トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

食住近接が理想的・・・

2019-12-20 | 感じるままの回り道
 未明まで降雨、出かける時間には晴れとなったもののフイールドは濡れまくっている。林内作業も水辺の作業もスリップや軟弱地盤を泥濘化するだけで、やらない方がメリットがあるという感じでしかない。作業を決められぬままフイールドに到着、いつもの水見回りで閃いた。「そうだ京都に行こう!」なんてことは全く思わず「ユスリカ発生槽の移動」をすることにしたのだった。

 先日、拠点道具小屋脇に据え付けたばかりの水槽だけれど、そこでユスリカや蚊が発生したところで拡散するだけであり、泥水池近辺に設置すればトンボなどの餌を発生させ食住近接を実現できる。そこで据え付けた水槽を空にして第二トンボ池脇の食草園東側に運んだ。ついでに隣り沢からの送水吐水口に置いてあった塩ビの容器も運んでくる。二つ並べて大量発生させようとの魂胆なのだ。
 ステンレス水槽はタンクを半分にした代物なので底となる部分がドーム状だから据え付けは土中に据えないと安定が悪い。一方の塩ビの容器は深さが無いから上端を揃えられるように穴を掘った。水準器を用意しなかったから目測見当では切断面が水平に設置できなかった。今回、水を張ったけれど近日中に水準器を用いて気持ちの悪さを解消する。
 二漕とも満水にして手近な葛葉と豆の莢を投入しておいた。ユスリカや蚊が産卵する頃には分解し養分となってくれるだろう。

 拠点、道具小屋付近とは異なり、幼児連れも入る場所だから安全も考慮しなくてはならず、とりあえずは金属の格子を乗せておく。ゆくゆくは杭で固定し水没などしないようにせねばならないだろう。

  ➡   据え付け ➡  葛葉投入 ➡  安全対策

ムーミン・クリスマスバージョン

2019-12-19 | 何よりの楽しみ
 クリスマスバージョンなんて言ったところで特別な誂えでもなくて、テーダの松ぼっくりをツリーに見立て先端にビーズのボタンを星代わりに載せただけである。ツリーの飾りつけは遊ぶおチビちゃんが楽しめるように用意はしていない。準備万端キットではない自ら創意工夫して完成させるキットがキッズには大切だと思うからでもある。

 この松ぼっくりの倍の大きさのっ松ぼっくりが他市のゴルフ場にあるのは知っているのだが、場所を承知の知人は既に亡く、わざわざ出かけて調達するほどの意思もない。テーダ松の松ぼっくりは鋭い棘が付いていて危ない松ぼっくりである。それをサンダーでチョンチョンと摩耗させ滑らかにした。拾ったときは閉じていた松ぼっくりだが炬燵に入れたまま数日、ようやく開いてくれたのだった。

 その松ぼっくりをみて発見したのは、開いたパーツは整然と螺旋状についていたことで、右回りにも左回りにもどちらからも整然と並んでいた。こういう並びだったとは今の今まで知らなかった事だ。
 ムーミンのキャラクター全てに今回はクルミの実油を塗布してみた。そのことは別投稿で触れたのだけれど、ブナ材の生地のままの方が良かったかなと言う思いもある結果になった。
 今回はたまたまの一点もので、数作るものではないというのも正直な気持ちである。このセットは知人のお子さんに譲るつもりで試作したのだ。

種子ひとつで作業が止まる

2019-12-18 | 感じるままの回り道
 二つ池内に崩された堤の泥を浚っていた時の事、綿毛を付けた種子1個が目に留まった。キジョランの種子とは異なり棒状に長い種子だった。「さーて、なんだろう・・・」と作業が止まってしまった。昨年の同じ頃、泥水池一帯で10個ほどの種子を拾った時は棒状ではなく平たいスプーン状だったので「キジョラン!」と思い、兄にも送ったのだけれど、発芽させ泥水地の一角に3本定植したのちにS先生に見てもらった。葉の形状はスペード形では無く長めだったからキジョランでなくガガイモかと思っていたものの、先生の見立ては「ガガイモではないが名前が分からない」と言う。そうなると小生には全くの五里霧中に等しい。

