トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

* 「無常尽々」 合コン編

2011-03-25 | 大震災

           うつし世で黄泉の原見るこの地獄    大悲

           見渡せば無常の跡は果ても無い     興坊

           分け入るを阻む瓦礫の黄泉の森    惨濤禍

           悲しみを背負い無縁と今日も縁      無明

           合わすのみ三世諸仏よ阿弥陀仏    遍朗

          


朝日に匂う

2011-03-25 | 小父のお隣さん

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 全国に先駆けてソメイヨシノの開花が確認されたとの新聞記事があったが本当だろうか。23日に市役所に出向いた折、お堀の周りはまだ蕾が固かった。

 その記事に触発された訳ではないが、事のついでに小生が知るかぎりトップで花をつける山桜を見に立ち寄ってみた。まだ周囲の裸木はようやく萌え始めた程度であったが、新葉の展開がそれと判るのは、この山桜とズミだけだった。山桜の赤い葉と花は地味であるけれど気を引くのは、故郷の春の訪れの記憶に重なるせいなのだろう。

 山桜はほとんど実生の野生種のせいか個体差が大きくて、ソメイヨシノのように一斉に開花しないのが良い。孤高としてそれぞれ自分を保っている。考えてみればソメイヨシノは日本全国同一個体のようなクローン種だから無理も無いか。