津の魔人渚を越えて荒ぶれば小さき者になすすべは無し
海吼えて皆もろともに呑みて引く明けて渚はだだ返す波
蹂躙の傷を隠して涅槃雪白布のごとく朝日に映える
わたつみの歌は再び涅槃雪浜辺ましろくむくろを蔽う
茫漠と見ゆる浦々津々の奥もまれて還る命たくまし
津の魔人渚を越えて荒ぶれば小さき者になすすべは無し
海吼えて皆もろともに呑みて引く明けて渚はだだ返す波
蹂躙の傷を隠して涅槃雪白布のごとく朝日に映える
わたつみの歌は再び涅槃雪浜辺ましろくむくろを蔽う
茫漠と見ゆる浦々津々の奥もまれて還る命たくまし
今春になってルリタテハの初見だ。どうしたことか個体は一匹ではなく何匹も飛翔していたのだ。集団で越冬でもしているのだろうか。相変わらず敏捷な飛翔だから撮影するにはジッと我慢が必要で、1m程度まで接近しないと画面いっぱいに撮影できないから、ついつい時間を食ってしまう。今日は体温を上げたかったのか羽を開いていてくれたので、久しぶりに大きく撮影できた。
小屋の前にはフクラスズメが地上に居た。これも後羽に瑠璃色があるけど、蛾は苦手である。名前は可愛いけれど、電線に並ぶフクラ雀とは全く異なるイメージだ。今、花の盛期であるオオイヌノフグリも瑠璃色の綺麗な花だが、こちらは可憐な花とは全く裏腹な大層な命名で可哀相に思える。訳して「オオキナイヌノキンタマ」なんてストレート過ぎるが、理解できる人も少なくなっているだろうから花にとっては恥ずかしさもちょっぴりと言うところだろうか。生き物に限らず命名権を持つ者は心しないといけない。