 ネット情報を閲覧しながら今回の大きな綿毛を付けた種子はガガイモ科ではないと感じたけれど、では何科の植物なのかは糸口も無い。野草の種子検索をクリックしても結果はゼロ査定。作業は止まるし自宅で検索しても徒労に終わるし、なんとも因果な種子だった。
 こうなれば爺の意地、播種して芽を出させ葉で検索するのみ。早く芽を出せ暇な種、早く伸びろよ暇な草、言う事聞かぬとちょん切るぞ、まあ、童話の文章も結構恐ろしい。
 
        綿毛でガガイモ科と思ったのだが       丹念に探して2粒のみ

幾何回転体制作の総括

2019-12-17 | 何よりの楽しみ
 連日の降雨で家に閉じ込められたと言う事情も重なり予定より多い幾何回転体を作ってしまった。写真には入らず既に焼却場へ行ったヘキサ・スフェリコンも10個ほどあるのだ。この失敗作はすべて直径と高さ(幅)の誤認と混乱が原因であった。

 写真左からヘキサ・スフェリコンの基盤型、円柱型、円筒型と並び、オロイド3列、スフェリコン3列と続く。色や厚み、材質の違いはすべて手元の端材から作った事によるが、手持ちの材が無くなってしまった証でもある。ヒノキ・スギ・集成材・秋田杉古材などを用いたしオイルフェニッシュを施したりしなかったりの不統一さで雑多な幾何回転体になってしまった。
 オイルを塗ったため滑りによる失速でヘキサ・スフェリコンの運動性能は劣化したし、他の作品も色合いが生地そのものより悪くなってしまった。

 改めて油性塗料で色付けすれば統一感が出ると思うけれど、次の玩具にも手を出さねばならないから幾何回転体はいったん終了とした。3種類の幾何回転体のうち今回の製作でヘキサ・スフェリコンの製作が一番容易だったのは発想の転換に由った事が大きい。これまではヘキサ・スフェリコンの製作が一番難しく手間だと感じていたのだった。その原因は左上、2体のヘキサ・スフェリコン基盤鍔型にあった。
 一体作るのに部品点数5点で、その上、位置関係と取り付け精度が求められる。部品点数が増えれば最終誤差は大きくなるのは道理なのでヘキサ・スフェリコンに限って言えば「シンプルイズザベスト」は間違いない。

 さてさて、ようやく一段落した作り込みだったが、歌の文句にあるように「ちょっと遊んで転がして あとはあっさり捨てる木か・・・」てなもんや三度笠。

 

泥も乾けば堤かな

2019-12-16 | 水辺環境の保全
 用材を伐採したくても凍結期は目前だし、凍結してしまえば水域の補修も出来かねる。てなことで伐採は後回しで泥浚いしつつ棚田部の堤を太くした。

 用土を採る場所の無いフイールドなので浚渫土を活かすしかなく、今回は沈泥池から掘り上げて運んだ。夏の頃、長柄のジョレンで岸に盛り上げておいた泥土だが水分が抜け、高い部分は泥だったとは思えない良い土色をしている。このまま家まで運んで庭土にしたいくらいの品質に見えるが、もともとは泥土だから水抜けは悪いだろうし堆肥を混ぜ土壌改良する必要があろう。

 それはともかく、堤や畔を補修し太らす用土には十分使用に耐えるのは経験済みの事である。沈泥池の堆積土は仕切りを乗り越えんばかりに堆積し、どちらにせよ春まで放置はできない状況にある。掘り上げて一輪車で棚田部の堤まで運ぶ。ここが威野志士様に一番やられている部分で、泥とは言え積み上げれば堤の上端面は広くなるし法面へも土を供給できると言うものである。

 掘り採りが済んだ沈泥池の泥上げ部には長柄のジョレンで池の泥土を掻きあげておけば春には用土として使えるはずで、堤1辺を整えるのに何年掛かりだったか数える気分は無い。積めば威野志士様に蹂躙される繰り返しであって完成形はもたらされない人生になった。その作業場所、住所を言えば「姥捨て山三途の河原字泥堤」とも言えて、なにやらかちかち山の泥船にも似てきた。

 作業前 ➡  掘り取り ➡  搬入 ➡  整地

ヤブニッケイのテインクチャーを作ってみるのだ

2019-12-15 | 何よりの楽しみ
 ヤブニッケイの芳香に魅せられた古巣の知人から「テインクチャーを作ってほしい」と電話があった。「テインクチャーとは何?」との問いに「ハーブチンキ」との事だった。どっちにしても理解しているわけでもないが、ヤブニッケイの芳香には弱い小生なのだった。最初に葉の匂いを嗅いだ時、頭がくらくらとしたような感覚があって何か「淫靡的」な印象があった。誤解を恐れても言うが「エマニエル夫人」・・・。

