トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

春は明確

2011-03-16 | 小父のお隣さん

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 原にツクシが伸びていた。「もしや?」と思って秘密の場所まで出向いたら花穂が出ていたのだ。日あたりの良い場所のツクシ、多少日陰で乾燥していない場所のショウジョウバカマ、この花穂は桜の開花より春を実感する。カタクリも欲しいのだが自生種はないのだ。

 ショウジョウバカマの群落は、すぐ近くにあるが10年前と比較すると三割程度まで衰退してしまった。いわずと知れた盗掘が原因だが、撮影するだけ見物するだけの踏み荒らしも馬鹿には出来ない。植物が生えない通路が出来ているのだから。間伐材が傍にあるから木道を作ったらよいのだが、そういう手間は考えないようだ。我々は勢力範囲外だし…。

 秘密の場所は畳み一枚ほどだけど、株数は少しずつ増えているのがうれしい。一般的には桜が代表されるし、自生の山桜は周囲にあるけれど、園芸種の早咲きが流行りだから「春が来た」との実感は薄いのだ。やはり野生種の動植物に教えてもらう時が実感の時である。


やっと一区切り

2011-03-16 | 今日は真面目に

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 溜池の再生で中断していた地すべり跡地の竹の処理を終えることが出来た。大きなスプーンですくい取られたような足場の悪い急斜面だ。地盤も砂礫層だから、一歩踏み出すたびにズルズルと崩れるような状態だった。

 上部の太い竹の部分から処理をすれば危険度は低下するのだが、傾斜が急で足場を確保出来なく、止む無く下部から裁断処理を行う。切断位置も頭部の高さだし、先端を切り離せば太くて重い根元の方が滑り落ちてくるから余計に注意が必要だった。

 それでも午前中で片付き、見た目もすっきりした。ここのエリアは終了したが、更なる次のエリアが控えている。毎日「千本の処理も一本から」の気持ちでないと心が折れる。こんなことは、未曾有の大災害に直面した人々の現状を思えば恥ずかしい限りの低レベルだけど…。