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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「オニヤンマの産卵」

2021-08-26 | 小父のお隣さん
 キジョランを定植し、保護のための支柱を立てようと女竹を刈りに行く途中、道路に染み出ていた絞り水にオニヤンマが産卵していた。当然、カメラを構えたのだが綺麗な撮影が出来たためしがない。今回もそうなったのだった。
 最初はカメラ任せで撮影したが動きが早くブレが多い。発光させればより鮮明に写るかと思ったけれど逃げられては元も子もない。

 次なる一手は「スポーツモード」で高速シャッターを使う事だったのだが「ストロボ発光」のサインが出る。それを押し切ってシャッターボタンを押したけれど芳しくなかった。
 次の機会はあるかどうか分からないフイールドのオニヤンマなのだが産卵する場所は自分で視認した環境限定ではあるものの、全てが浅く水がある程度の場所で「こんな場所ではヤゴは生息できないだろう」とクレームを付けたい場所ばっかりだった。

          通常オートで撮影       スポーツモードで撮影

重いです夏の日 独りぼっちの昼

2021-08-26 | 今日は真面目に
 今回の除伐は、マジックベルト付きの安全スパイク長地下足袋を履き作業してきたのだがどうも装着感が悪い。つま先鉄心入りなのでチェーンソー作業には安全度が上がるものの動きが不快なのだ。そこで長らく使ってきたコハゼ止めのスパイク地下足袋と脚絆に代えたら足使いもストレスも軽減したのだ。この仕立で枝払いや刻み作業には保護能力が落ちるけれど止むを得ない。もともとノルマや日限がある作業でも無し、暑さと疲労にも注意を払いつつ作業を進めれば良い。

 しかし伐採した樹木の枝払いをし集積する長さに切断して集積場所まで運び終わるまでには往復単純作業の繰り返しが延々と続く感覚がある。端から刻んで運び集積する事の繰り返しの中に重作業は無いものの、真夏日の日中はほどなく汗が噴き出してくる。困るのは目に入り、また眼鏡を曇らす事なので時折はヘルメットを外し汗を拭かねばならない。この時に麦茶を飲み塩飴を齧って小休止でもある。頭部に被る汗止めキャップも有るものの、それだけで暑さが増すし手拭いで頭を包めば頭部の汗は目に来ないけれどヘルメットを装着すれば同じことなのだ。フェースカバーだけあればヘルメットは不要とも言える作業内容だがフエースカバー付きヘルメットなのでそうもいかない。フエースカバー単体も使えるが頭頂部がハゲでは傷を受けやすく、それはそれで不安全でもある。

 結局、暑さの夏はヨタヨタ作業なのだ。この暑さとコロナ禍では入山者もおらず駐車場には小生とYさんの車二台だけの日が多くなった。二人掛かりで枝払い集積作業を行っていてもあっちとこっちでの離れ作業で姿も見えないから独りぼっちの夏の日は続いているのだった。それでもようやく一画の片付けが終わった。
 前の日、猛暑日になって夕食後に無性に西瓜を食べたくなり20時過ぎにスーパーに行ったのだが綺麗に棚は空いていた。考える事は他人も同じなのだと実感した次第。今日も食べたさは続いていたから作業後に沢水で身体を拭きシャツは着替えてスーパーに帰路立ち寄った。今期初物だったのだが八分の一切れで400円だった。子ども時代は玄関土間に山積みになっている西瓜やプリンスメロンは食べ放題だったのに、思えば貧しく成ったものよなあ。

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**今日の一歌

2021-08-25 | 温故痴新
              この頃は逢ひたい友の多かれど
                            わけて逢いたい新島先生       徳富蘇峰

              今コロナ飲みたい場所は多かれど
                           たって行きたい新婚の友

キジョランの定植

2021-08-25 | 蝶の食草園
 S先生が播種養成したキジョランの当歳苗を頂いた。小生も三月に播種し発芽したのは16本で、これをロングポットに4本づつ4ポットを用意したのに全て枯れ死させてしまった。反対に役にも立たないシタキリソウの複数苗ロングポットは失うものも出ず育っている。まあ、御母日傘で失敗したような訳なのだが、採種した蔓はフイールドで初めて結実させた蔓で莢を残して枯れてしまった故に当座、二世代目は見通しが無い。

