トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

蛹への道

2013-05-19 | 蝶の食草園

Photo_8  栃の木の葉柄にぶら下がっていた。葉に食痕はなかったし、蛹になる変態途上の様で、幼虫のままの姿はもうない。でも体からの棘でシルエットは見覚えがある。

 庭のホトトギスに付いたルリタテハの幼虫に似ている。近くにはホトトギスがあるが、どうなのだろう。もうしばらくすれば変態を終え、蛹として完成すればわかりやすくなるだろう。

 まあ、どうでもよい事ではあるが、蝶の食草園、何年目かで初めて確認した個体だから取り上げる。見方によっては「トホホ」の事態でもあるけれど…。「完全にトホホ」なのだが、それは言いたくない。


育苗失敗

2013-05-19 | 今日は真面目に

Photo_3  発芽は揃ったのだが、温度管理と水循環が悪かったせいで大半が発育不良になった。

 小生が泥水地の一角に場所を用意したから、結果責任は小生にあるのだろう。浸水させ催芽準備をしてくれたO氏もがっかりだと思う。昨年は自宅ですべて完結させて成功している。

 「発芽」という微妙ば時期の管理は、それなりに目が行き届く状況でないとまずかった。大いに反省。


トンボ池、島の草刈

2013-05-19 | 水辺環境の保全

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 トンボ池の島が草で鬱蒼と してきた。植栽した植物にも好ましくないので刈り取ることにした。今年はレンゲとイネ科の野草が伸長して左のありさまになった。

 木本周りは容易だが、ミソハギやフジバカマなどの多年草とは混在してしまい根気がいる。この部分は「草刈り」と言うより「草取り」になってしまう。ついでに繁殖したスゲや、存在して欲しくない葦を刈り取り終了。

 昼までには時間があったから、周辺、泥水地までのキツネノボタンを根こそぎ処理した。スタッフも注意しているようだが、おチビちゃん達の救急搬送はいただけないから…。


クサイチゴ

2013-05-18 | 何よりの楽しみ

Photo_4  クサイチゴが熟した。日当たりのよい場所には赤い果実が目立つ。こんな場所は刈り払わずに残すので、いきおい、藪状態になってしまう。Photo_5

 ルート沿いは摘み取られて数は無いけれど、刈り払いに入るエリアにはまだ十分な数がある。ジャムにしようか迷ったが、数粒つまんで終わりにした。

 おチビちゃん達も大好物なのである。


刈り払い

2013-05-18 | 今日は真面目に

 シーズンが始まったばかりだが、昨シーズン以来の手分けしての刈り払い作業になった。小生は食草園と駐車場、アプローチ。O氏は台地の低草地を刈りはらった。ハルジオンとヨモギなどが背丈の双璧だが、クローバーなども密生して刈り高が低いと刈り刃が重い。

 M氏は先日刈り払いした部分の集草をする。伸び放題だった時には、トンボは入り込まなかったが集草して綺麗になった林床には入ってくる。トンボも好みがあるようだ。

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モリアオガエル産卵

2013-05-18 | 小父のお隣さん

Photo  モリアオガエルがトンボ池のタラノキに産卵した。いつも思うのは、「よくぞ、こんなトゲトゲの木に」と言う事である。

 たとえて言うなら、「地獄の針山」へ上っていくような状態でもある。他にふさわしい樹を植えなかった小生も悪いのだが、モリアオガエルのために樹種選定をした訳でないから、もう御容赦していただくしかない。

 周辺では「初産卵」初見である。


ハンショウヅル

2013-05-17 | 小人閑居して憮然

Photo_4  ハンショウヅルが咲いた。林道わきの擁壁から垂れ下がっていたが、毎年咲く場所なのに気が付かなかった。

 周辺の林道わきには「ツルニンジン」も咲くので、そればかり探しながら通っていたから見逃したのだろう。しかし、今年はツルニンジンの花は見られそうに無い。2_3

 数年前に「朝鮮人参より薬効が高い」と放映されてから、根茎を掘り採られつつ数を減じてきた。「豊かな里山」など、過去の幻でしかなくなった現在、山菜や野草の採集は、すでに「マナー違反の域」に達していると思っている小生の血圧は上がる。

 いつもは花を手に取って見るような事はしないのだけれど、雄しべ雌しべがどうなっているか覘いてみた。外観に似合わずビューティフルでなく、ガッカリした。


**春卵満

2013-05-17 | 遊び子は

 幼子は水辺に群れて戯れる水面に群れるオタマジャクシに

 次々と水面のぞくや幼子の歓声を聞く沢の一日

 幼子はオタマと同じ連れだって水辺に寄りて今日も午後まで

 幼子の歓声届く森の中水辺に集う姿想えり

 刈り払う音は消されて風に散る乗って届くは子らの歓声


集材と集積

2013-05-16 | 今日は真面目に

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 斜面に倒した立ち枯れ木を浸食溝間近に集材し、そこで寸切りにして溝の中に集積した。ここ二か所の処理は、とりあえず終了としたが、まだ落差が成人の身長程の個所もあるので心配もある。とは言え、何もしないよりは危険は少なくなっただろう。

