なお兎は増えて 温もり届く
寒の尚兎は 赤裸 ハア コリャコリャ 大酷
緑成す神話の里は灰神楽 僕灰
日の元は雪と灰とに浸けこまれ 完尚頓
雪下ろす苦労安堵のためにする 独居老人
豪雪も灰が降るより安気なり 小作農
下々は家畜の病に火の車雪と灰だに永田能天気 痔余り
カラカラの首都にKARA来る空元気 灰カラ
運千を寄せて叶わぬ灰乱土きり無き始末芯燃えるまま 性嫌夜痘
日向は灰降りっ土に変わりたる灰だ勝つ日こ灰戦勝つら 衆愚野痘