 そんな折に頂いた寄せ苗仕立てなので何が何でも元気に育ってもらいたい。植え付け場所はS先生に選んでいただいたエノキの根元で「土質・日照・絡ませる樹」及び「観察容易」の条件を満たした所なのである。
 ここに深く広めに植穴を穿って竹粉堆肥と腐葉土を掘り上げた土と撹拌して用土として定植した。根鉢は崩れなかったので水決めの時に棒を差し込んで密着させる必要もなくバケツ一杯分の水を与えて定植は完了だ。このままだと刈り払われたり踏まれたりされる恐れが多分にあるから、園芸支柱を用意できるまでの間は竹で囲って保護とした。
姿
 植え付け時はダランとバラけた情けない姿になってしまったものの翌日は天候不順で見なかったのだが、翌々日にはピンと立ち上がり何となく大きくなった様子さえ感じられる。この日、しっかりした園芸支交換するつもりだったのにご出勤時には綺麗に忘れていた。ああ、忘却とは忘れ去る事なり、忘れ得ずして忘却はアカン。危機管理は最低限の手入なのだ。

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今日のトンボ「翅端斑のあるマユタテアカネ」初見

2021-08-25 | 小父のお隣さん
 エノキ林の林床でリスアカネに続いて翅端斑のあるトンボを視認する。リスアカネよりやや小型で色合いも黄色に寄っているからメスとだけは見当がついたのだがリスアカネとは思わなかった。とりあえず撮影しながら頭部を確認するとマユタテの面だった。
 S先生とSさんを呼んで確認してもらうとマユタテのメスで未熟体らしい。話をするうちに思い出したのは「マユタテのメスの中には翅端斑を現すタイプがいる」という事だった。どちらにしても何時も見ているタイプではないので忘れているのも当たり前でもある。自己肯定感はトンボの判定より大事・・・。

               

**今日の一歌

2021-08-24 | 温故痴新
               いのちなき砂のかなしさよさらさらと
                                握れば指のあひだより落つ    石川啄木

               誠なき国のかなしさよ今日もまた
                              握れるいのち看取られもせず 

惨して二十一

2021-08-24 | 小人閑居して憮然
 まあ、普段と異なるルーティンだと失敗する見本みたいな結果で久しぶりの火傷である。若い頃、工場でアセチレンガス溶接をしていた時に後方から名前を呼ばれた。思わず左後方を振り向いたら右手で握っていた溶接トーチの炎が左手に向いてしまい甲を一瞬だったが焙ってしまった。この時は水泡までにはならず事なきを得たのだが皮手袋を装着していなかったのが誤り。

 今回の火傷はお節介によるもので通常の自分の作業環境下では発生しないミスなのだった。その日、いつも通りに作業を終え帰るだけになったのだが、たまたま連休でボーイスカウトの連泊活動だったのだ。駐車場にはサポートの保護者達が居て、その中の二人がマキ割りをしていた。それも竹割鉈を使い鉈の背をハンマーでたたいているという荒業だったのだ。容易に割れる訳もなく見かねてねじり楔を貸した。容易に割れるので感激し、その場でスマホで注文する始末だった。
 それはともかく割り方がスムーズだったから割る長さの材が不足した。今度はチェーンソーを出してきて寸切りを始めたのだが煙を出すばかりで切れない。これも見かねて刃研ぎのためお節介を申し出たのが運の尽き。

 帰宅直前だったから既に暑いアームカバーは外して半袖だった。刃物を扱うから一応は皮手袋を装着して台の上で即席の刃研ぎを始めたのだ。右カッターの研ぎは刃先が手前側で難なく終え、左カッターはエンジン部を左わきに抱えるような形でヤスリを構えようとした途端「ジュッ!」と音がして左手首の内側に猛烈な熱さがきたのだった。
 思わず構えを解いて手首を見たらマッチ箱程度の面積が赤くなってヒリヒリし始めた。何の事は無いマフラーの表面に皮膚を当ててしまったのだ。普段は長袖だったり、半袖ならアームカバーを装着しているから触れても火傷までには至らない。油断と言えば油断なのだった。ヒリヒリ感は続き、その度に水で冷やすと収まった。火傷の薬は携行していないので帰宅まで薬の塗布はお預けだった。
 研ぎ終えて渡せば「切れる、切れる!」と大喜びだったのだが小生は苦笑いするしかない。

 以前、皮膚科に受診した折の軟膏の残りがあり、これはドクターが「虫刺されや軽いやけどにも使います」と言われたから残していた軟膏だ。帰宅後、既に皮膚は真っ赤になっているから指先でトントンと付けるように塗布し保護のためガーゼを当てる。強いステロイド軟こうなので使用は二日間だけにしたものの、ガーゼで保護しアームカバーで覆い作業をしていても材の処理では当たる時がある。結局は二日目にして皮膚が破れて血色の皮下組織が丸見えになってしまった。