 端的には精油が欲しいのだろうと思ったのだけれど、芳香成分を蒸留して取り出す道具は持ってはいない。瓶や鍋、シリコンチューブなどで蒸留冷却すれば採集できるだろうがそこまでするほどの動機は無いのだった。
 そこで「あるものを活用する」として、床下収納庫に長らく放置されていた試薬のエチルアルコールを使って取り出してみる事にしたのだった。ネット上でのアルコールはウオッカなどを用いて作るのが多かったけれど無水アルコールでも同じだろうと、ここは高を括る事にする。エッセンシャルオイルの世界より似非洒落吠えるのほうが身の丈に合った小生である。

 フイールドからヤブニッケイの葉を採集し濡れ布巾で軽く清拭して瓶に詰める。遮光容器が望ましいとあったから、ここは乳酸菌製剤の空き瓶を転用した。中身は二枚貝の餌になっている。ヤブニッケイの葉50枚ほどを詰め無水アルコールを注いで密閉、床下収納庫に収め毎日一回揺すっての2週間で抽出は終わる予定だが年末になっている。渡すのは年が明けてからだろうけれど急ぐものでもないだろう。
 欲を言えば芳香成分が多くなると思われる若葉の頃か初夏の頃の葉が欲しかったけれど「今の今」では無理なのだった。まずは2週間の抽出期間を待たねば結果は判明しない。
 出来上がった抽出液を首筋に塗ってフイールドに出向けばトンボやチョウが寄ってくるかもしれんと妄想してみたが、すでに皆さん冬ごもり・・・。街に繰り出す趣味も無し、てなもんや三度笠。

今期は豊産だ!

2019-12-14 | 小父のお隣さん
 自宅のアサギマダラの幼虫は消えてしまった。ジャコウアゲハの越冬蛹も今期は見当たらない。先日の新聞に「里山の昆虫激減 チョウ深刻」なんて見出しで記事があった。「何をいまさら!」が小生の第一印象だった。絶滅危惧の基準を超えたのが増加したともあったけれど指定するなどの対応は大幅に遅れているのも「毎度!」の事である。
 指定だけしてその結果、手も足も出せなくなり結局は環境崩壊して天然記念物絶滅、なんて顛末はこの国では普通だし、それだけ行政官が阿呆ぞろいの証拠でもある。小中学生にタブレット端末全員配布や民間企業に試験を丸投げ、なんて手抜きとさぼりが横行しているのも「すぐ雲隠れ・入院」などが頻繁お約束であることからも推定できよう。
 まあ、「師曰く、政は正なり。子師いるに正しきを以てすれば、孰か敢て正しからざらん」、ここに諸悪の根源がある。思わぬ脱線ショートだが小生の認知症傾向はどうしようもない。

 フイールドのアサギマダラ、今期は1頭を視認しただけだったものの産卵は多かったようで12月中盤、幼虫は両手を超える数がいた。キジョランが育ったこともあり食い尽くされる心配は無くなったものの終齢幼虫まで育ち蛹化できる個体までとなると1か0かというレベルになってしまうのではないかと「豊産だ!」と喜んではいられない。厳しさを観てしまうのも巡回の哀しさでもあるのだ。

                   

 

二つ池、沈泥分水部の浚渫

2019-12-13 | 水辺環境の保全
 今期、泥浚い出来ず二つ池への水の流れを整えただけで済ませた沈泥分水部の浚渫を行った。池の3割ほどは泥土が盛り上がり水域ではなくなっているが、これは小生が応急的に泥土をかき集めただけで終わった結果だ。

 かき集めてから数カ月も経過してジョレンでは用がなさない。水が入り込まないよう泥の壁を崩さないように掘り始めての泥浚いである。掘り取る深さは丁度、剣先スコップのすくい面の長さに等しかったから1尺程度だろう。泥の堤をさらに水域に侵出させ水圧で崩れる寸前まで削り取った。「へそぐ」とか「こそぐ」とかの表現が心証に合ったのだが、「へそぐ」は辞書になく「こそぐ」は「刮げる」はヒットしたものの「鍋の底をー」のような使い方だった。

