トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

* 「細道」

2011-03-19 | 大震災

           立ち尽くす春のあけぼの町は無し

           波が呑み春待つ民は声をのむ

           水引けば血の気も引きし身に小雪

           津の龍は暴れて民は神隠し

           朝日射す見渡すかぎり涅槃雪

           奥歯噛み心に留めて受けて生く


ミツマタの花

2011-03-19 | 感じるままの回り道

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 ミツマタの花が満開になった。ツルグミも色付き始めた果実が見える。口にしたけどまだ渋いままだが、昨年よりは着果が多いから楽しめるだろうか。ヒヨドリに気づかれてしまえば熟した果実を口にすることは叶わなくなる。周囲の竹を除伐して丸裸になっているから発見されれば毎年適期に襲来される。

 それはともかく、花を見て果実を見て汗をかいて帰る、全くもって能天気の毎日であるから、今回の大災害の被災者には申し訳ないのだけれど「明日は我が身」もまた間違いは無いのだ。

 今日は季節風が強くて「天上大風」の様相だったが、被災地は雪化粧もしている。長い日本列島の冬の地から春の地まで大災害が襲って一週間がたった。形容する言葉が無い。