 皮膚科に行くべきかどうかの判断は「自分で処置する」事としたのだが、それなりの理由があった。部位の損傷は深部まで及んでいないと考えた事と使う薬の当てがあったのだった。若い頃、仕事の必要性からある専門誌を内容を見て買っていた時があった。その時に「褥瘡に効果があった漢方薬」として臨床データーの論文を読んでから常備薬として購入している。普段の用途は「切り傷」に使い、かさぶたをつくらず傷も目立たせずに治癒させる生薬なのだ。
 どういう訳か小生は小さな切り傷でも放っておくと瘡蓋になってなかなか治癒せず傷跡になる。軟膏を塗布、あるいは軟膏の代わりにハンドクリームを塗布し絆創膏を当てておけば綺麗に治癒するのだった。酷くはないものの「ケロイド傾向」があるようだ。

 薬を変えたので手当ても変える。この漢方薬を傷を覆うパッドの大きさに厚く塗布し患部を覆い保護する。作業後はシャワーを浴びるからシャワー後と朝の洗面後の二回の取替えを続けてきた。皮膚が栗皮色になって破れた二日目以降、血色の点描様の組織の色が穏やかになって10日目頃にはピンク色の新しい皮膚組織で覆われてきたように見える。ここで手当てを止めると乾燥して被害を大きくする可能性が大きいので、もう何日か薬を塗布したパッドで押さえておかなばならない。
 十五日目では十日目とさほど変わり映えが無い感じではあったけれど一応、二十日目まで現状の手当てを続け、以降はハンドクリームとガーゼで保護保湿し回復を促す。こんな算段で良かろうか・・・。

 四日目 ➡   十日目  ➡   十五日目  ➡   三週目

 と、まあ続けてきたのだが、三週目まで到達すると皮膚の再生は順調のように見えている。皮膚科医の治療を受ければ回復の速度は早くなるのかどうかは知らないけれど、あと一週間程度塗布したガーゼを当てておけばようやく解放されるだろうが小生の読み。患部を覆えるパッドが無くなり半分の大きさのバッドにしたのだが、被害の大きかった中央部だけしか覆えないがもう大丈夫だろう。

**今日の一歌

2021-08-23 | 温故痴新
           はたらけどはたらけど猶わが生活
                          楽にならざりぢっと手を見る      石川啄木

           働けど働けどどの病棟も
                       破綻寸前アラームの走狗

ワルナスビの駆除

2021-08-23 | 小人閑居して憮然
 駆除しても駆除しても根絶できにくいワルナスビだ。根がゴボウ根で車両が通るような固い地中深く入り込むので引き抜いたりチョンチョン鍬で掘り取ったりしても切れた根が残れば再生が続く。
 そんなことでワルナスビだけは除草剤を使うことにしているが直接スポット散布である。衰退復活の繰り返しではあるものの、今期数は20本程度だけになったから除草剤も200㏄程度の使用量だ。

 この頃の除草剤の薬効は恐ろしい。噴霧して30分程度はテカテカの葉にみえるものの1時間もすると萎れが見え始め3時間もすると写真右のように萎凋著しい。園芸店に入ってみれば分かるのだが園芸用品売り場の半分以上が除草剤で占められている店舗の何と多い事か。それだけ需要があるという事だし企業も重きを置く「儲かり商品」なのだろう。
 しかし、斯様に薬効の激しい薬品をのべつまくなし安易に国土の地表に散布させる事は犯罪に近いのではと思ってしまう。そういう小生も一翼を支えているのには違いない。

 除草剤と殺虫剤で生産する水田地帯に行けば周年、生物を見る事は無く植生もスギナ程度のところが多々ある。巡り巡って我が身、となるのが閉鎖環境地球の未来だ。若いみぎりに読んだ「沈黙の春」地球温暖化は載っていたかどうか記憶にないものの「こんな事態は無いだろう」と思った反面、「ありうるかも」と思えたのも事実だが、もう片足を突っ込んでしまった。

       散布前  ➡   散布直後  ➡   散布2時間後


今日のトンボ「リスアカネ初見」

2021-08-22 | 小父のお隣さん
 天候不順で十日目ぶりに作業が出来るだろうと出かけた。上の池オーバーフロー部の漏水穴を埋めなければならず、水があると土が締まらないから吐水口のバルブを閉塞して断水にする。八月とは言え不順な天候なので渇水の心配は皆無だ。翌日以降にはオーバーフローする水も止まるだろうから作業に入れる。

 上の池から流路に沿って林接池まで下がったところでアカトンボ数匹を視認。両翅の先端に黒褐色斑が認められた。名前がどうしても出て来なくて撮影だけは出来たから図鑑対照で判断するつもりだったもののS先生とSさんがほどなく姿を見せたから手っ取り早くモニターで確定してもらえた。リスアカネだった。

 翅端斑があるトンボは「二種類だけ」という記憶があって、もう一種はノシメだったか。でもノシメはフイールドでの記録が無い。Sさんによればリスアカネは数日前に視認していたというのだが小生、空模様不順だったから出かける気分にもならなかったのだ。