 それでも小生的にはスコップを突き刺して掘り取る動作でなく泥土の壁を上方からスライスするように取り除いていたから感覚的にこだわりがあった。こうしないと泥土の圧縮体は重いし壁を崩して水が入れば作業がやり難くなるからである。道具の使い方や状況場面に応じた動作などは、やはり経験値が大切である。
 経験や学習とは言え小中学生にタブレット端末を全員配布など愚の骨頂、税の無駄遣いだと思うものの、自分の腹は痛まない血税だから使い勝手は自分のために・・・まあ、民や国家のためにと他意議迷分を建て懐の痛まない血税を使うのはさぞかし痛快であろう。仮病入院雲隠れしてでも75日を待つ保身の強欲さはよーくわかる。下々なら懲戒解雇だが、あの輩たちには泥浚いアンタッチャブルの分水池が備わっている。。

         ➡    ➡  

今日のトンボ「陽だまりが好き」

2019-12-12 | 小父のお隣さん
 12月12日、最低気温7℃台で撮影10時ころのフイールドは14℃だった。風が出た薄ら寒く感じる日ではあったものの、トンボ池の陽だまりは尾根にさえぎられて風の通りが悪い。ということは日向ぼっこに最適な場所でもある。トンボの出現末期ではこの場所でしか確認できないと言っても過言ではないのだ。
 「トンボ池」という呼び名は、だからそうした訳ではなくトンボの発生のために設えた目的名称なのである。それはともかく既に姿を見せなくなってもおかしくない今日この日、当たり前のようにマユタテアカネとオオアオイトトンボの姿を見ることが出来た。どのトンボも地上近くの出来るだけ低い場所を選び休んでいる。

 オオアオイトトンボは一匹のみしか見いだせず、マユタテアカネは3匹を数えた。オスばかりであったけれど習性なのだろう、オスが接近すればアタックする行動は健在だったが深追い・長続きはしない。身体を温めかつエネルギーの温存が第一選択肢になっているように思う。
 ホモサピエンスはメスが長生きし生き残りし易い傾向があるようだけれど、トンボの世界はオスが長生きしているのはなぜだろう。今夜は眠れない・・・。

                  

ヘキサ・スフェリコンの製作 8 総括編

2019-12-12 | 何よりの楽しみ
 小生の年代だと「総括」に好感を持つ人は少ないかもしれない。暗く痛ましい記憶がある。しかしながらヘキサ・スフェリコンの総括ともなれば暗く痛ましい記憶はありえない。苦楽忌々しく混在している記憶だけなのだった。それでも総括してみる気になったのは要は暇だから・・・。高齢者の一日は長く一年は早いのだった。
 オロイドやスヘリコン制作で総括などする気にならないのは改良の余地など無いシンプルさによる。単純明快で楽しめる幾何回転体だった。それに引き換えヘキサ・スフェリコンは底なしだ。つまり「楽しさも中くらいなりおらが作」てなもんや三度笠。

 最初に作ってみたのは基盤式ではなくひし形の中子を挟み固定する中子式だった。この方式だとひとつの中子に4枚の半円を接着することから精度が出なかった。結局は中子式を廃して基盤式で成功した。この当時は円盤がホームセンターなどでコースターなどとして販売されていることを知らず木工旋盤もなかったから糸のこ盤で円盤を切り抜き外周はヤスリで手仕上げした。基盤には小ビスで止めてある。

 面倒だから製作せず、数年経って試みたのは手間暇を減らし制作を簡単にしたいと思案の結果が円柱材を二分割して張り合わせる密着型だ。確かに簡単にできたのはいいけれどヒノキ材のため重さがある。初めは慣性力が運動エネルギーの増大に寄与すると踏んだのだったが急激な進路変換するヘキサ・スフェリコンならではの方向転換点でスリップして精力消耗で頓挫してしまった。
 それだから「軽くすれば・・・」の発想になったのだった。桐材やヤナギ材で試してガッテン!

