「お色気」ならぬ「老いろ気」全開である。