  

*OH!爺の覚醒

2021-08-22 | 小人閑居して憮然
              うだる身や蚊はプックリと夜の壁

              丑三つの蚊に不寛容疳の虫

              灯を消せばまた耳障り糞イエカ

              足裏を刺され掻くのに汗かきぬ

              丑三つやカァッと目覚めし痒みなり

葉っぱ踏み踏み、お集積

2021-08-22 | 今日は真面目に
 前日に除伐したヤマザクラを裁断・集積する。切り倒すのは面白くても後片付けは気がのらないけれど、ここまでやって締めとなるから「暑いし」とか「急ぎでも無いし」とか独りでブツブツ言っていても片付かない。
 混みあっていた場所の立ち木なので枝は竹箒のようになっている結果、下側の切断は楽でも上部は足の踏み場も無くなる。よって枝葉をかき分け踏みしめて裁断することになるのだが、これがまた暑さと高齢化で足使いがヨタヨタする。編み上げの重い安全靴を履いているから猶の事、足が上がり難い。チェーンソーで枝切しながら移動は足場がグチャグチャなだけに危ない感じがするのだった。

 急がず慌てず、しっかりをして安定したところへ足を下ろす。こんな分かりきった定型動作でも壮年の頃の様にはいかなくなって、枝に絡まり伸びていた細い蔓草にさえ「オットット!」となるのだったが、なんとか枝葉の部分は集積終了した。
 見渡せば、まだ同じくらいの本数を除伐しないといけない様子が見て取れる。もう2,3日通わねばならないだろう。日当たりの良い部分は在来種タンポポの絨毯にもなってくるので日照範囲は木漏れ日でも良いから広げておきたい。決して樹木の健全な生育のためばかりではない除伐である。

 中央部の枯れ禿げのようになっている部分は八月初め、ボーイスカウトが二晩テントを張ったエリアで自由に遷移させてきた被地植物が踏圧ストレスに弱いのがよく判る。

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*情けなき哉、情けなき哉

2021-08-21 | 性向有毒の翁なれば
              かき揚げの内閣なればスッカスカ 情けなき哉 情けなき哉

              二夏も同じ手太楽すえた餡 〃 〃

              白板の検査目標擦れ消え 〃 〃       

              在宅で棄民としやる無責任 〃 〃

              急転のコール応えず看取られず 〃 〃

              敵失は無し本営の無能ぶり 〃 〃

              国難に選挙案ずる非国民 〃 〃

              永田町野戦病院埒も無い 〃 〃

              搬送はたらい直送迷いなし 〃 〃

              忙殺は医療保健所ただ二つ 〃 〃

              協力は破綻繁盛非協力 〃 〃

              協力金出さず歳費は出ずも出し 〃 〃

              鶏頭が牛尾あれこれ審議中 〃 〃

              オリパラの人流たみ草川留め中 〃 〃

              医療者の矜持武士なる覚悟かな こうべ垂れたり こうべ垂れたり 
              
              人ありてパンデミックと戦えり こうべ垂れたり こうべ垂れたり

              戦列の大和なでしこたくましき こうべ垂れたり こうべ垂れたり
            
              苦悩さえ笑顔に替えてはや再夏 こうべ垂れたり こうべ垂れたり

お水はジャボジャボ穴の中

2021-08-21 | 水辺環境の保全
 9日ぶりに水見回りが出来た。送水は滞ってはいなかったものの減少気味か。おっつけ取水路と取水升の点検に行かなくてはならない。
 上の池のオーバーフロー部の堰上端部に水が張ってないのが遠目にも見えた。寄ってみたらバレーボールが入るほどの漏水穴が口を開いている。この場所は梅雨の頃に補修したばかりなのだが基盤部まで穴埋め出来なくて半分ほどで閉じていた部分が再度顕在化してしまった。
 優先順位は筆頭なのだが、いつ降り出すやも分からない不安定な空模様では手を出せない。天候が安定してからじっくりと補修するしかない大物漏水部である。

 上の池水面を覆っていたアオコは流されたのか綺麗な水面になってはいたものの、天候不順が続いている事もあってかトンボの種類も数も少なかった。

フジバカマ開花

2021-08-20 | 小父のお隣さん
 水見回りの途中、泥水池の中ほどのフジバカマの群落に開花が見られた。自宅の株も突端のバタフライガーデンも開花はしていないので早い開花には違いない。
 この開花の早さがアサギマダラの来訪時期と合わなくて、周辺にアサギマダラの便りが聞かれる頃には花は終わっている有様の群落なのである。実生苗の群落なので素性がそうなのかどうか判断しかねるけれど、ここの開花真っ盛りでもアサギマダラにゃちと早い。かくして小生の思惑は空振りしている群落の開花である。