 円柱材から円筒材にしての試作品。円筒の高さに勘違いがあり幅を狭くしてしまって接着強度は実用性があったけれど転がりが悪かった。そのうえ接着面が狭い2カ所と言うことから接着面が平面上に固定できたかどうか不安定で転がり品質を安定させての量産には不向きだろう。
 これを試作した段階では確かにそう思えた。しかし補助具(治具)を使用することでいとも簡単に必要な精度で組めることが出来、その意味では魅力的なデザインになった。

 今まで作った結果を鑑みて最初の基盤式と円筒式を合体させたのがこの試作品だ。正六角形の基盤は製図そのものでもあり、これに固定すれば幅の間違いも発見しやすく、またそれぞれが平面上に歪みなく固定できるメリットがある。基盤は高価なアクリル樹脂でなく安い下敷きを使った。強度が足らない軟弱に思えたのだが円筒の切断面を全て覆い接着する関係で位置も精度固定も強度もクリアー出来た。

 結果的には、どのタイプも条件さえ整えればスムーズに転がってくれたのだが、円筒を作る手間が馬鹿にならない。ペットボトルや樹脂製の瓶などを応用すれば制作は容易かもしれない。まあ、自分で楽しむ範囲だけれど。
 そんなてんやわんやでも大満足の作業を終えたのだったが最後に大どんでん返しが待っていた。まあ「犬も歩けば棒に当たる」のか「晴天の霹靂」なのか、恐らく両方に違いない。
 幾何回転体に塗装を施したことは無かったが「汚れが付かないように,表面硬化もさせたいし…」と、今回軟材の桐と柳を使った事でえごま油を塗装に使った結果、これが裏目に出た。表面の摩擦力が減って滑りで消耗し転がり難くなってしまったのである。重量を重くしてしまった事と同じに観える。いやはやヘキサ・スフェリコンとは奥が深いものよのう越後屋…。ハイ、もうヘキヘキさ。


林床のネザサ刈り

2019-12-11 | 今日は真面目に
 初夏にも刈り払いをしたネザサの刈り払いをする。初夏は草本も伸長期だし全草刈り払いをする訳にもいかずネザサを主体の選択的刈り払いだった。しかし初冬のこの時期は実生の幼樹を残すにしても刈り刃を地表で滑らして芝刈り状に刈り払いが出来る。言わば「やっつけてやる!」と臨む作業が出来る時期である。一方で大石小石に刃が当たり欠損するリスクも高いのであった。

 西の段のネザサはシュート状なら1m、おおむね40~50センチの背丈に育っている。これを放置すればまた元のネザサの藪に戻ってしまうのは間違いないので「親の仇」と認じ刈り払いを続けていくしかないのだった。まあ「時は与え時が奪う」てなもんや三度笠の輪廻なのである。
 棚段3段を密度の差はあるものの丁寧に地際から刈り払いすっきりさせた。テーダ松の実生幼樹やコナラ・ガマズミの実生樹などは残しつつリョウブやヒサカキなどは増殖著しいので衰退させるつもりで刈り払う。ネザサ刈り払いと言っても選択的刈り払いでもあるから周年通して観ていない人任せには出来ない面があって、結局は小生の独壇場、いいえ土壇場と言うべきか・・・。

                   ➡    

ムーミンのキャラクターセット

2019-12-10 | 何よりの楽しみ
 昨季も作ったムーミンのキャラクターセット、今回もブナの端材が残っているし、手のひらに乗る三角材では他に用途も思いつかず今回で消費する事にした。数を数えたら60あまりで、キャラクター10種で6セットできる勘定だ。前回はキャラクター12種だったけれど「ニョロニョロ」がセットに一体では寂しく思え、試作には3体用意したから最終的に不良品も出るとすれば5セットくらいになるのだろう。

 キャラクターの型は残してあるから端材に外形線を写すだけである。デザインが決まっているということは作業が早い事につながるが半分は厚紙の型なので、これからも作るとすると下敷きで型を作っておかないと使えなくなる。
 今までの作品はオイルフェニッシュもせず素材そのままの提供だったけれど、今回の試作品12体にはクルミ油でオイルフェニッシュとしてみた。どういう風合いになるのかやってみたかった塗装なのだ。数年前のクルミなので干乾びて使えないかと心配したものの、タンポンにし押し付けていくと油が滲み出てくる。数が多かったり細かい形状には面倒で使えない思うけれど試作品なので根気よく絞り塗り付けた。