 浸食溝上部からの地すべりも小規模だが始まっていて、崩壊の序章状態だが、丸太を溝に集積した事が浸食防止に寄与するのかどうかは理解の外である。第一義は落下の危険を少なくしたいので、浸食緩和に役立つなら、それはそれで利子みたいなものだ。

 ロープで曳くより、鳶口とスパイク付の地下足袋の組み合わせが快適だ。「仕事は道具」「まず足拵え」とは、言いえて妙である。


ハナムグリ

2013-05-16 | 小父のお隣さん

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 食草園の脇道にハナムグリがいることを教えてもらった。それから20分も後になって現場に案内されたのに「いたのだ」。それほど一心不乱に花びらを食べている。

 小生はメタリックカラーを想像して、例年、花に群がっているのを見ていたので、それがそうとばかり思っていたら違っていた。小生、カナブンもハナムグリも区別がつかない。

 薄汚れて、おそらく土まみれだったのだろうが、花を抱きかかえて食べている。花びらの半分は小生の頭髪状態になっていた。悪い虫である。


今日のトンボ

2013-05-15 | 小父のお隣さん

Photo  同定できる知識はないが、縁紋の赤いのは「アサヒナカワトンボ」と勝手に思っている。同種を検索するとバリエーション豊富で「判る訳がないだろ!」とふてくされるだけである。

 縁紋の赤いのは多く存在せず、たまに見るだけだから「ラッキー」な赤だろうし、紅を差したような縁紋は好きなタイプである。Photo_2

 右の個体は、綺麗とは程遠く、メッキが剥げたような尾をしていた。手に取って確認したわけでもないのだが、泥が付いたのとは異なる質感だった。

 生息環境を悪戯している手前、水見回りは欠かさないが、折々に周囲を飛ぶトンボは平和そのものの様に見える。カワトンボやイトトンボが争う姿は見ないけれど、シオカラトンボは攻撃的だ。縄張り争いでヤンマ類にも平気で挑みかかる。


ふたりしずか

2013-05-15 | 小父のお隣さん

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 咲いているのを教えてもらって「ふたりしずか」を初めて見た。もともと動植物を丹念に探していく等という行動は無いから、見逃していても当たり前なのである。

 この株も、そこそこ通る道筋にあった。そこは林床の刈り払いが行き届いていて、小生は通り過ぎるだけ、周囲の植生に全く注意を払わない場所だった。株を見出す時まで、可憐で高さは20㎝程度に思っていたのであるが、花穂の先端までは50㎝程もあって、先入観とは恐ろしいと思った次第である。

 また名前の由来から、花穂は2本と思っていたのに、4本のもあれば5本の花穂もあって、これも意外であった。


M氏の刈り払い

2013-05-15 | 今日は真面目に

Photo_5  林内整備をしていたところに、会友のM氏がやってきた。午後から雨模様だというのに、どうしたのかと思ったら「刈り払い」に来たのだとのこと。

 W氏が育てている金糸瓜の苗が植え時になったから、定植する場所の刈り払いだった。昨年も「捨て作り」で会友が一個程度は持ち帰り賞味出来たのである。

 植樹した平坦地の隙間が「もったいない」からであるけれど、植穴を掘るくらいの、本当に捨て作りなのである。それでも「楽しみは楽しみ」で、こんな楽しみ方も必要だろう。


今日のトンボ

2013-05-14 | 小父のお隣さん

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 トンボ池で羽化したばかりのトンボを見つけた。大きい方は翅が乾いた頃にのぞいたらシオカラトンボの♀のようだった。

 イトトンボは島の草刈りを終え、集草中に深みに入り長靴が水没してしまったから、丸太橋に座り、靴下を絞っていた時に直下の茎にいたのを発見した。体長は35mm前後、小さかったから、昨年産卵を見たセスジイトトンボ?かと思ったが、サイズが大きい。Photo_3

 時間をおいて確認しようと思っていたところに、おチビちゃん一行がやってきた。ここの最小トンボを見せてあげようと、「そっと見るだけ。触ってもダメ」と言いつつ見せようとしたのに、ハルジオンの茎で払われて行方不明になってしまった。小生が馬鹿だった…。

 抜け殻の下、水面に何体分かの抜け殻があった。尻に二本の尾があったから、カゲロウかと、その時は思ったのだが、この抜け殻も同じような尾がある。もしかしたら数体が飛翔したのかと探したが見つからなかった。やっぱり小生は馬鹿だった。が、サイズと体色から推定するとキイトトンボが妥当か…。


*春の旋律

2013-05-14 | 感じるままの回り道

             一夜にて山に散りたるガマの子ら

             集散もオタマジャクシの自由律

             泥に這うヤゴも程なく児のヒーロー

             羽化に遇う命の精緻見る如し

             今日はどこ昨日はあそこ玉の群れ