泥水地の水見回りの途中、オオシオカラトンボ♀が飛び立った。羽化したばかりの個体に襲い掛かったのはシオカラトンボだった。オオシオカラトンボ♀は草むらに落ちたが、小生が写真を撮ろうと草を分けてケータイを構えた時に舞い上がった。
その一瞬に、シオカラトンボに捕獲されてしまった。自分と同等の体格のトンボを抱えて飛行し、擁壁に降りた。覘いてみると頭部から噛み砕いている。捕食行動の大半は理にかなった進め方だ。これは肉食系の生物に共通するようであるが、当たり前か…。しかしながらシオカラトンボの獰猛さを改めて知った。
写真では水平面にいるように見えるが、実際は時計回りに90度回転させた、垂直に近い擁壁だ。二体分の荷重を細い足で受けている。「結構、脚力があるなあ」が、小生の印象。