 今まで使用していた「えごま油」より上品な風合いに思えるが乾燥硬化性があるかどうかまでは不明だし経年変色の様子も判らない。それでも食品なので舐めたりされても心配しないで済む塗料と言えるだろう。
 家にコンプレッサーが無いから拠点の道具小屋で使用してきたのだが、どこでどうしたのか主役のムーミンが見当たらなくなった。午後に拠点まで探しに行ったけれど見つける事は出来なかった。
 粉塵を吹き飛ばし細部の清掃をしたい圧縮空気は自転車の空気ポンプで代用できると思いいたったものの後の祭りと言うものだろう。

           切り出したキャラクター   ➡    クルミオイルを塗り仕上げ

 クリスマス用にテーダ松の大きなマツカサをツリーに見立てて作ったクリスマスツリーの周りに配置すれば幼子が喜びそうな感じがする。手元にビーズなど何種類かあるから飾れば面白そう。てなことでまた病が出てきそう・・・。病早々に来る…違うか。

今日のトンボ「12月8日」

2019-12-09 | 今日は真面目に
 まずは経験値からの蓄積で12月8日頃がその期のトンボ見納めの頃なのだ。もっとざっくり言えば12月初旬がトンボの消える頃である。
 8日、初霜が下りた。朝の時間では気温が低いからトンボの飛翔は観測できないと読んで作業を先に済ました。11時過ぎ、トンボ池に確認に行こうと拠点を下ると途中で着信があった。トンボや小鳥を観にくるSさんからだった。S先生もご一緒でアキアカネのカップルを見せてくれた。「産卵していた」との事だったが小生でも出会えなかった貴重な場面だったはずである。何はともあれ1枚撮影させてもらう。

 アキアカネは稲穂の上や道路上で飛翔しているのは観るけれど撮影できる機会は小生にとっては全くないと言って良いだろう。カメラの性能もあるのだが静止画像でなければ小生には撮るのは難しい。この日のアキアカネは特筆すべき特段稀有の機会だったに違いないがトンボ池で産卵していたというのはうれしい事実である。
 小生の常識では「稲刈りが済んだ田んぼで産卵」なのだが日本全国刈り入れ後の田んぼは乾田管理となって産卵環境は激減しただろうし、当然アキアカネも絶滅寸前だ。少年時代、アキアカネなど家の前の道路や農道で群れの中に突っ込めるほどの大群で群れていたものだったと思い出すもののウスバキトンボだったかどうか・・・。判然としなくなってきた。

 アキアカネは特筆すべき種だったがマユタテアカネとオオアオイトトンボはお約束の様なトンボで、この日の個体数や動きを見ているとまだ数日は観測できる希望がある。撮影出来たアキアカネの翅、辺縁が千切れていて胸に来るものがある。まあ、今頃のトンボは多かれ少なかれそうなのだ。もののあわれと言うべきか一日の終わりを感じる。

                 千のトンボもヒイフウミイヨ
                            霜の降りた日日向ぼこ ハアコリャコリャ

                    

初霜日和

2019-12-08 | 感じるままの回り道
 気象情報での最低気温は3℃台だった。測候所は街中だしフイールドはそれより気温は低かったのだろう。9時前ではあったが降霜の残りがあった。まずは初霜日和とでも言うべきか、日中は風もなく小春日和で心地よい日向が味わえた。
 気温は10℃ほど上昇してまずまずの作業日和となって、とりあえずの林床ネザサ刈り払いで終わる。

**深川 寄せ場人足はやり歌

2019-12-08 | 性向有毒の翁なれば
             水を通して支えた人と
                     嘘を通して拭う人 ハアコリャコリャ

             次から次へと壁塗り替えて
                     飾る小人宮仕え ハアコリャコリャ

             さくら集めてさくらを見せて
                     さくら演壇花盛り ハアコリャコリャ

             隠蔽廃棄癒着に嘘と
                     これが基本のまつりごと ハアコリャコリャ

             嘘つき上手泥棒稼業
                     電話答弁さくら策 ハアコリャコリャ

             大臣たるもお木偶の人形
                     差し紙頼り紙隠し ハアコリャコリャ

             砂漠に水と命を捧ぐ
                     地位が命と嘘捧ぐ ハアコリャコリャ 

             術はウソだけ防御の布陣
                     攻め手策無き千日手 ハアコリャコリャ 

             信義と誠実露ほど無くて
                     審議と政実芽も出ない ハアコリャコリャ

             認可招待忖度贔屓
                     私人公人キャッツアイ ハアコリャコリャ